薬剤詳細データ

一般名

フェノバルビタール

製品名

フェノバールエリキシル0.4%

薬効名

催眠鎮静剤,抗不安剤

添付文書(抜粋)

添付文書の抜粋となっています。

最新の添付文書はこちらよりご参照ください

薬剤名

フェノバールエリキシル0.4%

yj-code

1125004S1030

添付文書No

1125003B2031_1_34

改定年月

2024-02

第2版

一般名

フェノバルビタール

薬効分類名

催眠・鎮静・抗けいれん剤


用法・用量

効能又は効果 用法及び用量 不眠症 フェノバルビタールとして、通常成人1回30~200mgを就寝前に経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 不安緊張状態の鎮静 フェノバルビタールとして、通常成人1日30~200mgを1~4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 てんかんのけいれん発作 自律神経発作、精神運動発作

効能・効果

不眠症 不安緊張状態の鎮静 てんかんのけいれん発作 強直間代発作(全般けいれん発作、大発作)、焦点発作(ジャクソン型発作を含む) 自律神経発作、精神運動発作

相互作用:併用禁忌

〈製剤共通〉


ボリコナゾール(ブイフェンド)タダラフィル(肺高血圧症を適応とする場合:アドシルカ)マシテンタン(オプスミット)チカグレロル(ブリリンタ)アルテメテル・ルメファントリン(リアメット配合錠)ダルナビル・コビシスタット(プレジコビックス配合錠)


ドラビリン


(ピフェルトロ)


イサブコナゾニウム


(クレセンバ)


これらの薬剤の代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。


ミフェプリストン・ミソプロストール


(メフィーゴ)


ミフェプリストンの代謝が促進され、血中濃度が低下し効果が減弱するおそれがあるので、本剤の影響がなくなるまで投与しないこと。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。


リルピビリン(エジュラント)


リルピビリンの代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。


ニルマトレルビル・リトナビル


(パキロビッド)


ニルマトレルビル及びリトナビルの血中濃度が低下し、抗ウイルス作用の消失や耐性出現のおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。


リルピビリン・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン(オデフシィ配合錠)


リルピビリン及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。


ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド(ビクタルビ配合錠)


ビクテグラビル及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するため、この薬剤の効果が減弱し、この薬剤に対する耐性が発現する可能性がある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。


ダルナビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド(シムツーザ配合錠)


ダルナビル、コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。


エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド(ゲンボイヤ配合錠)


エルビテグラビル、コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。


ソホスブビル・ベルパタスビル(エプクルーサ配合錠)


ソホスブビル及びベルパタスビルの血中濃度が低下するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。


ドルテグラビル・リルピビリン(ジャルカ配合錠)


ドルテグラビル及びリルピビリンの血中濃度が低下するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びUGT1A1誘導作用による。


カボテグラビル


(ボカブリア)


カボテグラビルの血中濃度が低下するおそれがある。


本剤のUGT1A1誘導作用によると考えられている。


〈エリキシル0.4%〉


ジスルフィラム(ノックビン)シアナミド(シアナマイド)プロカルバジン塩酸塩


これらの薬剤とのアルコール反応(顔面潮紅、血圧降下、悪心、頻脈、めまい、呼吸困難、視力低下等)を起こすおそれがある。


エリキシル剤はエタノールを含有しているため。


相互作用:併用注意

〈製剤共通〉


中枢神経抑制剤


フェノチアジン誘導体、バルビツール酸誘導体、トランキライザー、トピラマート等


抗ヒスタミン剤


ジフェンヒドラミン等


アルコール


相互に作用が増強されることがあるので、減量するなど注意すること。


相加的中枢神経抑制作用による。


MAO阻害剤


相互に作用が増強されることがあるので、減量するなど注意すること。


機序不明


三環系抗うつ剤


イミプラミン等


四環系抗うつ剤


マプロチリン等


(1)相互に作用が増強されることがあるので、減量するなど注意すること。(2)これらの抗うつ剤の血中濃度が低下することがある 。


(1)相加的中枢神経抑制作用による。(2)本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。


メチルフェニデート


本剤の血中濃度が上昇することがあるので、本剤を減量するなど注意すること。


メチルフェニデートが肝代謝を抑制すると考えられている。


バルプロ酸


(1)本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強されることがある。(2)バルプロ酸の血中濃度が低下することがある 。


(3)バルプロ酸による高アンモニア血症の発現リスクが高まるおそれがある 。


(1)バルプロ酸が肝代謝を抑制する。(2)本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。


(3)機序不明


スチリペントール


(1)本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強されることがある。


(2)スチリペントールの血中濃度が低下することがある 。


(1)スチリペントールが肝代謝を抑制する。


(2)本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。


クロバザム


(1)本剤の血中濃度が上昇することがある。(2)クロバザムの血中濃度が低下することがある 。


(1)機序不明(2)本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。


イリノテカン


イリノテカンの活性代謝物の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、併用を避けることが望ましい。


本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。


主にCYP3Aの基質となる薬剤


アゼルニジピンイグラチモドイマチニブカルバマゼピンシクロスポリンゾニサミドタクロリムスフェロジピンベラパミルモンテルカスト等副腎皮質ホルモン剤


デキサメタゾン等


卵胞ホルモン剤・黄体ホルモン剤


ノルゲストレル・エチニルエストラジオール等


PDE5阻害剤


タダラフィル(勃起不全、前立腺肥大症に伴う排尿障害を適応とする場合:シアリス、ザルティア)、シルデナフィル、バルデナフィル


これらの薬剤の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、用量に注意すること 。


本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。


アミノフィリン水和物クロラムフェニコールテオフィリンパロキセチンフレカイニド


メトロニダゾール


これらの薬剤の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、用量に注意すること 。


本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。


ラモトリギンデフェラシロクスカナグリフロジンラルテグラビル


これらの薬剤の血中濃度が低下することがある 。


本剤がこれらの薬剤のグルクロン酸抱合を促進する。


ルフィナミド


これらの薬剤の血中濃度が低下することがある 。


機序不明


アピキサバン


これらの薬剤の血中濃度が低下することがある 。


本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。


ソホスブビルレジパスビル・ソホスブビルグレカプレビル・ピブレンタスビルテノホビル アラフェナミド


これらの薬剤の血中濃度が低下することがある 。


本剤のP糖蛋白誘導作用による。


ドルテグラビルドルテグラビル・ラミブジンドルテグラビル・アバカビル・ラミブジン


ドルテグラビルの血中濃度が低下するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用及びUGT1A1誘導作用による。


レナカパビルナトリウム


レナカパビルの血漿中濃度が低下する可能性があり、レナカパビルの効果が減弱し、レナカパビルに対する耐性が発現する可能性がある。本剤との併用は推奨されない。


本剤の中程度のCYP3A、P-gp及びUGT1A1誘導作用による。


ドキシサイクリン


ドキシサイクリンの血中濃度半減期が短縮することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。


クマリン系抗凝血剤


ワルファリン


クマリン系抗凝血剤の作用が減弱することがあるので、通常より頻回に血液凝固時間の測定を行い、クマリン系抗凝血剤の用量を調整すること。


本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。


アルベンダゾール


アルベンダゾールの活性代謝物の血中濃度が低下し、効果が減弱することがある。


機序不明


利尿剤


チアジド系降圧利尿剤等


起立性低血圧が増強されることがあるので、減量するなど注意すること。


機序は不明であるが、高用量の本剤は血圧を低下させることがある。


アセタゾラミド


クル病、骨軟化症があらわれやすい。


本剤によるビタミンDの不活性化促進、又はアセタゾラミドによる腎尿細管障害、代謝性アシドーシス等が考えられている。


アセトアミノフェン


本剤の長期連用者は、アセトアミノフェンの代謝物による肝障害を生じやすくなる。


本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用により、アセトアミノフェンから肝毒性を持つN-アセチル-p-ベンゾキノンイミンへの代謝が促進されると考えられている。


セイヨウオトギリソウ(St.John’s Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品


本剤の代謝が促進され血中濃度が低下するおそれがあるので、本剤投与時はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないよう注意すること。


セイヨウオトギリソウの肝薬物代謝酵素誘導作用によると考えられている。


リオチロニンナトリウム


レボチロキシンナトリウム水和物


これらの薬剤の血中濃度を低下させることがあるので、併用する場合にはこれらの薬剤を増量するなど慎重に投与すること。


本剤は甲状腺ホルモンの異化を促進すると考えられている。


本剤を減量又は中止する場合には、これらの薬剤の血中濃度の上昇に注意すること。


本剤を減量又は中止する場合には、これらの薬剤の血中濃度の上昇に注意すること。


〈エリキシル0.4%〉


N-メチルテトラゾールチオメチル基を有するセフェム系抗生物質


セフメノキシム塩酸塩等


メトロニダゾール


これらの薬剤とのアルコール反応(顔面潮紅、悪心、頻脈、多汗、頭痛等)を起こすおそれがある。


エリキシル剤はエタノールを含有しているため。


副作用:重大な副作用

1: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)、紅皮症(剥脱性皮膚炎)(頻度不明)

-発熱、紅斑、水疱・びらん、瘙痒感、咽頭痛、眼充血、口内炎等の異常が認められた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。2: 過敏症症候群(頻度不明)

-初期症状として発疹、発熱がみられ、さらにリンパ節腫脹、肝機能障害等の臓器障害、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。3: 依存性(頻度不明)

-連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、不安、不眠、けいれん、悪心、幻覚、妄想、興奮、錯乱又は抑うつ状態等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。,,,4: 顆粒球減少(頻度不明)、血小板減少(頻度不明)

5: 肝機能障害(頻度不明)

-AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがある。,6: 呼吸抑制(頻度不明)

-,,

副作用:その他副作用


過敏症 -猩紅熱様発疹、麻疹様発疹、中毒疹様発疹
血液 -血小板減少、巨赤芽球性貧血
肝臓 -AST・ALT・γ-GTPの上昇等の肝機能障害、黄疸
腎臓 -蛋白尿等の腎障害
精神神経系 -眠気、アステリキシス(asterixis)、眩暈、頭痛、せん妄、昏迷、鈍重、構音障害、知覚異常、運動失調、精神機能低下、興奮、多動
消化器 -食欲不振
骨・歯 -クル病 、骨軟化症 、歯牙の形成不全 、低カルシウム血症
内分泌系 -甲状腺機能検査値(血清T4値等)の異常
その他 -血清葉酸値の低下、ヘマトポルフィリン尿 、発熱

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 1,226,574 540,690 298,210 310,316 199,727 37,225 31,294 18,196 26,823 17,366 0 0
女性 1,091,668 417,979 216,403 272,327 173,255 88,165 46,945 6,890 21,536 14,108 0 0
合計 2,740,657 958,669 514,613 582,643 372,982 125,390 78,239 25,086 48,359 31,474 0 0
男性 1,226,574 540,690 298,210 310,316 199,727 37,225 31,294 18,196 26,823 17,366 0 0
女性 1,091,668 417,979 216,403 272,327 173,255 88,165 46,945 6,890 21,536 14,108 0 0
合計 2,740,657 958,669 514,613 582,643 372,982 125,390 78,239 25,086 48,359 31,474 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道216,252
東北451,436
関東826,558
中部229,395
近畿526,896
中国・四国214,697
九州275,422
合計2,740,657
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道216,252
北東北122,648
南東北236,534
北関東174,294
南関東652,264
甲信越59,840
北陸49,954
東海197,361
関西449,136
中国151,742
四国62,955
北九州88,341
南九州135,185
沖縄103,792
合計2,740,657
都道府県別
都道府県名 合計
北海道216,252
青森県91,867
岩手県92,254
宮城県108,347
秋田県30,781
山形県33,056
福島県95,131
茨城県94,582
栃木県34,832
群馬県44,880
埼玉県107,777
千葉県120,385
東京都271,884
神奈川県152,218
新潟県39,415
富山県6,902
石川県14,080
福井県28,972
山梨県14,841
長野県5,584
岐阜県39,476
静岡県47,879
愛知県32,246
三重県77,760
滋賀県10,366
京都府45,158
大阪府177,165
兵庫県98,614
奈良県80,961
和歌山県36,872
鳥取県48,730
島根県7,632
岡山県33,789
広島県29,711
山口県31,880
徳島県10,757
香川県35,682
愛媛県15,331
高知県1,185
福岡県46,566
佐賀県3,075
長崎県5,100
熊本県33,600
大分県0
宮崎県32,888
鹿児島県102,297
沖縄県51,896
合計2,740,657
更新予告まとめ