薬剤詳細データ 一般名 チオペンタールナトリウム 製品名 ラボナール注射用0.5g 薬効名 全身麻酔剤 エビでやんす論文検索 添付文書(抜粋) 添付文書の抜粋となっています。 最新の添付文書はこちらよりご参照ください 薬剤名 ラボナール注射用0.5g yj-code 1115400X2023 添付文書No 1115400X1027_2_03 改定年月 2020-02 版 一般名 チオペンタールナトリウム 薬効分類名 全身麻酔剤 用法・用量 〈静脈内投与〉 溶液濃度:2.5%水溶液(5%溶液は静脈炎を起こすことがある) 投与量・投与法:調製したチオペンタール水溶液を静脈より注入する。 本剤の用量や静注速度は年齢・体重とは関係が少なく個人差があるため一定ではないが、大体の基準は次のとおり。 全身麻酔の導入 最初に2~4mL(2.5%溶液で50~100mg)を注入して患者の全身状態、抑制状態等を観察し、その感受性より追加量を決定する。次に患者が応答しなくなるまで追加注入し、応答がなくなった時の注入量を就眠量とする。更に就眠量の半量ないし同量を追加注入した後、他の麻酔法に移行する。なお、気管内に挿管する場合は筋弛緩剤を併用する。 短時間麻酔 患者とコンタクトを保ちながら最初に2~3mL(2.5%溶液で50~75mg)を10~15秒位の速度で注入後30秒間麻酔の程度、患者の全身状態を観察する。更に必要ならば2~3mLを同速度で注入し、患者の応答のなくなった時の注入量を就眠量とする。なお、手術に先立ち、更に2~3mLを同速度で分割注入すれば、10~15分程度の麻酔が得られる。 短時間で手術が終了しない場合は、注射針を静脈中に刺したまま呼吸、脈拍、血圧、角膜反射、瞳孔対光反射等に注意しながら手術の要求する麻酔深度を保つように1~4mL(2.5%溶液で25~100mg)を分割注入する(1回の最大使用量は1gまでとする)。 精神神経科における電撃療法の際の麻酔 通常、12mL(2.5%溶液で300mg)をおよそ25~35秒で注入し、必要な麻酔深度に達したことを確かめた後、直ちに電撃療法を行う。 併用使用 本剤は局所麻酔剤あるいは吸入麻酔剤と併用することができる。通常、2~4mL(2.5%溶液で50~100mg)を間歇的に静脈内注入する。点滴投与を行う場合は静脈内点滴麻酔法に準ずる。 痙攣時における使用 患者の全身状態を観察しながら、通常、2~8mL(2.5%溶液で50~200mg)を痙攣が止まるまで徐々に注入する。 精神神経科における診断(麻酔インタビュー) 1分間に約1mLの速度で3~4mL注入し入眠させる。その後2~10分で呼びかければ覚醒し、質問に答えるようになればインタビューを実施する。その後は1分間約1mLの速度で追加注入する。 場合により次のような方法を用いる。 〈直腸内注入〉 溶液濃度:10%水溶液 投与量:体重kg当たり20~40mg(10%溶液で0.2~0.4mL/kg)を基準とする。 注入法:溶液を注射器に入れ、注射器の先に導尿用カテーテルをつけ肛門より直腸に挿入し、注腸する。注入後15分で麻酔に入り、約1時間持続する。 〈筋肉内注射〉 溶液濃度:2.0~2.5%水溶液、特に7歳以下の小児に対しては2%溶液を使用する(2.5%以上の濃度は組織の壊死を起こす危険がある)。 筋注部位:大腿筋肉、上腕部筋肉など筋肉の多い部位を選んで注射する。 投与量:体重kg当たり20mg(2%溶液で1mL/kg)を基準とする。 投与法:一度に全量を注入してはならず、全量を2~3等分して、5分ごとに必要に応じて追加投与する。注入後5~15分で麻酔に入り、約40~50分程度持続する。 効能・効果 全身麻酔 全身麻酔の導入 局所麻酔剤・吸入麻酔剤との併用 精神神経科における電撃療法の際の麻酔 局所麻酔剤中毒・破傷風・子癇等に伴う痙攣 精神神経科における診断(麻酔インタビュー) 相互作用:併用禁忌 相互作用:併用注意 中枢神経抑制剤呼吸抑制作用、降圧作用、中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。併用する場合には、用量に注意する。相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 血圧降下剤降圧作用、中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。併用する場合には、用量に注意する。相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 MAO阻害剤中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。併用する場合には、用量に注意する。相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 三環系抗うつ剤降圧作用、中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。また、三環系抗うつ剤の作用が減弱することがある。併用する場合には、用量に注意する。相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 中枢性筋弛緩剤(クロルフェネシンカルバミン酸エステル等) 中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。併用する場合には、用量に注意する。相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 スルホニル尿素系血糖降下剤中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。併用する場合には、用量に注意する。相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 抗パーキンソン剤(レボドパ等)中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。併用する場合には、用量に注意する。相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 ジスルフィラム中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。また、併用により、重篤な低血圧があらわれたとの報告がある。異常が認められた場合には、本剤を減量するなど適切な処置を行う。ジスルフィラムは本剤の代謝を阻害する。 クマリン系抗凝血剤(ワルファリンカリウム等)抗凝血作用が減弱することがある。頻回にプロトロンビン値の測定を行い、クマリン系抗凝血剤の用量を調節する。本剤は肝の薬物代謝酵素を誘導し、クマリン系抗凝血剤の代謝を促進する。 副作用:重大な副作用 1: ショック(0.1%未満)、アナフィラキシー(頻度不明)-蕁麻疹、呼吸困難、チアノーゼ、血圧低下等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。2: 呼吸停止、呼吸抑制(頻度不明)-呼吸停止、呼吸抑制、舌根沈下、咽・喉頭痙攣、気管支痙攣、咳嗽(発作)、しゃっくりがあらわれた場合には、直ちに気道の確保、酸素吸入等の処置とともに、筋弛緩剤の投与等、適切な処置を行うこと。 副作用:その他副作用 循環器 -不整脈、頻脈-血圧低下過敏症 -皮疹その他 -術中運動不安、術中興奮、筋緊張、唾液・気道分泌増加精神神経系 -悪心、嘔吐、頭痛、めまい、流涙、ふるえ、痙攣、興奮、複視、尿閉、倦怠感、不快感-顔面潮紅、しびれ感 年代別 ※令和4年度データ 性別・年代別 区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~ 男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 性別・年代別グラフ 都道府県別 ※令和4年度データ 地方区分別(7) 地方区分名 合計 北海道0東北0関東0中部0近畿0中国・四国0九州0合計0 地方区分別(14) 地方区分名 合計 北海道0北東北0南東北0北関東0南関東0甲信越0北陸0東海0関西0中国0四国0北九州0南九州0沖縄0合計0 都道府県別 都道府県名 合計 北海道0青森県0岩手県0宮城県0秋田県0山形県0福島県0茨城県0栃木県0群馬県0埼玉県0千葉県0東京都0神奈川県0新潟県0富山県0石川県0福井県0山梨県0長野県0岐阜県0静岡県0愛知県0三重県0滋賀県0京都府0大阪府0兵庫県0奈良県0和歌山県0鳥取県0島根県0岡山県0広島県0山口県0徳島県0香川県0愛媛県0高知県0福岡県0佐賀県0長崎県0熊本県0大分県0宮崎県0鹿児島県0沖縄県0合計0