グラクソ・スミスクラインは本日(12月22日)、抗インターロイキン(IL)-5抗体デペモキマブ(商品名エキシデンサー皮下注100mg、同皮下注100mgシリンジ)について、①気管支喘息(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない重症または難治の患者に限る)、②鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎(既存治療で効果不十分な患者に限る)-を適応症として製造販売承認を取得したと発表した。(関連記事「重症喘息および鼻茸を伴う慢性鼻副鼻腔炎に対するdepemokimabを承認申請」) 今回の承認は、第Ⅲ相試験SWIFTおよびANCHORの良好な結果に基づくもの。これらの試験では、標準治療+プラセボ群とデペモキマブを26週間隔で投与する群で、有効性と安全性を検討した。SWIFT-1 およびSWIFT-2 試験では、デペモキマブ群で臨床的に重要な喘息増悪の年間発現率が有意に減少。さらに、ANCHOR-1 およびANCHOR-2 試験では、デペモキマブ群で主要評価項目とした鼻茸スコアおよび鼻閉症状スコアの有意な改善が示された。