薬剤詳細データ

一般名

【般】アムロジピン2.5mg・アトルバスタチン5mg配合錠:1

製品名

カデュエット配合錠1番

薬効名

その他の循環器官用薬

添付文書(抜粋)

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薬剤名

カデュエット配合錠1番

yj-code

2190101F1020

添付文書No

2190101F1020_4_05

改定年月

2024-07

第3版

一般名

アムロジピンベシル酸塩・アトルバスタチンカルシウム水和物

薬効分類名

持続性Ca拮抗薬/HMG-CoA還元酵素阻害剤


用法・用量

本剤(アムロジピン・アトルバスタチン配合剤)は、1日1回経口投与する。なお、以下のアムロジピンとアトルバスタチンの用法・用量に基づき、患者毎に用量を決めること。 アムロジピン 〈高血圧症〉 通常、成人にはアムロジピンとして2.5~5mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じ適宜増減するが、効果不十分な場合には1日1回10mgまで増量することができる。 〈狭心症〉 通常、成人にはアムロジピンとして5mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じ適宜増減する。 アトルバスタチン 〈高コレステロール血症〉 通常、成人にはアトルバスタチンとして10mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、重症の場合は1日20mgまで増量できる。 〈家族性高コレステロール血症〉 通常、成人にはアトルバスタチンとして10mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、重症の場合は1日40mgまで増量できる。

効能・効果

本剤(アムロジピン・アトルバスタチン配合剤)は、アムロジピン及びアトルバスタチンによる治療が適切である以下の患者に使用する。高血圧症又は狭心症と、高コレステロール血症又は家族性高コレステロール血症を併発している患者なお、アムロジピンとアトルバスタチンの効能・効果は以下のとおりである。〈アムロジピン〉 高血圧症 狭心症 〈アトルバスタチン〉 高コレステロール血症 家族性高コレステロール血症

相互作用:併用禁忌

〈アトルバスタチン〉


グレカプレビル・ピブレンタスビル


(マヴィレット)


グレカプレビル・ピブレンタスビル(400mg・120mg)との併用により、アトルバスタチンのAUCが8.28倍、Cmaxが22.0倍に上昇したとの報告がある。本剤の血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすくなるおそれがある。


機序:グレカプレビルのOATP1B1/1B3及びBCRP阻害、ピブレンタスビルのOATP1B1及びBCRP阻害に基づく作用によるものと考えられている。


相互作用:併用注意

〈アムロジピン〉


降圧作用を有する薬剤


降圧作用が増強されるおそれがある。


相互に作用を増強するおそれがある。


CYP3A4阻害剤


エリスロマイシン


ジルチアゼム


リトナビル


ニルマトレルビル・リトナビル


イトラコナゾール等


エリスロマイシン及びジルチアゼムとの併用により、アムロジピンの血中濃度が上昇したとの報告がある。


アムロジピンの代謝が競合的に阻害される可能性が考えられる。


CYP3A4誘導剤


リファンピシン等


アムロジピンの血中濃度が低下するおそれがある。


アムロジピンの代謝が促進される可能性が考えられる。


グレープフルーツジュース


アムロジピンの降圧作用が増強されるおそれがある。


グレープフルーツに含まれる成分がアムロジピンの代謝を阻害し、アムロジピンの血中濃度が上昇する可能性が考えられる。


タクロリムス


併用によりタクロリムスの血中濃度が上昇し、腎障害等のタクロリムスの副作用が発現するおそれがある。併用時にはタクロリムスの血中濃度をモニターし、必要に応じてタクロリムスの用量を調整すること。


アムロジピンとタクロリムスは、主としてCYP3A4により代謝されるため、併用によりタクロリムスの代謝が阻害される可能性が考えられる。


〈アトルバスタチン〉


フィブラート系薬剤


ベザフィブラート等


,,


筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。


機序:フィブラート系薬剤とHMG-CoA還元酵素阻害剤との副作用誘発性の相加作用が示唆されている。危険因子:腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる患者


ニコチン酸製剤


ニセリトロール等


筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。


機序:ニコチン酸製剤とHMG-CoA還元酵素阻害剤との副作用誘発性の相加作用が示唆されている。危険因子:腎機能障害


免疫抑制剤


シクロスポリン等


1)筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。2)シクロスポリンとの併用により、アトルバスタチンのAUC0-24hが8.7倍に上昇したとの報告がある。


機序:1)シクロスポリンとHMG-CoA還元酵素阻害剤との副作用誘発性の相加作用、2)シクロスポリンによるHMG-CoA還元酵素阻害剤の代謝・胆汁中排泄に対する競合阻害に基づく相互作用、3)シクロスポリンによるアトルバスタチンの肝への取り込み阻害に基づく相互作用が示唆されている。危険因子:腎機能障害


アゾール系抗真菌薬


イトラコナゾール等


エリスロマイシン


筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。


機序:アゾール系抗真菌薬又はエリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用が考えられている。危険因子:腎機能障害


クラリスロマイシン


アトルバスタチンの血漿中薬物濃度の有意な上昇(Cmax:+55.9%、AUC0-Tlast:+81.8%)がみられた。


機序:クラリスロマイシンのCYP3A4に対する阻害作用が考えられている。


HIVプロテアーゼ阻害剤


ロピナビル・リトナビル等


ロピナビル・リトナビルとの併用によりアトルバスタチンのAUCが5.88倍に上昇するとの報告がある。


機序:これらの薬剤によるCYP3A4の阻害が考えられている。


ニルマトレルビル・リトナビル


併用によりアトルバスタチンの血中濃度が上昇するおそれがある。アトルバスタチンの副作用が発現しやすくなるおそれがあるため、十分な観察を行いながら慎重に投与し、必要に応じて減量や休薬等の適切な措置を講ずること。


機序:アトルバスタチンの代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


エンシトレルビル フマル酸


併用によりアトルバスタチンの血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすくなるおそれがある。


機序:エンシトレルビル フマル酸のCYP3Aに対する阻害作用が考えられている。


グラゾプレビル


グラゾプレビル(200mg)との併用によりアトルバスタチンの血漿中薬物濃度が上昇した(Cmax:5.66倍、AUC0-∞:3.00倍)との報告がある。


機序:グラゾプレビルによる腸管のCYP3A及びBCRPの阻害が考えられている。


レテルモビル


レテルモビルとの併用によりアトルバスタチンの血漿中薬物濃度が上昇した(Cmax:2.17倍、AUC0-∞:3.29倍)との報告がある。


機序:レテルモビルによるCYP3A、OATP1B1/1B3及びBCRPの阻害が考えられている。


フチバチニブ


併用によりアトルバスタチンの血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすくなるおそれがある。


機序:フチバチニブによるBCRPの阻害が考えられている。


グレープフルーツジュース


グレープフルーツジュース1.2L/日との併用により、アトルバスタチンのAUC0-72hが約2.5倍に上昇したとの報告がある。


機序:グレープフルーツジュースによるCYP3A4の阻害が考えられている。


エファビレンツ


アトルバスタチンの血漿中薬物濃度が低下した(Cmax:-12%、AUC0-24h:-43%)との報告がある。


機序:エファビレンツによるCYP3A4の誘導が考えられている。


リファンピシン


リファンピシン投与17時間後にアトルバスタチンを投与したところアトルバスタチンの血漿中薬物濃度が低下した(Cmax:-40%、AUC:-80%)との報告がある。


機序:リファンピシンによるCYP3A4の誘導が考えられている。


ベキサロテン


ベキサロテンとの併用により本剤のAUCが約50%低下したとの報告がある。


機序:ベキサロテンによるCYP3A4の誘導が考えられている。


陰イオン交換樹脂


アトルバスタチンの血漿中薬物濃度が約25%低下したが、LDL-コレステロールの低下率はそれぞれを単独で使用したときより大きかった。


機序:これらの薬剤によるアトルバスタチンの吸収阻害(吸着)に基づく血漿中薬物濃度の低下が考えられている。


ジゴキシン


定常状態において血漿中ジゴキシン濃度が上昇する(アトルバスタチン10mg投与でCmax:+9.9%、AUC0-24h:+3.6%、CLr:129→128mL/min、80mg投与でCmax:+20.0%、AUC0-24h:+14.8%、CLr:160→149mL/min)ことが報告されている。併用する場合は、血漿中薬物濃度のモニターを十分に行うこと。


機序:アトルバスタチンによるジゴキシンのP-gpを介した排出の抑制が示唆されている。


経口避妊薬


ノルエチンドロン-エチニルエストラジオール


ノルエチンドロン(Cmax:+24%、AUC0-24h:+28%)及びエチニルエストラジオール(Cmax:+30%、AUC0-24h:+19%)の血漿中濃度の上昇が認められた。


機序:アトルバスタチンによるノルエチンドロン及びエチニルエストラジオールの初回通過効果の減少が考えられている。


副作用:重大な副作用

1: 劇症肝炎(頻度不明)、肝機能障害(0.1%未満)、黄疸(0.1%未満)

-AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがある。2: 無顆粒球症(頻度不明)、白血球減少(0.1%未満)、血小板減少(頻度不明)

3: 房室ブロック(0.1%未満)

-徐脈、めまい等があらわれることがある。4: 横紋筋融解症(頻度不明)

-筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。

副作用:その他副作用


過敏症 -そう痒-光線過敏、発疹、多形紅斑、蕁麻疹、血管炎、血管浮腫
皮膚 -脱毛、帯状疱疹、発赤、皮膚変色、皮膚乾燥、皮膚亀裂、多汗、爪の障害
血液 -好酸球増加-血小板減少、白血球減少、白血球増加、貧血、紫斑
肝臓 -肝機能障害-Al-P上昇、ALT上昇-AST上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇、黄疸、腹水
消化器 -歯肉障害、膵炎、胃炎、胃食道逆流性疾患、胃不快感、腹部膨満、過敏性腸症候群、嘔気・嘔吐、便秘-口内炎、舌痛、舌炎、舌のしびれ、口のしびれ、口唇炎、口渇、(連用により)歯肉肥厚、消化不良、アミラーゼ上昇、食欲不振、腹痛、下痢・軟便、排便回数増加、胃腸炎
呼吸器 -咳、呼吸困難、咽頭不快感、肺炎、鼻炎、鼻出血
筋骨格系 -筋肉痛-CK上昇、血中ミオグロビン上昇、無力症、筋痙攣、筋緊張亢進、筋炎、関節痛、背部痛、腱炎、腱痛
感覚器 -視力異常、霧視、耳鳴、味覚異常
精神・神経系 -頭痛、眩暈・ふらつき-片頭痛、不眠症-振戦、眠気、気分動揺、末梢神経障害、健忘症、抑うつ、悪夢、錐体外路症状
内分泌 -甲状腺腫-テストステロン低下、コリンエステラーゼ上昇、TSH上昇、ACTH上昇、アルドステロン低下、女性化乳房
代謝異常 -血清コレステロール上昇、HbA1C上昇、高血糖、糖尿病、尿中ブドウ糖陽性、低血糖症、血清鉄低下
循環器 -動悸-浮腫c)、ほてり(熱感、顔面潮紅等)、期外収縮、血圧上昇-洞房又は房室ブロック、洞停止、心房細動、頻脈、徐脈、血圧低下、失神
腎臓・泌尿器 -BUN上昇、クレアチニン上昇、血中カリウム増加、血中カリウム減少、頻尿・夜間頻尿、排尿困難、勃起障害、尿管結石、尿潜血陽性、尿中蛋白陽性
その他 -脳梗塞、全身倦怠感、脱力感、疲労、しびれ、発熱、体重増加、体重減少、疼痛、異常感覚、胸痛、着色尿

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 861,053 0 0 0 3,999 22,809 91,515 173,338 304,099 231,431 33,862 0
女性 2,401,666 0 0 0 0 18,656 134,591 409,774 929,842 745,942 160,192 2,669
合計 3,265,016 0 0 0 3,999 41,465 226,106 583,112 1,233,941 977,373 194,054 2,669
男性 861,053 0 0 0 3,999 22,809 91,515 173,338 304,099 231,431 33,862 0
女性 2,401,666 0 0 0 0 18,656 134,591 409,774 929,842 745,942 160,192 2,669
合計 3,265,016 0 0 0 3,999 41,465 226,106 583,112 1,233,941 977,373 194,054 2,669
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道135,350
東北195,297
関東1,338,541
中部585,037
近畿422,260
中国・四国204,347
九州384,184
合計3,265,016
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道135,350
北東北77,053
南東北99,370
北関東125,658
南関東1,212,883
甲信越142,876
北陸67,848
東海398,501
関西398,072
中国124,740
四国79,607
北九州243,000
南九州75,237
沖縄131,894
合計3,265,016
都道府県別
都道府県名 合計
北海道135,350
青森県43,536
岩手県18,874
宮城県48,141
秋田県33,517
山形県15,599
福島県35,630
茨城県64,621
栃木県27,935
群馬県33,102
埼玉県183,857
千葉県153,439
東京都556,957
神奈川県318,630
新潟県43,114
富山県30,580
石川県27,434
福井県9,834
山梨県26,696
長野県73,066
岐阜県56,973
静岡県206,323
愛知県111,017
三重県24,188
滋賀県20,238
京都府31,345
大阪府209,262
兵庫県103,668
奈良県22,260
和歌山県11,299
鳥取県11,176
島根県6,729
岡山県15,221
広島県69,036
山口県22,578
徳島県13,730
香川県18,812
愛媛県34,171
高知県12,894
福岡県126,300
佐賀県25,522
長崎県46,719
熊本県11,390
大分県33,069
宮崎県33,706
鹿児島県41,531
沖縄県65,947
合計3,265,016