日本イーライリリーは昨日(12月22日)、経口選択的エストロゲン受容体分解薬(SERD)イムルネストラントトシル(商品名イムルリオ錠200mg)について、内分泌療法後に増悪したESR1遺伝子変異を有するホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能または再発乳がんの適応で承認を取得したと発表した。(関連記事「〔ASCO 2025〕Imlunestrant、ER+HER2-局所乳がんの患者報告アウトカム改善」) 同薬は、一部の乳がん患者に見られるESR1遺伝子変異によって過剰に活性化したエストロゲン受容体に結合。働きを阻害・分解することで、がんの進行を抑制する。また、1日1回投与の経口薬である。