薬剤詳細データ

一般名

アムロジピンベシル酸塩・アトルバスタチンカルシウム水和物配合剤

製品名

アマルエット配合錠4番「サンド」

薬効名

その他の循環器官用薬

添付文書(抜粋)

添付文書の抜粋となっています。

最新の添付文書はこちらよりご参照ください

薬剤名

アマルエット配合錠4番「サンド」

yj-code

2190104F1091

添付文書No

2190101F1098_1_14

改定年月

2024-01

第1版

一般名

アムロジピンベシル酸塩・アトルバスタチンカルシウム水和物配合剤

薬効分類名

持続性Ca拮抗薬/HMG-CoA還元酵素阻害剤


用法・用量

本剤(アムロジピン・アトルバスタチン配合剤)は、1日1回経口投与する。なお、以下のアムロジピンとアトルバスタチンの用法・用量に基づき、患者毎に用量を決めること。 アムロジピン 〈高血圧症〉 通常、成人にはアムロジピンとして2.5~5mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じ適宜増減するが、効果不十分な場合には1日1回10mgまで増量することができる。 〈狭心症〉 通常、成人にはアムロジピンとして5mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じ適宜増減する。 アトルバスタチン 〈高コレステロール血症〉 通常、成人にはアトルバスタチンとして10mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、重症の場合は1日20mgまで増量できる。 〈家族性高コレステロール血症〉 通常、成人にはアトルバスタチンとして10mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、重症の場合は1日40mgまで増量できる。

効能・効果

本剤(アムロジピン・アトルバスタチン配合剤)は、アムロジピン及びアトルバスタチンによる治療が適切である以下の患者に使用する。高血圧症又は狭心症と、高コレステロール血症又は家族性高コレステロール血症を併発している患者なお、アムロジピンとアトルバスタチンの効能・効果は以下のとおりである。 〈アムロジピン〉 高血圧症 狭心症 〈アトルバスタチン〉 高コレステロール血症 家族性高コレステロール血症

相互作用:併用禁忌

〈アトルバスタチン〉


グレカプレビル・ピブレンタスビル


(マヴィレット)


グレカプレビル・ピブレンタスビル(400mg・120mg)との併用により、アトルバスタチンのAUCが8.28倍、Cmaxが22.0倍に上昇したとの報告がある。本剤の血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすくなるおそれがある。


機序:グレカプレビルのOATP1B1/1B3及びBCRP阻害、ピブレンタスビルのOATP1B1及びBCRP阻害に基づく作用によるものと考えられている。


相互作用:併用注意

〈アムロジピン〉


降圧作用を有する薬剤


降圧作用が増強されるおそれがある。


相互に作用を増強するおそれがある。


CYP3A4阻害剤


エリスロマイシン


ジルチアゼム


リトナビル


ニルマトレルビル・リトナビル


イトラコナゾール等


エリスロマイシン及びジルチアゼムとの併用により、アムロジピンの血中濃度が上昇したとの報告がある。


アムロジピンの代謝が競合的に阻害される可能性が考えられる。


CYP3A4誘導剤


リファンピシン等


アムロジピンの血中濃度が低下するおそれがある。


アムロジピンの代謝が促進される可能性が考えられる。


グレープフルーツジュース


アムロジピンの降圧作用が増強されるおそれがある。


グレープフルーツに含まれる成分がアムロジピンの代謝を阻害し、アムロジピンの血中濃度が上昇する可能性が考えられる。


タクロリムス


併用によりタクロリムスの血中濃度が上昇し、腎障害等のタクロリムスの副作用が発現するおそれがある。併用時にはタクロリムスの血中濃度をモニターし、必要に応じてタクロリムスの用量を調整すること。


アムロジピンとタクロリムスは、主としてCYP3A4により代謝されるため、併用によりタクロリムスの代謝が阻害される可能性が考えられる。


〈アトルバスタチン〉


フィブラート系薬剤


ベザフィブラート等


,,


筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。


機序:フィブラート系薬剤とHMG-CoA還元酵素阻害剤との副作用誘発性の相加作用が示唆されている。危険因子:腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる患者


ニコチン酸製剤


ニセリトロール等


筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。


機序:ニコチン酸製剤とHMG-CoA還元酵素阻害剤との副作用誘発性の相加作用が示唆されている。危険因子:腎機能障害


免疫抑制剤


シクロスポリン等


1)筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。2)シクロスポリンとの併用により、アトルバスタチンのAUC0-24hが8.7倍に上昇したとの報告がある。


機序:1)シクロスポリンとHMG-CoA還元酵素阻害剤との副作用誘発性の相加作用、2)シクロスポリンによるHMG-CoA還元酵素阻害剤の代謝・胆汁中排泄に対する競合阻害に基づく相互作用、3)シクロスポリンによるアトルバスタチンの肝への取り込み阻害に基づく相互作用が示唆されている。危険因子:腎機能障害


アゾール系抗真菌薬


イトラコナゾール等


エリスロマイシン


筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。


機序:アゾール系抗真菌薬又はエリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用が考えられている。危険因子:腎機能障害


クラリスロマイシン


アトルバスタチンの血漿中薬物濃度の有意な上昇(Cmax:+55.9%、AUC0-Tlast:+81.8%)がみられた。


機序:クラリスロマイシンのCYP3A4に対する阻害作用が考えられている。


HIVプロテアーゼ阻害剤


ロピナビル・リトナビル等


ロピナビル・リトナビルとの併用によりアトルバスタチンのAUCが5.88倍に上昇するとの報告がある。


機序:これらの薬剤によるCYP3A4の阻害が考えられている。


ニルマトレルビル・リトナビル


併用によりアトルバスタチンの血中濃度が上昇するおそれがある。アトルバスタチンの副作用が発現しやすくなるおそれがあるため、十分な観察を行いながら慎重に投与し、必要に応じて減量や休薬等の適切な措置を講ずること。


機序:アトルバスタチンの代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


エンシトレルビル フマル酸


併用によりアトルバスタチンの血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすくなるおそれがある。


機序:エンシトレルビル フマル酸のCYP3Aに対する阻害作用が考えられている。


グラゾプレビル


グラゾプレビル(200mg)との併用によりアトルバスタチンの血漿中薬物濃度が上昇した(Cmax:5.66倍、AUC0-∞:3.00倍)との報告がある。


機序:グラゾプレビルによる腸管のCYP3A及びBCRPの阻害が考えられている。


レテルモビル


レテルモビルとの併用によりアトルバスタチンの血漿中薬物濃度が上昇した(Cmax:2.17倍、AUC0-∞:3.29倍)との報告がある。


機序:レテルモビルによるCYP3A、OATP1B1/1B3及びBCRPの阻害が考えられている。


フチバチニブ


併用によりアトルバスタチンの血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすくなるおそれがある。


機序:フチバチニブによるBCRPの阻害が考えられている。


グレープフルーツジュース


グレープフルーツジュース1.2L/日との併用により、アトルバスタチンのAUC0-72hが約2.5倍に上昇したとの報告がある。


機序:グレープフルーツジュースによるCYP3A4の阻害が考えられている。


エファビレンツ


アトルバスタチンの血漿中薬物濃度が低下した(Cmax:-12%、AUC0-24h:-43%)との報告がある。


機序:エファビレンツによるCYP3A4の誘導が考えられている。


リファンピシン


リファンピシン投与17時間後にアトルバスタチンを投与したところアトルバスタチンの血漿中薬物濃度が低下した(Cmax:-40%、AUC:-80%)との報告がある。


機序:リファンピシンによるCYP3A4の誘導が考えられている。


ベキサロテン


ベキサロテンとの併用により本剤のAUCが約50%低下したとの報告がある。


機序:ベキサロテンによるCYP3A4の誘導が考えられている。


陰イオン交換樹脂


アトルバスタチンの血漿中薬物濃度が約25%低下したが、LDL-コレステロールの低下率はそれぞれを単独で使用したときより大きかった。


機序:これらの薬剤によるアトルバスタチンの吸収阻害(吸着)に基づく血漿中薬物濃度の低下が考えられている。


ジゴキシン


定常状態において血漿中ジゴキシン濃度が上昇する(アトルバスタチン10mg投与でCmax:+9.9%、AUC0-24h:+3.6%、CLr:129→128mL/min、80mg投与でCmax:+20.0%、AUC0-24h:+14.8%、CLr:160→149mL/min)ことが報告されている。併用する場合は、血漿中薬物濃度のモニターを十分に行うこと。


機序:アトルバスタチンによるジゴキシンのP-gpを介した排出の抑制が示唆されている。


経口避妊薬


ノルエチンドロン-エチニルエストラジオール


ノルエチンドロン(Cmax:+24%、AUC0-24h:+28%)及びエチニルエストラジオール(Cmax:+30%、AUC0-24h:+19%)の血漿中濃度の上昇が認められた。


機序:アトルバスタチンによるノルエチンドロン及びエチニルエストラジオールの初回通過効果の減少が考えられている。


副作用:重大な副作用

1: 劇症肝炎(頻度不明)、肝機能障害(0.1%未満)、黄疸(0.1%未満)

-AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがある。2: 無顆粒球症(頻度不明)、白血球減少(0.1%未満)、血小板減少(頻度不明)

3: 房室ブロック(0.1%未満)

-徐脈、めまい等があらわれることがある。4: 横紋筋融解症(頻度不明)

-筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。

副作用:その他副作用


過敏症 -そう痒-光線過敏、発疹、多形紅斑、蕁麻疹、血管炎、血管浮腫
皮膚 -脱毛、帯状疱疹、発赤、皮膚変色、皮膚乾燥、皮膚亀裂、多汗、爪の障害
血液 -好酸球増加-血小板減少、白血球減少、白血球増加、貧血、紫斑
肝臓 -肝機能障害-Al-P上昇、ALT上昇-AST上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇、黄疸、腹水
消化器 -歯肉障害、膵炎、胃炎、胃食道逆流性疾患、胃不快感、腹部膨満、過敏性腸症候群、嘔気・嘔吐、便秘-口内炎、舌痛、舌炎、舌のしびれ、口のしびれ、口唇炎、口渇、(連用により)歯肉肥厚、消化不良、アミラーゼ上昇、食欲不振、腹痛、下痢・軟便、排便回数増加、胃腸炎
呼吸器 -咳、呼吸困難、咽頭不快感、肺炎、鼻炎、鼻出血
筋骨格系 -筋肉痛-CK上昇、血中ミオグロビン上昇、無力症、筋痙攣、筋緊張亢進、筋炎、関節痛、背部痛、腱炎、腱痛
感覚器 -視力異常、霧視、耳鳴、味覚異常
精神・神経系 -頭痛、眩暈・ふらつき-片頭痛、不眠症-振戦、眠気、気分動揺、末梢神経障害、健忘症、抑うつ、悪夢、錐体外路症状
内分泌 -甲状腺腫-テストステロン低下、コリンエステラーゼ上昇、TSH上昇、ACTH上昇、アルドステロン低下、女性化乳房
代謝異常 -血清コレステロール上昇、HbA1C上昇、高血糖、糖尿病、尿中ブドウ糖陽性、低血糖症、血清鉄低下
循環器 -動悸-浮腫c)、ほてり(熱感、顔面潮紅等)、期外収縮、血圧上昇-洞房又は房室ブロック、洞停止、心房細動、頻脈、徐脈、血圧低下、失神
腎臓・泌尿器 -BUN上昇、クレアチニン上昇、血中カリウム増加、血中カリウム減少、頻尿・夜間頻尿、排尿困難、勃起障害、尿管結石、尿潜血陽性、尿中蛋白陽性
その他 -脳梗塞、全身倦怠感、脱力感、疲労、しびれ、発熱、体重増加、体重減少、疼痛、異常感覚、胸痛、着色尿

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 1,436,557 0 0 0 10,436 86,261 238,407 375,456 471,334 227,004 27,659 0
女性 1,513,591 0 0 0 1,212 21,093 124,703 298,946 554,253 420,468 92,916 0
合計 2,952,434 0 0 0 11,648 107,354 363,110 674,402 1,025,587 647,472 120,575 0
男性 1,436,557 0 0 0 10,436 86,261 238,407 375,456 471,334 227,004 27,659 0
女性 1,513,591 0 0 0 1,212 21,093 124,703 298,946 554,253 420,468 92,916 0
合計 2,952,434 0 0 0 11,648 107,354 363,110 674,402 1,025,587 647,472 120,575 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道211,860
東北247,515
関東745,835
中部444,595
近畿682,225
中国・四国258,401
九州362,003
合計2,952,434
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道211,860
北東北78,500
南東北93,814
北関東124,042
南関東621,793
甲信越46,066
北陸84,136
東海447,086
関西549,532
中国229,999
四国28,402
北九州232,326
南九州61,621
沖縄136,112
合計2,952,434
都道府県別
都道府県名 合計
北海道211,860
青森県56,382
岩手県75,201
宮城県32,099
秋田県22,118
山形県9,573
福島県52,142
茨城県39,800
栃木県31,086
群馬県53,156
埼玉県199,841
千葉県119,937
東京都143,582
神奈川県158,433
新潟県23,297
富山県72,207
石川県10,588
福井県1,341
山梨県2,850
長野県19,919
岐阜県21,924
静岡県104,100
愛知県188,369
三重県132,693
滋賀県14,961
京都府77,684
大阪府115,029
兵庫県162,725
奈良県103,364
和歌山県75,769
鳥取県5,701
島根県5,798
岡山県18,366
広島県190,041
山口県10,093
徳島県3,344
香川県7,880
愛媛県13,368
高知県3,810
福岡県97,273
佐賀県22,094
長崎県63,643
熊本県17,311
大分県32,005
宮崎県45,976
鹿児島県15,645
沖縄県68,056
合計2,952,434
更新予告まとめ