薬剤詳細データ

一般名

ベラパミル塩酸塩

製品名

ベラパミル塩酸塩錠40mg「ツルハラ」

薬効名

Ca++拮抗性不整脈・虚血性心疾患治療剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

ベラパミル塩酸塩錠40mg「ツルハラ」

yj-code

2171008F1126

添付文書No

2171008F1126_1_08

改定年月

2022-09

第1版

一般名

ベラパミル塩酸塩

薬効分類名

Ca++拮抗性不整脈・虚血性心疾患治療剤


用法・用量

成人:〈頻脈性不整脈(心房細動・粗動、発作性上室性頻拍)〉通常成人、1 回1~2錠(ベラパミル塩酸塩として1回40~80㎎)を、1 日3回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜減量する。〈狭心症、心筋梗塞(急性期を除く)、その他の虚血性心疾患〉通常成人、1回1~2錠(ベラパミル塩酸塩として1回40~80㎎)を、1日3回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 小児:〈頻脈性不整脈(心房細動・粗動、発作性上室性頻拍)〉通常、小児には、ベラパミル塩酸塩として1日3~6㎎/㎏(ただし、1日240㎎を超えない)を、1日3回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜減量する。

効能・効果

成人:○頻脈性不整脈(心房細動・粗動、発作性上室性頻拍)○狭心症、心筋梗塞(急性期を除く)、その他の虚血性心疾患 小児:○頻脈性不整脈(心房細動・粗動、発作性上室性頻拍)

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

血圧降下剤


血圧の低下が増強することがある。


本剤と血圧降下剤の血管拡張作用が増強される。


β-遮断剤


ラウオルフィア製剤


心機能の低下や徐脈があらわれることがある。自覚症状、心電図等に注意し、異常が認められた場合には、本剤又は相手薬剤を減量又は中止するなど適切な処置を行うこと。


本剤は陰性変力作用や房室結節、洞結節を抑制する作用を有し、両者の心抑制作用が相互に増強される。特にジギタリス製剤との3剤併用時には注意すること。


抗不整脈剤


キニジン硫酸塩水和物


プロカインアミド塩酸塩


リドカイン


ピルシカイニド塩酸塩水和物


フレカイニド酢酸塩等


低カリウム血症を起こすおそれがある薬剤


利尿剤等


徐脈、房室ブロックがあらわれることがあり、高度の不整脈に発展させることがある。自覚症状、心電図等に注意し、異常が認められた場合には、本剤又は相手薬剤を減量又は中止すること。


相加的な抗不整脈作用の増強や低カリウム血症により催不整脈作用が生じる。


ジギタリス製剤


ジゴキシン


メチルジゴキシン等


高度の徐脈、房室ブロック等の徐脈性不整脈があらわれることがある。また、これらの不整脈を含めたジギタリスの血中濃度上昇による中毒症状(悪心・嘔吐、食欲不振、頭痛、疲労、倦怠感等)があらわれることがある。定期的に心電図検査を行い、ジギタリスの中毒症状の有無を確認し、必要に応じてジギタリスの血中濃度を測定する。異常が認められた場合には、両剤を減量又は中止するなど適切な処置を行うこと。


相加的な房室結節・洞結節抑制作用の増強やジギタリスの心刺激作用により不整脈が生じる。特にβ-遮断剤との3剤併用時には注意すること。また、ジギタリスの血中濃度の上昇は本剤のジギタリスの腎排泄抑制によるものと考えられる。


ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩


ダビガトランの抗凝固作用が増強することがあるので、ダビガトランエテキシラートの用量調節や投与間隔を考慮するなど、投与方法に十分注意すること。


ダビガトランの血中濃度を上昇させる。


吸入麻酔薬


心機能の低下や徐脈があらわれることがある。脈拍数、心電図等に注意し、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。


本剤は陰性変力作用や房室結節、洞結節を抑制する作用を有し、両剤の心抑制作用が相互に増強される。


リトナビル


本剤のAUCが3倍を超えることが予測されるので、本剤を減量するとともに血中濃度のモニターや診察の回数を増やすなど慎重に投与すること。


相手薬剤によるチトクロームP450(CYP3A4)に対する競合的阻害作用により、本剤の血中濃度を上昇させる。


インジナビル硫酸塩エタノール付加物


アタザナビル硫酸塩


キヌプリスチン・ダルホプリスチン


本剤の血中濃度が上昇し、副作用を増強するおそれがある。


相手薬剤によるチトクロームP450(CYP3A4)に対する競合的阻害作用により、本剤の血中濃度を上昇させる。


イトラコナゾール


ミコナゾール


本剤の血中濃度を上昇させることがある。


相手薬剤のチトクロームP450(CYP3A4)の阻害作用により、本剤の代謝が阻害され、血中濃度を上昇させる。


アプリンジン塩酸塩


アプリンジンの血中濃度が上昇することがある。異常が認められた場合には、アプリンジンを減量又は中止するなど適切な処置を行うこと。


本剤によるチトクロームP450(CYP3A4)に対する競合的阻害作用により、相手薬剤の血中濃度を上昇させる。


カルバマゼピン


カルバマゼピンの血中濃度が上昇し、中毒症状(めまい、頭痛等)があらわれることがある。カルバマゼピンの血中濃度に注意し、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。


本剤によるチトクロームP450(CYP3A4)に対する競合的阻害作用により、相手薬剤の血中濃度を上昇させる。


ミダゾラム


ミダゾラムの血中濃度が上昇することがある。異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。


本剤によるチトクロームP450(CYP3A4)に対する競合的阻害作用により、相手薬剤の血中濃度を上昇させる。


セレギリン塩酸塩


セレギリンの作用を増強し、毒性が大幅に増強する可能性がある。


本剤によるチトクロームP450(CYP3A4)に対する競合的阻害作用により、相手薬剤の血中濃度を上昇させる。


シクロスポリン


シクロスポリンの血中濃度が上昇することがある。シクロスポリンの血中濃度に注意し、異常が認められた場合には、シクロスポリンを減量又は中止すること。


本剤によるチトクロームP450(CYP3A4)に対する競合的阻害作用により、相手薬剤の血中濃度を上昇させる。


パクリタキセル


パクリタキセルの血中濃度が上昇することがある。異常が認められた場合には、パクリタキセルを減量、投与間隔を延長又は中止するなど適切な処置を行うこと。


本剤によるチトクロームP450(CYP3A4)に対する競合的阻害作用により、相手薬剤の血中濃度を上昇させる。


ビノレルビン酒石酸塩


ビノレルビンの血中濃度が上昇することがある。


本剤によるチトクロームP450(CYP3A4)に対する競合的阻害作用により、相手薬剤の血中濃度を上昇させる。


ゲフィチニブ


ゲフィチニブの血中濃度が上昇し、副作用を増強するおそれがある。


本剤によるチトクロームP450(CYP3A4)に対する競合的阻害作用により、相手薬剤の血中濃度を上昇させる。


エレトリプタン臭化水素酸塩


エレトリプタンの血中濃度が上昇することがある。


本剤によるチトクロームP450(CYP3A4)に対する競合的阻害作用により、相手薬剤の血中濃度を上昇させる。


テオフィリン


アミノフィリン水和物


コリンテオフィリン


テオフィリンの血中濃度が上昇することがある。テオフィリンの血中濃度に注意し、異常が認められた場合には、テオフィリン製剤を減量又は中止するなど適切な処置を行うこと。


本剤による肝薬物代謝酵素阻害作用により、テオフィリンのクリアランスが低下するため、テオフィリンの血中濃度を上昇させる。


リファンピシン


フェニトイン


フェノバルビタール


本剤の作用が減弱することがある。


相手薬剤のチトクロームP450(CYP3A4)の誘導作用により、本剤の血中濃度を低下させる。


ダントロレンナトリウム


高カリウム血症や心機能低下が生じることがある。


機序は不明である。


グレープフルーツジュース


本剤の血中濃度を上昇させることがある。異常が認められた場合には、本剤を減量するなど適切な処置を行うこと。また、グレープフルーツジュースとの同時服用をしないよう注意すること。


グレープフルーツジュースに含まれる成分のチトクロームP450(CYP3A4)の阻害作用により、本剤の血中濃度を上昇させる。


副作用:重大な副作用

1: 循環器障害(頻度不明)

-心不全、洞停止、房室ブロック、徐脈、意識消失があらわれることがある。2: 皮膚障害(頻度不明)

-皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形滲出性紅斑、乾癬型皮疹等の重篤な皮膚障害があらわれることがある。観察を十分に行い、発熱、紅斑、瘙痒感、眼充血、口内炎等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

副作用:その他副作用


循環器 -房室伝導時間の延長、頭痛、めまい、血圧低下
過敏症 -発疹
消化器 -便秘、悪心・嘔吐-食欲不振
口腔 -歯肉肥厚
肝臓 -AST、ALTの上昇等
内分泌 -血中プロラクチンの上昇、男性における血中黄体形成ホルモン・血中テストステロンの低下、女性型乳房
その他 -浮腫

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県0
群馬県0
埼玉県0
千葉県0
東京都0
神奈川県0
新潟県0
富山県0
石川県0
福井県0
山梨県0
長野県0
岐阜県0
静岡県0
愛知県0
三重県0
滋賀県0
京都府0
大阪府0
兵庫県0
奈良県0
和歌山県0
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県0
山口県0
徳島県0
香川県0
愛媛県0
高知県0
福岡県0
佐賀県0
長崎県0
熊本県0
大分県0
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計0
更新予告まとめ