アステラス製薬は本日(12月18日)、ファイザーと共同で開発を進めている抗体薬物複合体(ADC)エンホルツマブ ベドチン(商品名パドセブ)と抗PD-1抗体ペムブロリズマブ(キイトルーダ)の併用療法について、シスプラチン適応の筋層浸潤性膀胱がん(MIBC)患者を対象とした第Ⅲ相EV-304試験(KEYNOTE-B15試験)の中間解析において良好な結果が得られたと発表した。(関連記事「膀胱がんへのパドセブ+キイトルーダ、EMAが申請受理」) 同試験では、シスプラチンを用いた化学療法に適応のあるMIBC患者を対象に、術前術後の補助療法としてのエンホルツマブ ベドチン+ペムブロリズマブ併用療法と、現在の標準治療である術前補助化学療法(ゲムシタビン+シスプラチン併用)を比較。その結果、主要評価項目とした無イベント生存(EFS)、副次評価項目とした全生存(OS)において、統計学的に有意かつ臨床的に意義のある改善を示した。 安全性は、既存の治療レジメンで報告されているプロファイルと同等だった。