薬剤詳細データ

一般名

エゼチミブ

製品名

エゼロス配合錠LD「サワイ」

薬効名

小腸コレステロールトランスポーター阻害剤/HMG-CoA還元酵素阻害剤配合剤

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薬剤名

エゼロス配合錠LD「サワイ」

yj-code

21891A1F1031

添付文書No

21891A1F1031_1_01

改定年月

2024-08

第1版

一般名

エゼチミブ

薬効分類名

小腸コレステロールトランスポーター阻害剤/HMG-CoA還元酵素阻害剤配合剤


用法・用量

通常、成人には1日1回1錠(エゼチミブ/ロスバスタチンとして10mg/2.5mg又は10mg/5mg)を食後に経口投与する。

効能・効果

高コレステロール血症、家族性高コレステロール血症

相互作用:併用禁忌

シクロスポリン:


(サンディミュン、ネオーラル)


,


シクロスポリンを投与されている心臓移植患者にロスバスタチンを併用したとき、シクロスポリンの血中濃度に影響はなかったが、ロスバスタチンのAUC0-24hrが健康成人に単独で反復投与したときに比べて約7倍上昇したとの報告がある。


シクロスポリンがOATP1B1及びBCRP等の機能を阻害する可能性がある。


相互作用:併用注意

フィブラート系薬剤:


ベザフィブラート等


フェノフィブラートとロスバスタチンの併用においては、いずれの薬剤の血中濃度にも影響はみられていない。しかし一般に、HMG-CoA還元酵素阻害剤との併用で、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。


フィブラート系薬剤、ロスバスタチン共に横紋筋融解症の報告がある。危険因子:腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる患者


ニコチン酸


一般に、HMG-CoA還元酵素阻害剤との併用で、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。


危険因子:腎機能障害のある患者


アゾール系抗真菌薬:


イトラコナゾール等


一般に、HMG-CoA還元酵素阻害剤との併用で、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。


危険因子:腎機能障害のある患者


マクロライド系抗生物質:


エリスロマイシン等


一般に、HMG-CoA還元酵素阻害剤との併用で、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。


危険因子:腎機能障害のある患者


クマリン系抗凝固剤:


ワルファリン等


エゼチミブとの併用によりプロトロンビン時間国際標準比(INR)の上昇がみられた。また、ロスバスタチンとの併用により抗凝血作用が増強することがあるとの報告がある。本剤を併用する場合は、本剤の投与開始時及び用量変更時にも頻回にINR値等を確認し、必要に応じてワルファリンの用量を調節する等、注意深く投与すること。


機序:不明


制酸剤:


水酸化マグネシウム・水酸化アルミニウム


ロスバスタチンとの併用によりロスバスタチンの血中濃度が約50%に低下することが報告されている。ロスバスタチン投与後2時間経過後に制酸剤を投与した場合には、ロスバスタチンの血中濃度は非併用時の約80%であったとの報告がある。


機序:不明


ロピナビル・リトナビルアタザナビル/リトナビルダルナビル/リトナビルグレカプレビル・ピブレンタスビル


ロスバスタチンとロピナビル・リトナビルを併用したときロスバスタチンのAUCが約2倍、Cmaxが約5倍、アタザナビル及びリトナビル両剤とロスバスタチンを併用したときロスバスタチンのAUCが約3倍、Cmaxが7倍、ダルナビル及びリトナビル両剤とロスバスタチンを併用したときロスバスタチンのAUCが約1.5倍、Cmaxが約2.4倍上昇したとの報告がある。またロスバスタチンとグレカプレビル・ピブレンタスビルを併用したとき、ロスバスタチンのAUCが約2.2倍、Cmaxが約5.6倍上昇したとの報告がある。


左記薬剤がOATP1B1及びBCRPの機能を阻害する可能性がある。


ダクラタスビルアスナプレビルダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル


ロスバスタチンとダクラタスビル、アスナプレビル、又はダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビルを併用したとき、ロスバスタチンの血中濃度が上昇したとの報告がある。


ダクラタスビル、ベクラブビルがOATP1B1、1B3及びBCRPの機能を阻害する可能性がある。また、アスナプレビルがOATP1B1、1B3の機能を阻害する可能性がある。


グラゾプレビル/エルバスビル


ロスバスタチンとグラゾプレビル及びエルバスビルを併用したとき、ロスバスタチンのAUCが約2.3倍、Cmaxが約5.5倍上昇した。


左記薬剤がBCRPの機能を阻害する可能性がある。


ソホスブビル・ベルパタスビル


ロスバスタチンとベルパタスビルを併用したとき、ロスバスタチンのAUCが約2.7倍、Cmaxが約2.6倍上昇したとの報告がある。


ベルパタスビルがOATP1B1、1B3及びBCRPの機能を阻害する可能性がある。


ダロルタミド


ロスバスタチンとダロルタミドを併用したとき、ロスバスタチンのAUCが5.2倍、Cmaxが5.0倍上昇したとの報告がある。


ダロルタミドがOATP1B1、1B3及びBCRPの機能を阻害する可能性がある。


レゴラフェニブ


ロスバスタチンとレゴラフェニブを併用したとき、ロスバスタチンのAUCが3.8倍、Cmaxが4.6倍上昇したとの報告がある。


レゴラフェニブがBCRPの機能を阻害する可能性がある。


カプマチニブ塩酸塩水和物


ロスバスタチンとカプマチニブ塩酸塩水和物を併用したとき、ロスバスタチンのAUCが約2.1倍、Cmaxが約3.0倍上昇したとの報告がある。


カプマチニブ塩酸塩がBCRPの機能を阻害することにより、ロスバスタチンの血中濃度が増加する可能性がある。


バダデュスタット


ロスバスタチンとバダデュスタットを併用したとき、ロスバスタチンのAUCが約2.5倍、Cmaxが約2.7倍上昇したとの報告がある。


バダデュスタットがBCRPの機能を阻害することにより、ロスバスタチンの血中濃度が増加する可能性がある。


フェブキソスタット


ロスバスタチンとフェブキソスタットを併用したとき、ロスバスタチンのAUCが約1.9倍、Cmaxが約2.1倍上昇したとの報告がある。


フェブキソスタットがBCRPの機能を阻害することにより、ロスバスタチンの血中濃度が増加する可能性がある。


エルトロンボパグ


ロスバスタチンとエルトロンボパグを併用したとき、ロスバスタチンのAUCが約1.6倍上昇したとの報告がある。


エルトロンボパグがOATP1B1及びBCRPの機能を阻害する可能性がある。


ホスタマチニブナトリウム水和物


ロスバスタチンとホスタマチニブナトリウム水和物を併用したとき、ロスバスタチンのAUCが1.96倍、Cmaxが1.88倍上昇したとの報告がある。


ホスタマチニブナトリウム水和物がBCRPの機能を阻害する可能性がある。


ロキサデュスタット


ロスバスタチンとロキサデュスタットを併用したとき、ロスバスタチンのAUCが2.93倍、Cmaxが4.47倍上昇したとの報告がある。


ロキサデュスタットがOATP1B1及びBCRPの機能を阻害する可能性がある。


タファミジス


ロスバスタチンとタファミジスを併用したとき、ロスバスタチンのAUCが1.97倍、Cmaxが1.86倍上昇したとの報告がある。


タファミジスがBCRPの機能を阻害する可能性がある。


陰イオン交換樹脂:


コレスチミド


コレスチラミン等


エゼチミブとの併用によりエゼチミブの血中濃度の低下がみられた。本剤は陰イオン交換樹脂の投与前2時間あるいは投与後4時間以上の間隔をあけて投与すること。


機序:エゼチミブが陰イオン交換樹脂と結合し、吸収が遅延あるいは減少する可能性がある。


承認用量外の用量における試験結果に基づく。


承認用量外の用量における試験結果に基づく。


副作用:重大な副作用

1: 過敏症(頻度不明)

-アナフィラキシー、血管浮腫、発疹を含む過敏症状があらわれたとの報告がある。2: 多形紅斑(頻度不明)

3: 横紋筋融解症(頻度不明)

-筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれ、急性腎障害等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、このような場合には直ちに投与を中止すること。4: ミオパチー(頻度不明)

-広範な筋肉痛、高度な脱力感や著明なCKの上昇があらわれた場合には投与を中止すること。5: 免疫介在性壊死性ミオパチー(頻度不明)

-ロスバスタチン投与中に近位筋脱力、CK高値、炎症を伴わない筋線維の壊死、抗HMG-CoA還元酵素(HMGCR)抗体陽性等を特徴とする免疫介在性壊死性ミオパチーがあらわれ、投与中止後も持続する例が報告されているので、患者の状態を十分に観察すること。なお、免疫抑制剤投与により改善がみられたとの報告例がある。6: 肝炎、肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)

-肝炎、AST、ALTの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。7: 血小板減少(頻度不明)

8: 間質性肺炎(頻度不明)

-長期投与であっても、発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。9: 末梢神経障害(頻度不明)

-四肢の感覚鈍麻、しびれ感等の感覚障害、疼痛、あるいは筋力低下等の末梢神経障害があらわれることがある。10: 重症筋無力症(頻度不明)

-重症筋無力症(眼筋型、全身型)が発症又は悪化することがある。

副作用:その他副作用


感染症及び寄生虫症 -結膜炎、口腔ヘルペス、帯状疱疹
精神障害 -悪夢、睡眠障害、不眠症、抑うつ
神経系障害 -感覚鈍麻-しびれ、健忘、坐骨神経痛、錯感覚、頭痛、浮動性めまい
心臓障害 -期外収縮、動悸
胃腸障害 -便秘-悪心、腹痛、口内炎、口内乾燥、嘔吐、胃炎、胃食道逆流性疾患、膵炎、下痢、鼓腸放屁、消化不良、腹部膨満
肝胆道系障害 -胆石症、胆嚢炎
皮膚及び皮下組織障害 -発疹、紅斑-アレルギー性皮膚炎、そう痒症、湿疹、蕁麻疹、苔癬様皮疹
筋骨格系及び結合組織障害 -背部痛、四肢不快感-関節痛、筋肉痛、筋力低下、筋痙縮、四肢痛
腎及び尿路障害 -腎機能障害、蛋白尿
一般・全身障害及び投与部位の状態 -胸痛、疼痛、疲労、浮腫(顔面・四肢)、無力症
臨床検査 -ALT増加、肝機能検査異常-γ-GTP増加、HbA1c増加、血中CK増加、血中尿酸増加-AST増加、BUN増加、アミラーゼ増加、血圧上昇、血小板数減少、血中TSH増加、血中クレアチニン増加、血中コルチゾール増加、血中テストステロン減少、血中ビリルビン増加、血中ブドウ糖増加、血中リン増加、白血球数減少
その他 -食欲減退、咳嗽、ほてり、女性化乳房

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県0
群馬県0
埼玉県0
千葉県0
東京都0
神奈川県0
新潟県0
富山県0
石川県0
福井県0
山梨県0
長野県0
岐阜県0
静岡県0
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三重県0
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京都府0
大阪府0
兵庫県0
奈良県0
和歌山県0
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県0
山口県0
徳島県0
香川県0
愛媛県0
高知県0
福岡県0
佐賀県0
長崎県0
熊本県0
大分県0
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計0
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