薬剤詳細データ

一般名

アムロジピンベシル酸塩・アトルバスタチンカルシウム水和物配合剤

製品名

アマルエット配合錠2番「DSEP」

薬効名

持続性Ca拮抗薬/HMG-CoA還元酵素阻害剤

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薬剤名

アマルエット配合錠2番「DSEP」

yj-code

2190102F1033

添付文書No

2190101F1039_1_16

改定年月

2023-12

第1版

一般名

アムロジピンベシル酸塩・アトルバスタチンカルシウム水和物配合剤

薬効分類名

持続性Ca拮抗薬/HMG-CoA還元酵素阻害剤


用法・用量

本剤(アムロジピン・アトルバスタチン配合剤)は、1日1回経口投与する。なお、以下のアムロジピンとアトルバスタチンの用法・用量に基づき、患者毎に用量を決めること。 アムロジピン 〈高血圧症〉 通常、成人にはアムロジピンとして2.5~5mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じ適宜増減するが、効果不十分な場合には1日1回10mgまで増量することができる。 〈狭心症〉 通常、成人にはアムロジピンとして5mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じ適宜増減する。 アトルバスタチン 〈高コレステロール血症〉 通常、成人にはアトルバスタチンとして10mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、重症の場合は1日20mgまで増量できる。 〈家族性高コレステロール血症〉 通常、成人にはアトルバスタチンとして10mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、重症の場合は1日40mgまで増量できる。

効能・効果

本剤(アムロジピン・アトルバスタチン配合剤)は、アムロジピン及びアトルバスタチンによる治療が適切である以下の患者に使用する。 高血圧症又は狭心症と、高コレステロール血症又は家族性高コレステロール血症を併発している患者 なお、アムロジピンとアトルバスタチンの効能・効果は以下のとおりである。 〈アムロジピン〉 高血圧症 狭心症  〈アトルバスタチン〉 高コレステロール血症 家族性高コレステロール血症

相互作用:併用禁忌

〈アトルバスタチン〉


グレカプレビル・ピブレンタスビル


(マヴィレット)


グレカプレビル・ピブレンタスビル(400mg・120mg)との併用により、アトルバスタチンのAUCが8.28倍、Cmaxが22.0倍に上昇したとの報告がある。本剤の血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすくなるおそれがある。


機序:グレカプレビルのOATP1B1/1B3及びBCRP阻害、ピブレンタスビルのOATP1B1及びBCRP阻害に基づく作用によるものと考えられている。


相互作用:併用注意

〈アムロジピン〉


降圧作用を有する薬剤


降圧作用が増強されるおそれがある。


相互に作用を増強するおそれがある。


CYP3A4阻害剤


エリスロマイシン


ジルチアゼム


リトナビル


ニルマトレルビル・リトナビル


イトラコナゾール等


エリスロマイシン及びジルチアゼムとの併用により、アムロジピンの血中濃度が上昇したとの報告がある。


アムロジピンの代謝が競合的に阻害される可能性が考えられる。


CYP3A4誘導剤


リファンピシン等


アムロジピンの血中濃度が低下するおそれがある。


アムロジピンの代謝が促進される可能性が考えられる。


グレープフルーツジュース


アムロジピンの降圧作用が増強されるおそれがある。


グレープフルーツに含まれる成分がアムロジピンの代謝を阻害し、アムロジピンの血中濃度が上昇する可能性が考えられる。


タクロリムス


併用によりタクロリムスの血中濃度が上昇し、腎障害等のタクロリムスの副作用が発現するおそれがある。併用時にはタクロリムスの血中濃度をモニターし、必要に応じてタクロリムスの用量を調整すること。


アムロジピンとタクロリムスは、主としてCYP3A4により代謝されるため、併用によりタクロリムスの代謝が阻害される可能性が考えられる。


〈アトルバスタチン〉


フィブラート系薬剤


ベザフィブラート等


,,


筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。


機序:フィブラート系薬剤とHMG-CoA還元酵素阻害剤との副作用誘発性の相加作用が示唆されている。危険因子:腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる患者


ニコチン酸製剤


ニセリトロール等


筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。


機序:ニコチン酸製剤とHMG-CoA還元酵素阻害剤との副作用誘発性の相加作用が示唆されている。危険因子:腎機能障害


免疫抑制剤


シクロスポリン等


1)筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。2)シクロスポリンとの併用により、アトルバスタチンのAUC0-24hが8.7倍に上昇したとの報告がある。


機序:1)シクロスポリンとHMG-CoA還元酵素阻害剤との副作用誘発性の相加作用、2)シクロスポリンによるHMG-CoA還元酵素阻害剤の代謝・胆汁中排泄に対する競合阻害に基づく相互作用、3)シクロスポリンによるアトルバスタチンの肝への取り込み阻害に基づく相互作用が示唆されている。危険因子:腎機能障害


アゾール系抗真菌薬


イトラコナゾール等


エリスロマイシン


筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。


機序:アゾール系抗真菌薬又はエリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用が考えられている。危険因子:腎機能障害


クラリスロマイシン


アトルバスタチンの血漿中薬物濃度の有意な上昇(Cmax:+55.9%、AUC0-Tlast:+81.8%)がみられた。


機序:クラリスロマイシンのCYP3A4に対する阻害作用が考えられている。


HIVプロテアーゼ阻害剤


ロピナビル・リトナビル等


ロピナビル・リトナビルとの併用によりアトルバスタチンのAUCが5.88倍に上昇するとの報告がある。


機序:これらの薬剤によるCYP3A4の阻害が考えられている。


ニルマトレルビル・リトナビル


併用によりアトルバスタチンの血中濃度が上昇するおそれがある。アトルバスタチンの副作用が発現しやすくなるおそれがあるため、十分な観察を行いながら慎重に投与し、必要に応じて減量や休薬等の適切な措置を講ずること。


機序:アトルバスタチンの代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


エンシトレルビル フマル酸


併用によりアトルバスタチンの血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすくなるおそれがある。


機序:エンシトレルビル フマル酸のCYP3Aに対する阻害作用が考えられている。


グラゾプレビル


グラゾプレビル(200mg)との併用によりアトルバスタチンの血漿中薬物濃度が上昇した(Cmax:5.66倍、AUC0-∞:3.00倍)との報告がある。


機序:グラゾプレビルによる腸管のCYP3A及びBCRPの阻害が考えられている。


レテルモビル


レテルモビルとの併用によりアトルバスタチンの血漿中薬物濃度が上昇した(Cmax:2.17倍、AUC0-∞:3.29倍)との報告がある。


機序:レテルモビルによるCYP3A、OATP1B1/1B3及びBCRPの阻害が考えられている。


フチバチニブ


併用によりアトルバスタチンの血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすくなるおそれがある。


機序:フチバチニブによるBCRPの阻害が考えられている。


グレープフルーツジュース


グレープフルーツジュース1.2L/日との併用により、アトルバスタチンのAUC0-72hが約2.5倍に上昇したとの報告がある。


機序:グレープフルーツジュースによるCYP3A4の阻害が考えられている。


エファビレンツ


アトルバスタチンの血漿中薬物濃度が低下した(Cmax:-12%、AUC0-24h:-43%)との報告がある。


機序:エファビレンツによるCYP3A4の誘導が考えられている。


リファンピシン


リファンピシン投与17時間後にアトルバスタチンを投与したところアトルバスタチンの血漿中薬物濃度が低下した(Cmax:-40%、AUC:-80%)との報告がある。


機序:リファンピシンによるCYP3A4の誘導が考えられている。


ベキサロテン


ベキサロテンとの併用により本剤のAUCが約50%低下したとの報告がある。


機序:ベキサロテンによるCYP3A4の誘導が考えられている。


陰イオン交換樹脂


アトルバスタチンの血漿中薬物濃度が約25%低下したが、LDL-コレステロールの低下率はそれぞれを単独で使用したときより大きかった。


機序:これらの薬剤によるアトルバスタチンの吸収阻害(吸着)に基づく血漿中薬物濃度の低下が考えられている。


ジゴキシン


定常状態において血漿中ジゴキシン濃度が上昇する(アトルバスタチン10mg投与でCmax:+9.9%、AUC0-24h:+3.6%、CLr:129→128mL/min、80mg投与でCmax:+20.0%、AUC0-24h:+14.8%、CLr:160→149mL/min)ことが報告されている。併用する場合は、血漿中薬物濃度のモニターを十分に行うこと。


機序:アトルバスタチンによるジゴキシンのP-gpを介した排出の抑制が示唆されている。


経口避妊薬


ノルエチンドロン-エチニルエストラジオール


ノルエチンドロン(Cmax:+24%、AUC0-24h:+28%)及びエチニルエストラジオール(Cmax:+30%、AUC0-24h:+19%)の血漿中濃度の上昇が認められた。


機序:アトルバスタチンによるノルエチンドロン及びエチニルエストラジオールの初回通過効果の減少が考えられている。


副作用:重大な副作用

1: 劇症肝炎(頻度不明)、肝機能障害(0.1%未満)、黄疸(0.1%未満)

-AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがある。2: 無顆粒球症(頻度不明)、白血球減少(0.1%未満)、血小板減少(頻度不明)

3: 房室ブロック(0.1%未満)

-徐脈、めまい等があらわれることがある。4: 横紋筋融解症(頻度不明)

-筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。

副作用:その他副作用


過敏症 -そう痒-光線過敏、発疹、多形紅斑、蕁麻疹、血管炎、血管浮腫
皮膚 -脱毛、帯状疱疹、発赤、皮膚変色、皮膚乾燥、皮膚亀裂、多汗、爪の障害
血液 -好酸球増加-血小板減少、白血球減少、白血球増加、貧血、紫斑
肝臓 -肝機能障害-Al-P上昇、ALT上昇-AST上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇、黄疸、腹水
消化器 -歯肉障害、膵炎、胃炎、胃食道逆流性疾患、胃不快感、腹部膨満、過敏性腸症候群、嘔気・嘔吐、便秘-口内炎、舌痛、舌炎、舌のしびれ、口のしびれ、口唇炎、口渇、(連用により)歯肉肥厚、消化不良、アミラーゼ上昇、食欲不振、腹痛、下痢・軟便、排便回数増加、胃腸炎
呼吸器 -咳、呼吸困難、咽頭不快感、肺炎、鼻炎、鼻出血
筋骨格系 -筋肉痛-CK上昇、血中ミオグロビン上昇、無力症、筋痙攣、筋緊張亢進、筋炎、関節痛、背部痛、腱炎、腱痛
感覚器 -視力異常、霧視、耳鳴、味覚異常
精神・神経系 -頭痛、眩暈・ふらつき-片頭痛、不眠症-振戦、眠気、気分動揺、末梢神経障害、健忘症、抑うつ、悪夢、錐体外路症状
内分泌 -甲状腺腫-テストステロン低下、コリンエステラーゼ上昇、TSH上昇、ACTH上昇、アルドステロン低下、女性化乳房
代謝異常 -血清コレステロール上昇、HbA1C上昇、高血糖、糖尿病、尿中ブドウ糖陽性、低血糖症、血清鉄低下
循環器 -動悸-浮腫c)、ほてり(熱感、顔面潮紅等)、期外収縮、血圧上昇-洞房又は房室ブロック、洞停止、心房細動、頻脈、徐脈、血圧低下、失神
腎臓・泌尿器 -BUN上昇、クレアチニン上昇、血中カリウム増加、血中カリウム減少、頻尿・夜間頻尿、排尿困難、勃起障害、尿管結石、尿潜血陽性、尿中蛋白陽性
その他 -脳梗塞、全身倦怠感、脱力感、疲労、しびれ、発熱、体重増加、体重減少、疼痛、異常感覚、胸痛、着色尿

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県0
群馬県0
埼玉県0
千葉県0
東京都0
神奈川県0
新潟県0
富山県0
石川県0
福井県0
山梨県0
長野県0
岐阜県0
静岡県0
愛知県0
三重県0
滋賀県0
京都府0
大阪府0
兵庫県0
奈良県0
和歌山県0
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県0
山口県0
徳島県0
香川県0
愛媛県0
高知県0
福岡県0
佐賀県0
長崎県0
熊本県0
大分県0
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計0
更新予告まとめ