薬剤詳細データ

一般名

テルミサルタン/アムロジピンベシル酸塩/ヒドロクロロチアジド

製品名

ミカトリオ配合錠

薬効名

血圧降下剤

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薬剤名

ミカトリオ配合錠

yj-code

2149122F1026

添付文書No

2149122F1026_1_08

改定年月

2023-05

第3版

一般名

テルミサルタン/アムロジピンベシル酸塩/ヒドロクロロチアジド

薬効分類名

胆汁排泄型持続性AT1受容体ブロッカー/持続性Ca拮抗薬/利尿薬合剤


用法・用量

成人には1日1回1錠(テルミサルタン/アムロジピン/ヒドロクロロチアジドとして80mg/5mg/12.5mg)を経口投与する。本剤は高血圧治療の第一選択薬として用いない。

効能・効果

高血圧症

相互作用:併用禁忌

アリスキレンフマル酸塩


ラジレス(糖尿病患者に使用する場合。ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)


非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている。


テルミサルタン:レニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。


デスモプレシン酢酸塩水和物(ミニリンメルト)(男性における夜間多尿による夜間頻尿)


低ナトリウム血症が発現するおそれがある。


ヒドロクロロチアジド:いずれも低ナトリウム血症が発現するおそれがある。


相互作用:併用注意

ジギタリス剤


ジゴキシンジギトキシン


テルミサルタンとの併用により、血中ジゴキシン濃度が上昇したとの報告がある。


テルミサルタン:機序不明


ジギタリス剤


ジゴキシンジギトキシン


ヒドロクロロチアジドとの併用により、ジギタリスの心臓に対する作用を増強し、不整脈等を起こすことがある。血清カリウム値に十分注意すること。


ヒドロクロロチアジド:ヒドロクロロチアジドによる血清カリウム値の低下により多量のジギタリスが心筋Na-K ATPaseに結合し、心収縮力増強と不整脈が起こる。マグネシウム低下も同様の作用を示す。


カリウム保持性利尿剤


スピロノラクトントリアムテレン等


カリウム補給剤


血清カリウム濃度が上昇するおそれがある。


テルミサルタン:カリウム貯留作用が増強するおそれがある。危険因子:特に腎機能障害のある患者


リチウム製剤


炭酸リチウム


アンジオテンシン変換酵素阻害剤との併用により、リチウム中毒を起こすことが報告されている。


テルミサルタン:明確な機序は不明であるが、ナトリウムイオン不足はリチウムイオンの貯留を促進するといわれているため、テルミサルタンがナトリウム排泄を促進することにより起こると考えられる。


リチウム製剤


炭酸リチウム


ヒドロクロロチアジドにより、振戦、消化器愁訴等、リチウム中毒を増強することがある。


ヒドロクロロチアジド:腎におけるリチウムの再吸収を促進し、リチウムの血中濃度を上昇させる。


利尿降圧剤


フロセミド、トリクロルメチアジド等


急激な血圧低下を起こすおそれがあるので、低用量から投与を開始し、増量する場合は徐々に行うこと。


利尿降圧剤で治療を受けている患者にはレニン活性が亢進している患者が多く、本剤が奏効しやすい。


非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)


糸球体ろ過量がより減少し、腎障害のある患者では急性腎障害を引き起こす可能性がある。


テルミサルタン:プロスタグランジン合成阻害作用により、腎血流量が低下するためと考えられる。


非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)


降圧薬の効果を減弱させることが報告されている。


テルミサルタン:血管拡張作用を有するプロスタグランジンの合成が阻害されるため、降圧薬の血圧低下作用を減弱させると考えられている。


非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)


チアジド系薬剤の作用が減弱することがある。


ヒドロクロロチアジド:非ステロイド系消炎鎮痛剤のプロスタグランジン合成酵素阻害作用により、腎内プロスタグランジンが減少し、水・ナトリウムの体内貯留が生じてヒドロクロロチアジドの作用と拮抗する。


アンジオテンシン変換酵素阻害剤


急性腎障害を含む腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがある。


テルミサルタン:レニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。


アリスキレンフマル酸塩


腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがある。なお、eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンフマル酸塩との併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること。


テルミサルタン:レニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。


バルビツール酸誘導体


起立性低血圧が増強されることがある。


ヒドロクロロチアジド:これらの薬剤の中枢抑制作用と利尿剤の降圧作用による。


あへんアルカロイド系麻薬


起立性低血圧が増強されることがある。


ヒドロクロロチアジド:あへんアルカロイドの大量投与で血圧下降があらわれることが報告されている。


アルコール


起立性低血圧が増強されることがある。


ヒドロクロロチアジド:血管拡張作用を有するアルコールとの併用により降圧作用が増強される可能性がある。


昇圧アミン


ノルアドレナリンアドレナリン


昇圧アミンの作用を減弱することがある。手術前の患者に使用する場合、本剤の一時休薬等の処置を講ずること。


ヒドロクロロチアジド:チアジド系利尿剤は昇圧アミンに対する血管壁の反応性を低下させることが報告されている。


ツボクラリン及びその類似作用物質


ツボクラリン塩化物塩酸塩水和物パンクロニウム臭化物


ツボクラリン及びその類似作用物質の麻痺作用を増強することがある。手術前の患者に使用する場合、本剤の一時休薬等の処置を講ずること。


ヒドロクロロチアジド:ヒドロクロロチアジドによる血清カリウム値の低下により、これらの薬剤の神経・筋遮断作用を増強すると考えられている。


降圧作用を有する他の薬剤


β-遮断剤ニトログリセリン等


降圧作用を増強するおそれがある。降圧剤の用量調節等に注意すること。


作用機序の異なる降圧作用により互いに協力的に作用する。


CYP3A4阻害剤


エリスロマイシンジルチアゼムリトナビルイトラコナゾール等


エリスロマイシン及びジルチアゼムとの併用により、アムロジピンの血中濃度が上昇したとの報告がある。


アムロジピン:アムロジピンの代謝が競合的に阻害される可能性が考えられる。


CYP3A4誘導剤


リファンピシン等


アムロジピンの血中濃度が低下するおそれがある。


アムロジピン:アムロジピンの代謝が促進される可能性が考えられる。


グレープフルーツジュース


アムロジピンの降圧作用が増強されるおそれがある。


アムロジピン:グレープフルーツに含まれる成分がアムロジピンの代謝を阻害し、アムロジピンの血中濃度が上昇する可能性が考えられる。


シンバスタチン


アムロジピンベシル酸塩とシンバスタチン80mg(国内未承認の高用量)との併用により、シンバスタチンのAUCが77%上昇したとの報告がある。


アムロジピン:機序は不明である。


タクロリムス


アムロジピンベシル酸塩との併用によりタクロリムスの血中濃度が上昇し、腎障害等のタクロリムスの副作用が発現するおそれがある。併用時にはタクロリムスの血中濃度をモニターし、必要に応じてタクロリムスの用量を調整すること。


アムロジピン:アムロジピンとタクロリムスは、主としてCYP3A4により代謝されるため、併用によりタクロリムスの代謝が阻害される可能性が考えられる。


乳酸ナトリウム


チアジド系薬剤による代謝性アルカローシス、低カリウム血症を増強することがある。


ヒドロクロロチアジド:ヒドロクロロチアジドによるカリウム排泄作用により低カリウム血症や代謝性アルカローシスが引き起こされることがある。アルカリ化剤である乳酸ナトリウムの併用はこの状態をさらに増強させる。


糖質副腎皮質ホルモン剤ACTH


低カリウム血症が発現することがある。


ヒドロクロロチアジド:ヒドロクロロチアジド及び糖質副腎皮質ホルモン剤ともカリウム排泄作用を持つ。


グリチルリチン製剤


血清カリウム値の低下があらわれやすくなる。


ヒドロクロロチアジド:グリチルリチン製剤は低カリウム血症を主徴とした偽アルドステロン症を引き起こすことがある。したがってヒドロクロロチアジドとの併用により低カリウム血症を増強する可能性がある。


糖尿病用剤


SU剤インスリン


糖尿病用剤の作用を著しく減弱することがある。


ヒドロクロロチアジド:機序は明確ではないが、ヒドロクロロチアジドによるカリウム喪失により膵臓のβ細胞のインスリン放出が低下すると考えられている。


コレスチラミン


チアジド系薬剤の作用が減弱することがある。


ヒドロクロロチアジド:コレスチラミンの吸着作用により、チアジド系薬剤の吸収が阻害されることがある。


スルフィンピラゾン


チアジド系薬剤はスルフィンピラゾンの尿酸排泄作用に拮抗することがある。


ヒドロクロロチアジド:チアジド系利尿剤は、腎での尿酸分泌の阻害、尿酸再吸収の増大作用を有すると考えられ、スルフィンピラゾンの尿酸排泄作用に拮抗することがある。


副作用:重大な副作用

1: 血管浮腫(頻度不明)

-顔面、口唇、咽頭・喉頭、舌等の腫脹を症状とする血管浮腫があらわれ、喉頭浮腫等により呼吸困難を来した症例も報告されている。2: 高カリウム血症(頻度不明)

3: 低ナトリウム血症(頻度不明)

-倦怠感、食欲不振、嘔気、嘔吐、意識障害等を伴う低ナトリウム血症があらわれることがある。高齢者であらわれやすい。,4: 腎機能障害(頻度不明)

-急性腎障害を呈した例が報告されている。5: ショック、失神(いずれも頻度不明)、意識消失(0.5%未満)

-冷感、嘔吐、意識消失等があらわれた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。,6: 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)

-劇症肝炎、AST、ALT、Al-P、LDH、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがある。7: 低血糖(頻度不明)

-脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。糖尿病治療中の患者であらわれやすい。8: アナフィラキシー(頻度不明)

-呼吸困難、血圧低下、喉頭浮腫等が症状としてあらわれることがある。9: 再生不良性貧血、溶血性貧血(いずれも頻度不明)

10: 間質性肺炎、肺水腫、急性呼吸窮迫症候群(いずれも頻度不明)

-発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等を伴う間質性肺炎、肺水腫があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。また、ヒドロクロロチアジド服用後、数分から数時間以内に急性呼吸窮迫症候群が発現したとの報告がある,,,。11: 横紋筋融解症(頻度不明)

-筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、このような場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。12: 無顆粒球症、白血球減少、血小板減少(いずれも頻度不明)

13: 房室ブロック(頻度不明)

-徐脈、めまい等の初期症状があらわれることがある。14: 急性近視、閉塞隅角緑内障(いずれも頻度不明)

-急性近視(霧視、視力低下等を含む)、閉塞隅角緑内障があらわれることがあるので、急激な視力の低下や眼痛等の異常が認められた場合には投与を中止し、速やかに眼科医の診察を受けるよう、患者に指導すること。15: 壊死性血管炎(頻度不明)

16: 全身性エリテマトーデスの悪化(頻度不明)

副作用:その他副作用


感染症及び寄生虫症 -結膜炎、咽頭炎、鼻炎、副鼻腔炎、唾液腺炎、上気道感染、気管支炎、胃腸炎、尿路感染、膀胱炎、敗血症
血液及びリンパ系障害 -貧血
免疫系障害 -血管炎
内分泌障害 -高カルシウム血症を伴う副甲状腺障害
代謝及び栄養障害 -高尿酸血症(3.6%)、脂質異常症(0.7%)-食欲不振、糖尿病、高血糖、糖尿病のコントロール不良、高コレステロール血症、低クロール性アルカローシス、低カリウム血症、低マグネシウム血症、血清カリウム上昇、血清カリウム減少、血清カルシウムの上昇等の電解質失調
精神障害 -不眠、睡眠障害、不安感、抑うつ状態、気分動揺、知覚異常
神経系障害 -浮動性めまい、体位性めまい-頭痛、頭重、片頭痛、頭のぼんやり感、眠気、ふらつき、末梢神経障害、振戦、筋緊張亢進、味覚異常、異常感覚、錯感覚、しびれ、錐体外路症状
眼障害 -眼痛、羞明、目のチカチカ感、視覚異常、視力異常(霧視等)、黄視症
耳及び迷路障害 -耳鳴
心臓障害 -心房細動、頻脈-心悸亢進、動悸、上室性頻脈、期外収縮、洞房ブロック、洞停止、徐脈、不整脈
血管障害 -低血圧(0.7%)、起立性低血圧(0.7%)-ほてり、顔面潮紅
呼吸器、胸郭及び縦隔障害 -喘息、咳、呼吸困難、鼻出血、鼻閉、喀痰増加
胃腸障害 -口内炎、(連用により)歯肉肥厚、逆流性食道炎、腹痛、消化不良、心窩部痛、腹部不快感、嘔気、嘔吐、胃炎、鼓腸、排便回数増加、軟便、下痢、便秘、膵炎、腹水
肝胆道系障害 -AST、ALT、Al-P、LDH、γ-GTP上昇等の肝機能異常
皮膚及び皮下組織障害 -紫斑-湿疹、発疹、そう痒、蕁麻疹、紅斑、多形紅斑、光線過敏症、多汗、脱毛、皮膚変色、皮膚エリテマトーデス
筋骨格系及び結合組織障害 -背部痛、関節痛、筋肉痛、下肢痛、腱炎、筋痙攣、下肢痙攣
腎及び尿路障害 -尿管結石、排尿障害、頻尿、尿潜血陽性
生殖系及び乳房障害 -インポテンス、女性化乳房
一般・全身障害及び投与部位の状態 -口渇、疲労、倦怠感、無力症、脱力感、発熱、胸痛、疼痛、しびれ、浮腫、インフルエンザ様症状
臨床検査 -血中尿酸増加(7.2%)、血中クレアチニン増加(0.7%)、血中尿素増加(0.7%)-好酸球上昇、白血球増加、赤血球減少、ヘモグロビン減少、BUN上昇、尿中蛋白陽性、血清コレステロール上昇、血清脂質増加、尿中ブドウ糖陽性、CK上昇、CRP陽性、体重増加、体重減少

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 2,983,746 0 0 4,716 47,263 289,396 613,793 772,042 813,104 391,440 51,992 0
女性 1,584,428 0 0 0 7,086 60,321 173,339 230,728 459,976 510,987 138,703 3,288
合計 4,569,116 0 0 4,716 54,349 349,717 787,132 1,002,770 1,273,080 902,427 190,695 3,288
男性 2,983,746 0 0 4,716 47,263 289,396 613,793 772,042 813,104 391,440 51,992 0
女性 1,584,428 0 0 0 7,086 60,321 173,339 230,728 459,976 510,987 138,703 3,288
合計 4,569,116 0 0 4,716 54,349 349,717 787,132 1,002,770 1,273,080 902,427 190,695 3,288
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道231,592
東北505,894
関東1,812,042
中部618,339
近畿643,612
中国・四国334,317
九州423,318
合計4,569,116
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道231,592
北東北135,996
南東北324,663
北関東319,334
南関東1,492,708
甲信越191,626
北陸63,621
東海419,994
関西586,710
中国203,757
四国130,560
北九州228,864
南九州164,680
沖縄59,548
合計4,569,116
都道府県別
都道府県名 合計
北海道231,592
青森県91,919
岩手県45,235
宮城県157,781
秋田県44,077
山形県54,872
福島県112,010
茨城県181,508
栃木県60,014
群馬県77,812
埼玉県196,070
千葉県229,273
東京都646,258
神奈川県421,107
新潟県57,231
富山県12,903
石川県31,554
福井県19,164
山梨県24,413
長野県109,982
岐阜県49,825
静岡県130,949
愛知県182,318
三重県56,902
滋賀県23,520
京都府75,958
大阪府230,264
兵庫県184,976
奈良県34,903
和歌山県37,089
鳥取県15,524
島根県12,999
岡山県57,710
広島県79,700
山口県37,824
徳島県17,645
香川県31,151
愛媛県28,909
高知県52,855
福岡県118,106
佐賀県22,146
長崎県22,676
熊本県38,284
大分県27,652
宮崎県40,714
鹿児島県123,966
沖縄県29,774
合計4,569,116
更新予告まとめ