薬剤詳細データ

一般名

デスラノシド

製品名

ジギラノゲン注0.4mg

薬効名

強心利尿剤

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薬剤名

ジギラノゲン注0.4mg

yj-code

2113401A1053

添付文書No

2113401A1053_1_10

改定年月

2022-10

第1版

一般名

デスラノシド

薬効分類名

強心利尿剤


用法・用量

○デスラノシドとして、通常、成人に対して 1. 急速飽和療法(飽和量:0.8〜1.6mg) 初回0.4〜0.6mg、以後0.2〜0.4mgを2〜4時間ごとに静脈内(または筋肉内)注射し、十分効果のあらわれるまで続ける。ただし、筋肉内注射は疼痛を伴う。 2. 比較的急速飽和療法 1日0.4〜0.6mgを静脈内(または筋肉内)注射し、十分効果のあらわれるまで2〜4日間続ける。ただし、筋肉内注射は疼痛を伴う。 3.維持療法 1日0.2〜0.3mgを静脈内(または筋肉内)注射する。ただし、筋肉内注射は疼痛を伴う。 ○デスラノシドとして、通常、小児に対して 1. 急速飽和療法 新生児・低出生体重児:1日0.03〜0.05mg/kgを3〜4回に分割、静脈内(または筋肉内)注射する。2歳以下:1日0.04〜0.06mg/kgを3〜4回に分割、静脈内(または筋肉内)注射する。2歳以上:1日0.02〜0.04mg/kgを3〜4回に分割、静脈内(または筋肉内)注射する。一般に2日で飽和し以後維持量とする。ただし、筋肉内注射は疼痛を伴う。 2. 維持療法 飽和量の1/4を静脈内(または筋肉内)注射する。ただし、筋肉内注射は疼痛を伴う。

効能・効果

次の疾患にもとづくうっ血性心不全(肺水腫、心臓喘息などを含む) 先天性心疾患、弁膜疾患、高血圧症、虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症など)肺性心(肺血栓・塞栓症、肺気腫、肺線維症などによるもの)その他の心疾患(心膜炎、心筋疾患など)、腎疾患、甲状腺機能亢進症ならびに低下症など 心房細動・粗動による頻脈、発作性上室性頻拍 次の際における心不全及び各種頻脈の予防と治療 手術、急性熱性疾患、出産、ショック、急性中毒

相互作用:併用禁忌

ジスルフィラム


ノックビン


シアナミド


シアナマイド


顔面紅潮、血圧低下、胸部圧迫感、心悸亢進、呼吸困難、失神、頭痛、悪心、嘔吐、めまい、痙攣等があらわれるおそれがある。


本剤はエタノールを含有しているため、ジスルフィラム・シアナミド-アルコール反応を起こすおそれがある。


相互作用:併用注意

カルシウム注射剤


グルコン酸カルシウム水和物(カルチコール注射液等)


L-アスパラギン酸カルシウム


塩化カルシウム水和物


治療上やむを得ないと判断される場合を除き、併用しないこと。静注により急激に血中カルシウム濃度が上昇すると、心毒性が急激に発現するおそれがある。カルシウム値の補正に用いるなど、やむを得ず投与する場合には、低濃度で緩徐に投与するなど注意すること。


心筋細胞内カルシウム濃度の上昇により、本剤の心筋収縮作用が増強される。


スキサメトニウム塩化物水和物


(スキサメトニウム、レラキシン)


治療上やむを得ないと判断される場合を除き、併用しないこと。併用により重篤な不整脈を起こすおそれがある。


スキサメトニウム塩化物水和物の血中カリウム増加作用又はカテコールアミン放出が原因と考えられている。


利尿剤


カリウム排泄型利尿剤


チアジド系利尿剤


エタクリン酸


クロルタリドン


フロセミド等


アセタゾラミド


本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。


過度の利尿により、血中カリウム値が低下しやすくなるおそれがある。


抗生物質製剤


アムホテリシンB


エンビオマイシン


本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。


これらの薬物により血中カリウム値が低下するためと考えられている。


ポリスチレンスルホン酸塩


本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。


腸内のカリウムイオンとのイオン交換により、血中カリウム値が低下するおそれがある。


強心剤


アムリノン


本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。


過度の利尿により低カリウム血症が起こるためと考えられている。


強心剤


メタラミノール


本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。


薬力学的相互作用により不整脈があらわれるおそれがある。


副腎皮質ホルモン剤


本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。


副腎皮質ホルモンにより低カリウム血症が起こるためと考えられている。


カルシウム経口剤


カルシウム含有製剤


高カロリー輸液等


本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。


これらの薬剤により血中カルシウム値が上昇するためと考えられている。


ビタミンD製剤


カルシトリオール等


本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。


ビタミンD製剤により血中カルシウム値が上昇するためと考えられている。


血圧降下剤


グアネチジン


レセルピン系薬剤


本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。


薬力学的相互作用により、伝導抑制の増強、徐脈の誘発があらわれるおそれがある。


β-遮断剤


プロプラノロール


アテノロール


カルベジロール等


本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。


薬力学的相互作用により、伝導抑制の増強、徐脈の誘発があらわれるおそれがある。また、カルベジロールではジゴキシンの血中濃度が上昇するとの報告がある。


交感神経刺激剤


アドレナリン


オルシプレナリン


イソプレナリン等


本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。


薬力学的相互作用により不整脈があらわれるおそれがある。


不整脈用剤


アミオダロン


キニジン


ピルメノール


フレカイニド


ピルジカイニド


プロパフェノン


ベプリジル等


本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。


ジゴキシンの腎排泄が抑制され、血中濃度が上昇するとの報告がある。また、薬力学的相互作用により、刺激伝導抑制等があらわれるおそれがある。


抗甲状腺製剤


チアマゾール


プロピルチオウラシル


本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。


甲状腺機能亢進の改善に伴いクリアランスが正常になるため、ジゴキシンの血中濃度が上昇するとの報告がある。


カルシウム拮抗剤


ベラパミル


ジルチアゼム


ニフェジピン等


本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。


ジゴキシンの腎排泄が抑制され、血中濃度が上昇するとの報告がある。


解熱・鎮痛・消炎剤


インドメタシン


ジクロフェナク


メチアジン酸等


本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。


ジゴキシンの腎排泄が抑制され、血中濃度が上昇するとの報告がある。


シクロスポリン


本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。


ジゴキシンの腎排泄が抑制され、血中濃度が上昇するとの報告がある。


化学療法剤


イトラコナゾール


スルファメトキサゾール・トリメトプリム


本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。


ジゴキシンの腎排泄が抑制され、血中濃度が上昇するとの報告がある。


HMG-CoA還元酵素阻害剤


フルバスタチン


本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。


機序は不明であるが、ジゴキシンの最高血中濃度が上昇するとの報告がある。


トラゾドン


本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。


機序は不明であるが、ジゴキシンの血中濃度が上昇するとの報告がある。


利尿剤


スピロノラクトン


本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。


ジゴキシンの腎排泄が抑制され、血中濃度が上昇するとの報告がある。


カルバマゼピン


本剤の作用を減弱するおそれがあるので、併用する場合には本剤の血中濃度をモニターするなど慎重に投与すること。


併用後、ジゴキシンの血中濃度が低下するとの報告がある。


抗生物質製剤


リファンピシン


本剤の作用を減弱するおそれがあるので、併用する場合には本剤の血中濃度をモニターするなど慎重に投与すること。


肝薬物代謝酵素誘導により、ジゴキシンの血中濃度が低下するとの報告がある。


甲状腺製剤


乾燥甲状腺


レボチロキシン


リオチロニン


本剤の作用を減弱するおそれがあるので、併用する場合には本剤の血中濃度をモニターするなど慎重に投与すること。


甲状腺機能低下の改善に伴いクリアランスが正常になるため、ジゴキシンの血中濃度が低下するとの報告がある。


アカルボース


本剤の作用を減弱するおそれがあるので、併用する場合には本剤の血中濃度をモニターするなど慎重に投与すること。


併用によりジゴキシンの血中濃度の低下が認められたとの報告がある。


セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort, セント・ジョーンズ・ワート)含有食品


本剤の排泄が促進され血中濃度が低下するおそれがあるので、本剤投与時はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないよう注意すること。


ジゴキシンの血中濃度が低下するとの報告がある。


ブピバカイン塩酸塩水和物


ブピバカイン塩酸塩水和物の副作用を増強するおそれがある。


薬力学的相互作用によると考えられている。


ヘパリン


ヘパリンの作用を減弱するおそれがある。


抗凝血作用に拮抗すると考えられている。


制吐作用を有する薬剤


スルピリド


メトクロプラミド


ドンペリドン等


ジギタリス中毒の症状(悪心・嘔吐、食欲不振等)を不顕化するおそれがある。


これらの薬剤の制吐作用のため本剤の中毒症状が判別しにくくなる。


副作用:重大な副作用

1: ジギタリス中毒(頻度不明)

-次のような中毒症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には減量又は休薬し、改めて少量より再投与を開始するなど適切な処置を行うこと。,,,,,2: 非閉塞性腸間膜虚血(頻度不明)

-腸管壊死に至った例も報告されているので、観察を十分に行い、激しい腹痛、血便等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

副作用:その他副作用


過敏症 -発疹、蕁麻疹、紫斑、浮腫等
その他 -女性型乳房、筋力低下

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県0
群馬県0
埼玉県0
千葉県0
東京都0
神奈川県0
新潟県0
富山県0
石川県0
福井県0
山梨県0
長野県0
岐阜県0
静岡県0
愛知県0
三重県0
滋賀県0
京都府0
大阪府0
兵庫県0
奈良県0
和歌山県0
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県0
山口県0
徳島県0
香川県0
愛媛県0
高知県0
福岡県0
佐賀県0
長崎県0
熊本県0
大分県0
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計0