中外製薬は昨日(12月22日)、抗悪性腫瘍剤/抗PDL1ヒト化モノクローナル抗体アテゾリズマブ(商品名テセントリク点滴静注)について、切除不能な胸腺がんに対する適応拡大の承認を取得したと発表した。希少がんである胸腺がんに対し、国内で初めて承認された免疫チェックポイント阻害薬となる。(関連記事「アテゾリズマブ、胸腺がんへの適応拡大を申請」) 今回の承認は、切除不能な胸腺がんに対する一次治療として、標準化学療法(カルボプラチン+パクリタキセル)へのアテゾリズマブ上乗せの有効性と安全性を評価した医師主導国内第Ⅱ相試験MARBLEに基づくもの。