発生機序に応じた治療選択を 本ガイダンスは、日本化学療法学会および日本感染症学会が中心となり策定された、グラム陰性薬剤耐性菌(AMR)感染症に対する標的治療の指針である。 経験的治療ではなく、薬剤耐性菌が検出、あるいは強く疑われた場合における適切な抗菌薬選択を目的としている。対象菌種は、基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)産生腸内細菌目細菌、AmpC型βラクタマーゼ(AmpC)産生菌、カルバペネム耐性腸内細菌目細菌(CRE)、多剤耐性緑膿菌・アシネトバクター、Stenotrophomonas maltophilia、バクテロイデス属、インフルエンザ菌など多岐にわたる。概要を下記に示す。