薬剤詳細データ

一般名

ニフェジピン徐放錠

製品名

ニフェジピンCR錠10mg「三和」

薬効名

持続性Ca拮抗剤(高血圧・狭心症治療剤)

添付文書(抜粋)

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薬剤名

ニフェジピンCR錠10mg「三和」

yj-code

2171014G3120

添付文書No

2171014G3120_1_03

改定年月

2024-03

第1版

一般名

ニフェジピン徐放錠

薬効分類名

持続性Ca拮抗剤(高血圧・狭心症治療剤)


用法・用量

〈高血圧症〉 通常、成人にはニフェジピンとして20〜40mgを1日1回経口投与する。ただし、1日10〜20mgより投与を開始し、必要に応じ漸次増量する。なお、1日40mgで効果不十分な場合には、1回40mg1日2回まで増量できる。 〈腎実質性高血圧症、腎血管性高血圧症〉 通常、成人にはニフェジピンとして20〜40mgを1日1回経口投与する。ただし、1日10〜20mgより投与を開始し、必要に応じ漸次増量する。 〈狭心症、異型狭心症〉 通常、成人にはニフェジピンとして40mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じ適宜増減するが、最高用量は1日1回60mgとする。

効能・効果

高血圧症、腎実質性高血圧症、腎血管性高血圧症 狭心症、異型狭心症

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

他の降圧剤


レセルピン、メチルドパ水和物、プラゾシン塩酸塩等


相互に血圧低下作用を増強することがある。患者の状態を注意深く観察し、過度の血圧低下が認められた場合、本剤又は他の降圧剤を減量若しくは中止するなど適切な処置を行う。


薬理学的な相加・相乗作用によるものと考えられている。


β遮断剤


アテノロール、アセブトロール塩酸塩、プロプラノロール塩酸塩等


相互に作用を増強することがある。患者の状態を注意深く観察し、過度の血圧低下や心不全等の症状が認められた場合、本剤又はβ遮断剤を減量若しくは中止するなど適切な処置を行う。


薬理学的な相加・相乗作用によるものと考えられている。


ジゴキシン


ジゴキシンの血中濃度が上昇することがある。ジゴキシン中毒症状(悪心・嘔吐、頭痛、視覚異常、不整脈等)が認められた場合、症状に応じジゴキシンの用量を調節又は本剤の投与を中止するなど適切な処置を行う。


機序は完全には解明されていないが、ジゴキシンの腎及び腎外クリアランスが減少するためと考えられている。


シメチジン


本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強されることがある。患者の状態を注意深く観察し、過度の血圧低下や頻脈等の症状が認められた場合、本剤を減量又はシメチジンの投与を中止するなど適切な処置を行う。


シメチジンが肝血流量を低下させ、本剤の肝ミクロソームでの酵素代謝を抑制する一方で、胃酸を低下させ、本剤の吸収を増加させるためと考えられている。


ジルチアゼム


本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強されることがある。患者の状態を注意深く観察し、過度の血圧低下等の症状が認められた場合、本剤を減量又はジルチアゼムの投与を中止するなど適切な処置を行う。


発現機序の詳細は不明であるが、ジルチアゼムが本剤の肝代謝(チトクロームP-450酵素系)反応を抑制し、クリアランスを低下させるためと考えられている。


トリアゾール系抗真菌剤


イトラコナゾール、フルコナゾール等


本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強されることがある。患者の状態を注意深く観察し、過度の血圧低下や浮腫等の症状が認められた場合、本剤を減量又はトリアゾール系抗真菌剤の投与を中止するなど適切な処置を行う。


発現機序の詳細は不明であるが、トリアゾール系抗真菌剤が本剤の肝代謝(チトクロームP-450酵素系)反応を抑制し、クリアランスを低下させるためと考えられている。


リファンピシンフェニトインカルバマゼピン


本剤の有効血中濃度が得られず、作用が減弱することがある。患者の状態を注意深く観察し、血圧上昇や狭心症発作の悪化等の症状が認められた場合、他剤への変更又はリファンピシン、フェニトイン、カルバマゼピンの投与を中止するなど適切な処置を行う。


リファンピシン、フェニトイン、カルバマゼピンにより誘導された肝薬物代謝酵素(チトクロームP-450)が本剤の代謝を促進し、クリアランスを上昇させるためと考えられている。


タクロリムス


タクロリムスの血中濃度が上昇することがある。患者の状態を注意深く観察し、腎機能障害等の症状が認められた場合、タクロリムスの用量を調節又は本剤の投与を中止するなど適切な処置を行う。


発現機序の詳細は不明であるが、本剤がタクロリムスの肝代謝(チトクロームP-450酵素系)反応を抑制し、クリアランスを低下させるためと考えられている。


シクロスポリン


歯肉肥厚があらわれやすいとの報告がある。患者の状態を注意深く観察し、歯肉肥厚が認められた場合、本剤又はシクロスポリンの投与を中止するなど適切な処置を行う。


発現機序の詳細は不明であるが、両剤の相加的な作用によるものと考えられている。


HIVプロテアーゼ阻害剤


サキナビル、リトナビル等


本剤のAUCが上昇することが予想される。患者の状態を注意深く観察し、過度の血圧低下等の症状が認められた場合、本剤を減量するなど適切な処置を行う。


発現機序の詳細は不明であるが、本剤とこれらの薬剤の肝代謝酵素が同じ(CYP3A4)であるため、競合的に拮抗し、本剤の代謝が阻害される可能性があると考えられている。


キヌプリスチン・ダルホプリスチン


本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強されるおそれがある。患者の状態を注意深く観察し、過度の血圧低下等の症状が認められた場合、本剤を減量するなど適切な処置を行う。


キヌプリスチン・ダルホプリスチンが、CYP3A4を阻害し、本剤のクリアランスを低下させるためと考えられている。


硫酸マグネシウム水和物(注射剤)


過度の血圧低下や神経筋伝達遮断の増強があらわれることがある。


併用により降圧作用や神経筋伝達遮断作用が増強されると考えられている。


グレープフルーツジュース


本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強されることがある。患者の状態を注意深く観察し、過度の血圧低下等の症状が認められた場合、本剤を減量するなど適切な処置を行う。またグレープフルーツジュースとの同時服用をしないように注意する。


グレープフルーツジュースに含まれる成分が、CYP3A4を阻害し、本剤のクリアランスを低下させるためと考えられている。


副作用:重大な副作用

1: 紅皮症(はく脱性皮膚炎)(頻度不明)

2: 無顆粒球症、血小板減少(いずれも頻度不明)

3: 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)

-AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがある。4: 意識障害(頻度不明)

-血圧低下に伴う一過性の意識障害があらわれることがある。

副作用:その他副作用


肝臓 -AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、LDH上昇-黄疸
腎臓 -BUN上昇、クレアチニン上昇
循環器 -顔面潮紅、熱感、潮紅、動悸、浮腫(下肢、顔面等)、頻脈、頻尿-のぼせ、血圧低下、起立性低血圧-胸部痛、発汗、悪寒
精神神経系 -頭痛、めまい、倦怠感、不眠、異常感覚-振戦-眠気、脱力感、筋痙攣、四肢しびれ感
消化器 -悪心・嘔吐、便秘、下痢、腹部不快感、胸やけ-口渇-上腹部痛、食欲不振、鼓腸
過敏症 -発疹、そう痒-光線過敏症、紫斑、血管浮腫
口腔 -歯肉肥厚
代謝異常 -高血糖
血液 -貧血-白血球減少-血小板減少
呼吸器 -呼吸困難、咳嗽、鼻出血、鼻閉
その他 -視力異常(霧視等)、関節痛-女性化乳房、眼痛、筋肉痛、関節腫脹、勃起不全

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県0
群馬県0
埼玉県0
千葉県0
東京都0
神奈川県0
新潟県0
富山県0
石川県0
福井県0
山梨県0
長野県0
岐阜県0
静岡県0
愛知県0
三重県0
滋賀県0
京都府0
大阪府0
兵庫県0
奈良県0
和歌山県0
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県0
山口県0
徳島県0
香川県0
愛媛県0
高知県0
福岡県0
佐賀県0
長崎県0
熊本県0
大分県0
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計0
更新予告まとめ