薬剤詳細データ

一般名

【般】ジルチアゼム塩酸塩徐放カプセル100mg

製品名

ヘルベッサーRカプセル100mg

薬効名

血管拡張剤

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薬剤名

ヘルベッサーRカプセル100mg

yj-code

2171006N1105

添付文書No

2171006N1105_1_12

改定年月

2023-07

第1版

一般名

ジルチアゼム塩酸塩徐放カプセル

薬効分類名

持続性Ca拮抗剤


用法・用量

〈狭心症、異型狭心症〉 通常、成人にはジルチアゼム塩酸塩として1日1回100mgを経口投与する。効果不十分な場合には、1日1回200mgまで増量することができる。 〈本態性高血圧症(軽症~中等症)〉 通常、成人にはジルチアゼム塩酸塩として1日1回100~200mgを経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

狭心症、異型狭心症 本態性高血圧症(軽症~中等症)

相互作用:併用禁忌

アスナプレビル(スンベプラ)


ダクラタスビル塩酸塩/アスナプレビル/ベクラブビル塩酸塩(ジメンシー)


アスナプレビルの血中濃度が上昇する。肝胆道系の副作用が発現し、また重症化するおそれがある。


本剤がCYP3Aを阻害することにより、左記薬剤の代謝が阻害される。


イバブラジン塩酸塩(コララン)


過度の徐脈があらわれることがある。


本剤がCYP3Aを阻害することにより、左記薬剤の代謝が阻害され、血中濃度が上昇する。左記薬剤の心拍数減少作用を相加的に増強する。


ロミタピドメシル酸塩(ジャクスタピッド)


ロミタピドメシル酸塩の血中濃度が著しく上昇するおそれがある。


本剤がCYP3Aを阻害することにより、左記薬剤の代謝が阻害される。


相互作用:併用注意

降圧作用を有する薬剤(降圧剤、硝酸剤等)


定期的に血圧を測定し、用量を調節する。


相加的に作用(降圧作用)を増強させると考えられる。


β遮断剤(ビソプロロールフマル酸塩、プロプラノロール塩酸塩、アテノロール等)


徐脈、房室ブロック、洞房ブロック等があらわれることがある。定期的に脈拍数を測定し、必要に応じて心電図検査を行い、異常が認められた場合には減量若しくは投与を中止する。


相加的に作用(心刺激生成・伝導抑制作用、陰性変力作用、降圧作用)を増強させると考えられる。特にジギタリス製剤との3剤併用時には注意を要する。


ラウオルフィア製剤(レセルピン等)


徐脈、房室ブロック、洞房ブロック等があらわれることがある。定期的に脈拍数を測定し、必要に応じて心電図検査を行い、異常が認められた場合には減量若しくは投与を中止する。


相加的に作用(心刺激生成・伝導抑制作用、陰性変力作用、降圧作用)を増強させると考えられる。特にジギタリス製剤との3剤併用時には注意を要する。


ジギタリス製剤(ジゴキシン、メチルジゴキシン)


徐脈、房室ブロック等があらわれることがある。また、これらの不整脈を含めジギタリス製剤の血中濃度上昇による中毒症状(悪心・嘔吐、頭痛、めまい、視覚異常等)があらわれることがある。定期的にジギタリス中毒の有無の観察、心電図検査を行い、必要に応じてジギタリス製剤の血中濃度を測定し、異常が認められた場合には減量若しくは投与を中止する。


相加的に作用(心刺激生成・伝導抑制作用)を増強させると考えられる。特にβ遮断剤との3剤併用時には注意を要する。また、本剤はジギタリス製剤の血中濃度を上昇させると考えられる。


抗不整脈薬(アミオダロン塩酸塩、メキシレチン塩酸塩等)


徐脈、房室ブロック、洞停止等があらわれることがある。定期的に脈拍数を測定し、必要に応じて心電図検査を行い、異常が認められた場合には減量若しくは投与を中止する。


相加的に作用(心刺激生成・伝導抑制作用)を増強させると考えられる。


麻酔剤(イソフルラン等)


徐脈、房室ブロック、洞停止等があらわれることがある。心電図をモニターし、異常が認められた場合には減量若しくは投与を中止する。


相加的に作用(心刺激生成・伝導抑制作用)を増強させると考えられる。


フィンゴリモド塩酸塩


フィンゴリモド塩酸塩の投与開始時に併用すると重度の徐脈や心ブロックが認められることがある。


共に徐脈や心ブロックを引き起こすおそれがある。


アプリンジン塩酸塩


両剤の血中濃度上昇による症状(徐脈、房室ブロック、洞停止、振戦、めまい、ふらつき等)があらわれることがある。定期的に臨床症状を観察し、必要に応じて心電図検査を行い、異常が認められた場合には減量若しくは投与を中止する。


共通の代謝酵素(チトクロームP450)に影響を及ぼし合い、両剤の血中濃度を上昇させると考えられる。


ジヒドロピリジン系Ca拮抗剤(ニフェジピン、アムロジピンベシル酸塩等)


ジヒドロピリジン系Ca拮抗剤の血中濃度上昇による症状(降圧作用の増強等)があらわれることがある。定期的に臨床症状を観察し、異常が認められた場合には減量若しくは投与を中止する。


これらの薬剤の代謝酵素(チトクロームP450)を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度を上昇させると考えられる。


シンバスタチン


シンバスタチンの血中濃度上昇による横紋筋融解症やミオパシーが発現することがある。定期的に臨床症状を観察し、異常が認められた場合には投与を中止する。


これらの薬剤の代謝酵素(チトクロームP450)を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度を上昇させると考えられる。


トリアゾラム


トリアゾラムの血中濃度上昇による症状(睡眠時間の延長等)があらわれることがある。定期的に臨床症状を観察し、異常が認められた場合には減量若しくは投与を中止する。


これらの薬剤の代謝酵素(チトクロームP450)を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度を上昇させると考えられる。


ミダゾラム


ミダゾラムの血中濃度上昇による症状(鎮静・睡眠作用の増強等)があらわれることがある。定期的に臨床症状を観察し、異常が認められた場合には減量若しくは投与を中止する。


これらの薬剤の代謝酵素(チトクロームP450)を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度を上昇させると考えられる。


カルバマゼピン


カルバマゼピンの血中濃度上昇による症状(眠気、悪心・嘔吐、眩暈等)があらわれることがある。定期的に臨床症状を観察し、異常が認められた場合には減量若しくは投与を中止する。


これらの薬剤の代謝酵素(チトクロームP450)を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度を上昇させると考えられる。


セレギリン塩酸塩


セレギリン塩酸塩の作用、毒性が増強することがある。定期的に臨床症状を観察し、異常が認められた場合には減量若しくは投与を中止する。


これらの薬剤の代謝酵素(チトクロームP450)を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度を上昇させると考えられる。


テオフィリン


テオフィリンの血中濃度上昇による症状(悪心・嘔吐、頭痛、不眠等)があらわれることがある。定期的に臨床症状を観察し、異常が認められた場合には減量若しくは投与を中止する。


これらの薬剤の代謝酵素(チトクロームP450)を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度を上昇させると考えられる。


シロスタゾール


シロスタゾールの作用が増強することがある。定期的に臨床症状を観察し、異常が認められた場合には減量若しくは投与を中止する。


これらの薬剤の代謝酵素(チトクロームP450)を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度を上昇させると考えられる。


アピキサバン


アピキサバンの作用が増強することがある。定期的に臨床症状を観察し、異常が認められた場合には減量若しくは投与を中止する。


これらの薬剤の代謝酵素(チトクロームP450)を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度を上昇させると考えられる。


ビノレルビン酒石酸塩


ビノレルビン酒石酸塩の作用が増強することがある。定期的に臨床症状を観察し、異常が認められた場合には減量若しくは投与を中止する。


これらの薬剤の代謝酵素(チトクロームP450)を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度を上昇させると考えられる。


シクロスポリン


シクロスポリンの血中濃度上昇による症状(腎障害等)があらわれることがある。定期的に臨床症状を観察し、また、シクロスポリンの血中濃度を測定し、異常が認められた場合には減量若しくは投与を中止する。


これらの薬剤の代謝酵素(チトクロームP450)を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度を上昇させると考えられる。


タクロリムス水和物


タクロリムスの血中濃度上昇による症状(腎障害等)があらわれることがある。定期的に臨床症状を観察し、また、タクロリムスの血中濃度を測定し、異常が認められた場合には減量若しくは投与を中止する。


これらの薬剤の代謝酵素(チトクロームP450)を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度を上昇させると考えられる。


フェニトイン


フェニトインの血中濃度上昇による症状(運動失調、めまい、眼振等)があらわれることがある。定期的に臨床症状を観察し、異常が認められた場合には減量若しくは投与を中止する。また、本剤の作用が低下することがある。


フェニトインの代謝酵素(チトクロームP450)を阻害することにより、フェニトインの血中濃度を上昇させると考えられる。また、フェニトインが本剤の代謝を促進することにより、本剤の血中濃度を低下させると考えられる。


シメチジン


本剤の血中濃度上昇による症状(降圧作用の増強、徐脈等)があらわれることがある。定期的に臨床症状を観察し、必要に応じて心電図検査を行い、異常が認められた場合には減量若しくは投与を中止する。


これらの薬剤が本剤の代謝酵素(チトクロームP450)を阻害することにより、本剤の血中濃度を上昇させると考えられる。


HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル、サキナビルメシル酸塩等)


本剤の血中濃度上昇による症状(降圧作用の増強、徐脈等)があらわれることがある。定期的に臨床症状を観察し、必要に応じて心電図検査を行い、異常が認められた場合には減量若しくは投与を中止する。


これらの薬剤が本剤の代謝酵素(チトクロームP450)を阻害することにより、本剤の血中濃度を上昇させると考えられる。


リファンピシン


本剤の作用が低下することがある。定期的に臨床症状を観察し、また、可能であれば本剤の血中濃度を測定し、異常が認められた場合には、他剤への変更あるいは本剤を増量するなどの適切な処置を行う。


リファンピシンが本剤の代謝酵素(チトクロームP450)を誘導することにより、本剤の血中濃度を低下させると考えられる。


筋弛緩剤(パンクロニウム臭化物、ベクロニウム臭化物等)


筋弛緩剤の作用が増強することがある。筋弛緩作用に注意し、異常が認められた場合には減量若しくは投与を中止する。


本剤が神経筋接合部において、シナプス前からのアセチルコリン放出を抑制させると考えられる。


副作用:重大な副作用

1: 完全房室ブロック、高度徐脈等(いずれも頻度不明)

-初期症状として徐脈、めまい、ふらつき等があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、アトロピン硫酸塩水和物、イソプレナリン等の投与や必要に応じて心臓ペーシング等の適切な処置を行うこと。,2: うっ血性心不全(頻度不明)

-異常が認められた場合には投与を中止し、強心剤の投与等の適切な処置を行うこと。3: 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、紅皮症(剥脱性皮膚炎)、急性汎発性発疹性膿疱症(いずれも頻度不明)

-紅斑、水疱、膿疱、そう痒、発熱、粘膜疹等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。4: 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)

-AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがある。

副作用:その他副作用


循環器 -徐脈、房室ブロック、顔面潮紅、めまい、動悸、浮腫-洞停止、血圧低下、胸痛-洞房ブロック
精神神経系 -倦怠感、頭痛、頭重感、脱力感、眠気、不眠-パーキンソン様症状、こむらがえり
肝臓 -AST上昇、ALT上昇-黄疸-ALP上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇、肝腫大
過敏症 -発疹、そう痒、多形性紅斑様皮疹-蕁麻疹-光線過敏症、膿疱
消化器 -胃部不快感、便秘、腹痛、胸やけ、嘔気、軟便、下痢、口渇-食欲不振
血液 -血小板減少、白血球減少
その他 -歯肉肥厚、女性化乳房、しびれ

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 13,616,221 0 3,977 16,303 79,361 397,146 1,284,247 2,497,054 4,905,367 3,849,430 576,986 6,350
女性 18,242,339 0 1,406 12,121 50,108 373,270 1,163,969 2,275,215 6,020,345 6,535,531 1,763,504 46,870
合計 31,859,382 0 5,383 28,424 129,469 770,416 2,448,216 4,772,269 10,925,712 10,384,961 2,340,490 53,220
男性 13,616,221 0 3,977 16,303 79,361 397,146 1,284,247 2,497,054 4,905,367 3,849,430 576,986 6,350
女性 18,242,339 0 1,406 12,121 50,108 373,270 1,163,969 2,275,215 6,020,345 6,535,531 1,763,504 46,870
合計 31,859,382 0 5,383 28,424 129,469 770,416 2,448,216 4,772,269 10,925,712 10,384,961 2,340,490 53,220
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道1,026,622
東北2,550,769
関東11,174,934
中部5,599,612
近畿4,928,030
中国・四国2,276,174
九州4,303,241
合計31,859,382
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道1,026,622
北東北1,233,211
南東北1,090,241
北関東1,333,150
南関東9,841,784
甲信越1,249,212
北陸608,357
東海4,190,871
関西4,479,202
中国1,394,589
四国881,585
北九州3,664,811
南九州469,790
沖縄337,280
合計31,859,382
都道府県別
都道府県名 合計
北海道1,026,622
青森県803,356
岩手県227,317
宮城県499,273
秋田県429,855
山形県197,215
福島県393,753
茨城県711,559
栃木県295,886
群馬県325,705
埼玉県1,619,900
千葉県1,579,201
東京都3,947,602
神奈川県2,695,081
新潟県684,257
富山県216,969
石川県282,109
福井県109,279
山梨県233,016
長野県331,939
岐阜県778,449
静岡県1,162,467
愛知県1,801,127
三重県448,828
滋賀県302,312
京都府719,721
大阪府1,862,289
兵庫県905,582
奈良県442,375
和歌山県246,923
鳥取県93,958
島根県143,824
岡山県250,442
広島県607,445
山口県298,920
徳島県211,245
香川県213,721
愛媛県266,218
高知県190,401
福岡県1,981,854
佐賀県191,131
長崎県418,694
熊本県718,952
大分県354,180
宮崎県250,759
鹿児島県219,031
沖縄県168,640
合計31,859,382
更新予告まとめ