鉄欠乏は心不全の転帰増悪リスク、PPIが関与か
PCABはより高リスク? PPIの代替に?
鉄欠乏の心不全例では死亡リスク1.4倍
「鉄欠乏」を合併する心不全(HF)例は少なくない。
英国でHF疑い連続登録4,456例を調べたところ「鉄欠乏」の合併率は、貧血を呈するHF例では43~68%、貧血を認めないHF例でも15~35%に及んだ(JAMA Cardiol 2016; 1: 539-547)。
そして「鉄欠乏」を合併すると、HF例の転帰は増悪する。
欧州HF 1,506例〔左室駆出率(EF)のレベルは問わない〕を1.92年(中央値)観察したデータでは、鉄欠乏「合併」で「非合併」に比べ死亡ハザード比は1.42の有意高値となっていた(95%CI 1.14~1.77、Am Heart J 2013; 165: 575-582)。
問題は、EF低下/軽度低下HF(HFr/mrEF)例における「鉄欠乏」を是正しても心血管(CV)転帰は改善しないという点である(後述)。そのため「鉄欠乏」は「予防」が重要となる。
そのような観点から興味深い論文が5月13日、J Card Failで公表された。著者はオランダ・University of GroningenのMats Kutscher氏ら。
HFrEFの3例に1例が服用していたプロトンポンプ阻害薬(PPI)に、「鉄欠乏」リスク上昇の恐れがあるという。
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