26年度診療報酬改定

【中医協ウォッチング】地域包括医療病棟入院料、算定要件を見直しへ

ADL低下患者「5%未満」緩和で一致

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ
〔編集部から〕2026年度診療報酬改定に向け、中央社会保険医療協議会(中医協)総会で個別改定項目に関する議論が始まっています。本特集では、中医協総会における議論のポイントをレポート形式で掲載するとともに、専門家による深掘り解説や速報などをお届けします。

今回のポイント

  • ・地域包括医療病棟入院料の算定要件が議論された
  • ・診療側委員はアウトカム指標「退院時のADL低下患者割合5%未満」の緩和を求めた
  • ・支払側委員も緩和に向け柔軟な対応で同意した

議論の概要:第624回中医協総会

 11月5日の第624回中医協総会では、2024年度改定で新設された「地域包括医療病棟入院料」の算定実態が報告された。診療側委員からは現行の算定条件が厳し過ぎるとの意見が相次ぎ、見直しについて支払側委員もおおむね賛同した。

村上 和巳(むらかみ かずみ)

医療ジャーナリスト/日本医学ジャーナリスト協会理事

医療専門紙の記者を経て、2001年からフリーランスのジャーナリストとして活動。医療、災害・防災、国際紛争を中心に、各種メディアで執筆活動を行う。共著に、東日本大震災から3年目をレポートした『震災以降』、一般向けにがんの知識をまとめた『二人に一人ががんになる』がある。

村上 和巳
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