薬剤詳細データ

一般名

【般】カンデサルタン8mg・ヒドロクロロチアジド配合錠

製品名

エカード配合錠HD

薬効名

血圧降下剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

エカード配合錠HD

yj-code

2149111F2024

添付文書No

2149111F1028_2_07

改定年月

2024-08

第4版

一般名

カンデサルタンシレキセチル・ヒドロクロロチアジド錠

薬効分類名

持続性アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬/利尿薬配合剤


用法・用量

成人には1日1回1錠(カンデサルタン シレキセチル/ヒドロクロロチアジドとして4mg/6.25mg又は8mg/6.25mg)を経口投与する。本剤は高血圧治療の第一選択薬として用いない。

効能・効果

高血圧症

相互作用:併用禁忌

アリスキレンフマル酸塩


ラジレス(糖尿病患者に使用する場合。ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く。)


非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている。


レニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。


デスモプレシン酢酸塩水和物


ミニリンメルト(男性における夜間多尿による夜間頻尿)


低ナトリウム血症が発現するおそれがある。


いずれも低ナトリウム血症が発現するおそれがある。


相互作用:併用注意

カリウム保持性利尿剤


スピロノラクトントリアムテレン等


エプレレノンカリウム補給剤


血清カリウム値が上昇することがある。


カンデサルタン シレキセチルのアルドステロン分泌抑制作用によりカリウム貯留作用が増強することによる。危険因子:特に腎機能障害のある患者


利尿剤


フロセミドトリクロルメチアジド等


利尿剤で治療を受けている患者に本剤を初めて投与する場合、降圧作用が増強するおそれがあるので、少量から開始するなど慎重に投与すること。


利尿剤で治療を受けている患者にはレニン活性が亢進している患者が多く、カンデサルタン シレキセチルが奏効しやすい。危険因子:特に最近利尿剤投与を開始した患者


バルビツール酸誘導体


起立性低血圧が増強することがある。


左記薬剤の中枢抑制作用と本剤の降圧作用による。


あへんアルカロイド系麻薬


起立性低血圧が増強することがある。


あへんアルカロイドの大量投与で血圧下降があらわれることが報告されている。


アルコール


起立性低血圧が増強することがある。


血管拡張作用を有するアルコールとの併用により降圧作用が増強する可能性がある。


昇圧アミン


ノルアドレナリンアドレナリン


昇圧アミンの作用が減弱することがある。手術前の患者に使用する場合、本剤の一時休薬等の処置を講ずること。


チアジド系薬剤は昇圧アミンに対する血管壁の反応性を低下させることが報告されている。


ツボクラリン及びその類似作用物質


ツボクラリン塩化物塩酸塩水和物パンクロニウム臭化物


ツボクラリン及びその類似作用物質の麻痺作用が増強することがある。手術前の患者に使用する場合、本剤の一時休薬等の処置を講ずること。


ヒドロクロロチアジドによる血清カリウム値の低下により、左記薬剤の神経・筋遮断作用が増強すると考えられている。


降圧作用を有する他の薬剤


β-遮断剤ニトログリセリン等


降圧作用が増強するおそれがある。降圧剤の用量調節等に注意すること。


作用機序の異なる降圧作用により互いに協力的に作用する。


アリスキレンフマル酸塩


腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがある。eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンフマル酸塩との併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること。


レニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。


アンジオテンシン変換酵素阻害剤


腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがある。


レニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。


ジギタリス剤


ジゴキシンジギトキシン


ジギタリスの心臓に対する作用が増強し、不整脈等が起こることがある。血清カリウム値に十分注意すること。


ヒドロクロロチアジドによる血清カリウム値の低下により、多量のジギタリスが心筋Na-K ATPaseに結合し、心収縮力増強と不整脈が起こる。マグネシウム低下も同様の作用を示す。


乳酸ナトリウム


チアジド系薬剤による代謝性アルカローシス、低カリウム血症が増強することがある。


ヒドロクロロチアジドによるカリウム排泄作用により低カリウム血症や代謝性アルカローシスが引き起こされることがある。アルカリ化剤である乳酸ナトリウムの併用はこの状態をさらに増強させる。


炭酸リチウム


リチウム中毒が報告されている。


腎尿細管におけるリチウムの再吸収が促進される。


糖質副腎皮質ホルモン剤ACTH


低カリウム血症が発現することがある。


ヒドロクロロチアジド及び左記薬剤ともカリウム排泄作用を持つ。


グリチルリチン製剤


血清カリウム値の低下があらわれやすくなる。


左記薬剤は低カリウム血症を主徴とした偽アルドステロン症を引き起こすことがあり、ヒドロクロロチアジドとの併用により、低カリウム血症を増強させる可能性がある。


糖尿病用剤


SU剤インスリン


糖尿病用剤の作用が著しく減弱することがある。


機序は明確ではないが、ヒドロクロロチアジドによるカリウム喪失により、膵臓のβ細胞のインスリン放出が低下すると考えられている。


コレスチラミン


チアジド系薬剤の作用が減弱することがある。


左記薬剤の吸着作用によりチアジド系薬剤の吸収が阻害されることがある。


非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)


インドメタシン等


降圧作用が減弱することがある。


非ステロイド性消炎鎮痛剤はプロスタグランジンの合成を阻害することから、血管拡張抑制等をきたし、降圧作用を減弱させる可能性があると考えられている。


非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)


インドメタシン等


腎障害のある患者では、さらに腎機能が悪化するおそれがある。


非ステロイド性消炎鎮痛剤のプロスタグランジン合成阻害作用により、腎血流量が低下するためと考えられている。


副作用:重大な副作用

1: 血管浮腫(頻度不明)

-顔面、口唇、舌、咽・喉頭等の腫脹を症状とする血管浮腫があらわれることがある。2: ショック、失神、意識消失(頻度不明)

-冷感、嘔吐、意識消失等があらわれた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。,,,,3: 急性腎障害(頻度不明)

4: 高カリウム血症(頻度不明)

5: 低ナトリウム血症(頻度不明)

-倦怠感、食欲不振、嘔気、嘔吐、意識障害等を伴う低ナトリウム血症があらわれることがある。高齢者であらわれやすい。,6: 肝機能障害、黄疸(頻度不明)

-AST、ALT、γ-GTPの上昇等の肝機能障害があらわれることがある。7: 無顆粒球症(頻度不明)

8: 横紋筋融解症(頻度不明)

-筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、このような場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。9: 間質性肺炎(頻度不明)

-発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。10: 低血糖(頻度不明)

-脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害等があらわれた場合には投与を中止すること。糖尿病治療中の患者であらわれやすい。11: 再生不良性貧血、溶血性貧血(頻度不明)

-定期的に検査を実施するなど観察を十分に行うこと。12: 壊死性血管炎(頻度不明)

13: 肺水腫、急性呼吸窮迫症候群(頻度不明)

-肺水腫があらわれることがある。また、ヒドロクロロチアジド服用後、数分から数時間以内に急性呼吸窮迫症候群が発現したとの報告がある,,,。14: 全身性エリテマトーデスの悪化(頻度不明)

15: アナフィラキシー(頻度不明)

16: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)

17: 間質性腎炎(頻度不明)

18: 急性近視、閉塞隅角緑内障(頻度不明)

-急性近視(霧視、視力低下等を含む)、閉塞隅角緑内障があらわれることがあるので、急激な視力の低下や眼痛等の異常が認められた場合には投与を中止し、速やかに眼科医の診察を受けるよう、患者に指導すること。

副作用:その他副作用


過敏症 -発疹、光線過敏症-そう痒、湿疹、蕁麻疹、呼吸困難、顔面紅潮
循環器 -めまい注)、動悸、ほてり、期外収縮-起立性低血圧、心房細動、ふらつき注)、立ちくらみ注)
精神神経系 -頭痛-頭重感、不眠、眠気、舌のしびれ感、四肢のしびれ感、知覚異常
代謝異常 -血中尿酸上昇-血中カリウム上昇、血清脂質上昇、総コレステロール上昇、高血糖症-低カリウム血症、低マグネシウム血症、低クロール性アルカローシス、血清カルシウムの上昇等の電解質失調、血清総タンパク減少
消化器 -悪心、口内炎、味覚異常、便秘、口渇-腹部不快感、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、心窩部痛、下痢、腹部疝痛、膵炎、唾液腺炎
肝臓 -ALT、LDH、Al-P、γ-GTPの上昇-ASTの上昇
皮膚 -皮膚エリテマトーデス
血液 -白血球増多、貧血-白血球減少、好酸球増多、血小板減少、紫斑
腎臓 -BUN、クレアチニンの上昇、蛋白尿
その他 -倦怠感、頻尿、浮腫、咳、血中CK上昇、CRP上昇、勃起不全、視力異常(霧視等)-鼻出血、脱力感、腰背部痛、筋肉痛、筋痙攣、高カルシウム血症を伴う副甲状腺障害、鼻閉、黄視症、耳鳴、関節痛

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 2,656,697 0 0 1,779 9,222 85,105 304,398 530,496 967,024 662,588 94,626 1,459
女性 3,429,591 0 0 0 3,181 41,884 186,439 425,755 1,112,206 1,284,403 365,465 10,258
合計 6,087,276 0 0 1,779 12,403 126,989 490,837 956,251 2,079,230 1,946,991 460,091 11,717
男性 2,656,697 0 0 1,779 9,222 85,105 304,398 530,496 967,024 662,588 94,626 1,459
女性 3,429,591 0 0 0 3,181 41,884 186,439 425,755 1,112,206 1,284,403 365,465 10,258
合計 6,087,276 0 0 1,779 12,403 126,989 490,837 956,251 2,079,230 1,946,991 460,091 11,717
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道309,172
東北528,416
関東2,082,982
中部968,084
近畿1,018,675
中国・四国559,389
九州620,558
合計6,087,276
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道309,172
北東北180,357
南東北281,783
北関東432,722
南関東1,650,260
甲信越249,940
北陸123,239
東海651,095
関西962,485
中国321,988
四国237,401
北九州467,024
南九州112,855
沖縄81,358
合計6,087,276
都道府県別
都道府県名 合計
北海道309,172
青森県98,724
岩手県66,276
宮城県100,452
秋田県81,633
山形県53,672
福島県127,659
茨城県251,147
栃木県114,304
群馬県67,271
埼玉県279,261
千葉県278,048
東京都707,593
神奈川県385,358
新潟県103,261
富山県47,060
石川県45,512
福井県30,667
山梨県42,352
長野県104,327
岐阜県101,960
静岡県124,144
愛知県368,801
三重県56,190
滋賀県63,031
京都府106,333
大阪府419,844
兵庫県265,506
奈良県61,819
和歌山県45,952
鳥取県16,330
島根県31,630
岡山県65,556
広島県132,107
山口県76,365
徳島県41,989
香川県74,343
愛媛県50,642
高知県70,427
福岡県234,874
佐賀県41,718
長崎県71,518
熊本県65,311
大分県53,603
宮崎県35,326
鹿児島県77,529
沖縄県40,679
合計6,087,276
更新予告まとめ