薬剤詳細データ

一般名

【般】エソメプラゾールカプセル10mg

製品名

ネキシウムカプセル10mg

薬効名

消化性潰瘍用剤

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薬剤名

ネキシウムカプセル10mg

yj-code

2329029M1027

添付文書No

2329029M1027_1_19

改定年月

2023-06

第4版

一般名

エソメプラゾールマグネシウム水和物カプセル

薬効分類名

プロトンポンプ・インヒビター


用法・用量

〈ネキシウムカプセル10mg〉 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群 成人 通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを1日1回経口投与する。なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。 小児 通常、1歳以上の幼児及び小児にはエソメプラゾールとして、体重20kg未満では1回10mgを、体重20kg以上では症状に応じて1回10~20mgを1日1回経口投与する。なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。 逆流性食道炎 成人 通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを1日1回経口投与する。なお、通常、8週間までの投与とする。さらに再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1回10~20mgを1日1回経口投与する。 小児 通常、1歳以上の幼児及び小児にはエソメプラゾールとして、体重20kg未満では1回10mgを、体重20kg以上では症状に応じて1回10~20mgを1日1回経口投与する。なお、通常、8週間までの投与とする。さらに再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1回10mgを1日1回経口投与する。なお、体重20kg以上では症状に応じて1回20mgまで増量できる。 非びらん性胃食道逆流症 成人 通常、成人にはエソメプラゾールとして1回10mgを1日1回経口投与する。なお、通常、4週間までの投与とする。 小児 通常、1歳以上の幼児及び小児にはエソメプラゾールとして、1回10mgを1日1回経口投与する。なお、通常、4週間までの投与とする。 非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制 成人 通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを1日1回経口投与する。 小児 通常、1歳以上の幼児及び小児にはエソメプラゾールとして、1回10mgを1日1回経口投与する。 低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制 成人 通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを1日1回経口投与する。 小児 通常、1歳以上の幼児及び小児にはエソメプラゾールとして、1回10mgを1日1回経口投与する。 ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助 通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、 通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。 〈ネキシウムカプセル20mg〉 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群 成人 通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを1日1回経口投与する。なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。 小児 通常、体重20kg以上の幼児及び小児にはエソメプラゾールとして、症状に応じて1回10~20mgを1日1回経口投与する。なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。 逆流性食道炎 成人 通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを1日1回経口投与する。なお、通常、8週間までの投与とする。さらに再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1回10~20mgを1日1回経口投与する。 小児 通常、体重20 kg以上の幼児及び小児にはエソメプラゾールとして、症状に応じて1回10~20mgを1日1回経口投与する。なお、通常、8週間までの投与とする。さらに再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1回10mgを1日1回経口投与する。なお、体重20kg以上では症状に応じて1回20mgまで増量できる。 非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制 通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを1日1回経口投与する。 低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制 通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを1日1回経口投与する。 ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助 通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、 通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。

効能・効果

〈ネキシウムカプセル10mg〉 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、非びらん性胃食道逆流症、Zollinger-Ellison症候群、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制 下記におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎 〈ネキシウムカプセル20mg〉 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制 下記におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎

相互作用:併用禁忌

アタザナビル硫酸塩(レイアタッツ)


アタザナビル硫酸塩の作用を減弱するおそれがある。


本剤の胃酸分泌抑制作用によりアタザナビル硫酸塩の溶解性が低下し、アタザナビルの血中濃度が低下することがある。


リルピビリン塩酸塩(エジュラント)


リルピビリン塩酸塩の作用を減弱するおそれがある。


本剤の胃酸分泌抑制作用によりリルピビリン塩酸塩の吸収が低下し、リルピビリンの血中濃度が低下することがある。


相互作用:併用注意

ジアゼパムフェニトインシロスタゾール


これらの薬剤の作用を増強することがある。


本剤は主に肝臓のチトクロームP450系薬物代謝酵素CYP2C19で代謝されるため、本剤と同じ代謝酵素で代謝される薬物の代謝、排泄を遅延させるおそれがある。


ワルファリン


抗凝血作用を増強し、出血に至るおそれがある。プロトロンビン時間国際標準比(INR)値等の血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。


本剤は主に肝臓のチトクロームP450系薬物代謝酵素CYP2C19で代謝されるため、本剤と同じ代謝酵素で代謝される薬物の代謝、排泄を遅延させるおそれがある。


タクロリムス水和物


タクロリムスの作用を増強することがある。


相互作用の機序は不明である。これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。


メトトレキサート


高用量のメトトレキサートを投与する場合は、一時的に本剤の投与を中止することを考慮すること。


相互作用の機序は不明である。これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。


ジゴキシンメチルジゴキシン


これらの薬剤の作用を増強することがある。


本剤の胃酸分泌抑制作用によりジゴキシンの加水分解が抑制され、ジゴキシンの血中濃度が上昇することがある。


イトラコナゾール


これらの薬剤の作用を減弱することがある。


本剤の胃酸分泌抑制作用によりこれらの薬剤の溶解性が低下し、これらの薬剤の血中濃度が低下することがある。


チロシンキナーゼ阻害剤


ゲフィチニブニロチニブエルロチニブ


これらの薬剤の作用を減弱することがある。


本剤の胃酸分泌抑制作用によりこれらの薬剤の溶解性が低下し、これらの薬剤の血中濃度が低下することがある。


ボリコナゾール


本剤の作用を増強することがある。


本剤のCmax及びAUCが増加するおそれがある。ボリコナゾールは本剤の代謝酵素(CYP2C19及びCYP3A4)を阻害することが考えられる。


ネルフィナビルメシル酸塩


ネルフィナビルの作用を減弱することがある。


相互作用の機序は不明である。ネルフィナビルの血中濃度が低下することがある。


セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品


本剤の作用を減弱することがある。


セイヨウオトギリソウが本剤の代謝酵素(CYP2C19及びCYP3A4)を誘導し、本剤の代謝が促進され血中濃度が低下することが考えられる。


副作用:重大な副作用

1: ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

-ショック、アナフィラキシー(血管浮腫、気管支痙攣等)があらわれることがある。2: 汎血球減少症、無顆粒球症、溶血性貧血(いずれも頻度不明)、血小板減少(1%未満)

3: 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全(いずれも頻度不明)

4: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)

5: 間質性肺炎(頻度不明)

-咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT等の検査を実施すること。間質性肺炎が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。6: 間質性腎炎、急性腎障害(いずれも頻度不明)

-腎機能検査値(BUN、クレアチニン等)に注意すること。7: 横紋筋融解症(頻度不明)

-筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等があらわれることがある。8: 低ナトリウム血症(頻度不明)

9: 錯乱状態(頻度不明)

-錯乱、激越、攻撃性、幻覚等があらわれることがある。10: 視力障害(頻度不明)

副作用:その他副作用

〈胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、非びらん性胃食道逆流症、Zollinger-Ellison症候群、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制〉
過敏症 -発疹、皮膚炎、そう痒症、蕁麻疹-光線過敏、多形紅斑
消化器 -腹痛、下痢、嘔吐、便秘、口内炎、カンジダ症、口渇-鼓腸、悪心、顕微鏡的大腸炎(collagenous colitis、lymphocytic colitis)
肝臓 -肝酵素上昇
血液 -白血球数減少
精神神経系 -頭痛、錯感覚、傾眠、浮動性めまい-不眠症、うつ病
その他 -CK上昇、回転性めまい、女性化乳房、味覚障害-脱毛症、関節痛、筋痛、霧視、倦怠感、多汗症、筋力低下、低マグネシウム血症(低カルシウム血症、低カリウム血症を伴うことがある)、末梢性浮腫〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉
過敏症 -発疹
消化器 -下痢・軟便(33.4%)、味覚異常(10.5%)-口内炎、腹痛、食道炎、悪心、腹部膨満感、便秘- 舌炎、口渇、十二指腸炎
肝臓 -AST上昇- 肝機能異常、ALT上昇、Al-P上昇、ビリルビン上昇、LDH上昇
血液 -好酸球数増多、血小板数減少、貧血、白血球数増多、白血球分画異常
精神神経系 -頭痛、しびれ感、めまい、睡眠障害
その他 -尿糖陽性-尿蛋白陽性、尿酸上昇、総コレステロール上昇、QT延長、発熱、倦怠感、カンジダ症、動悸、霧視

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 75,365,547 24,282 197,008 403,430 1,104,795 3,733,772 8,641,730 15,248,454 25,304,678 17,590,204 3,093,476 43,825
女性 95,254,655 19,923 248,361 608,518 1,352,070 3,583,032 7,170,678 13,154,990 29,385,449 30,097,264 9,361,065 290,753
合計 170,657,757 44,205 445,369 1,011,948 2,456,865 7,316,804 15,812,408 28,403,444 54,690,127 47,687,468 12,454,541 334,578
男性 75,365,547 24,282 197,008 403,430 1,104,795 3,733,772 8,641,730 15,248,454 25,304,678 17,590,204 3,093,476 43,825
女性 95,254,655 19,923 248,361 608,518 1,352,070 3,583,032 7,170,678 13,154,990 29,385,449 30,097,264 9,361,065 290,753
合計 170,657,757 44,205 445,369 1,011,948 2,456,865 7,316,804 15,812,408 28,403,444 54,690,127 47,687,468 12,454,541 334,578
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道6,955,363
東北16,203,198
関東60,868,719
中部23,235,013
近畿24,950,219
中国・四国16,463,043
九州21,982,203
合計170,657,757
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道6,955,363
北東北5,908,632
南東北8,285,110
北関東11,101,594
南関東49,767,125
甲信越9,727,725
北陸2,512,308
東海12,777,435
関西23,167,764
中国10,959,268
四国5,503,775
北九州16,210,327
南九州4,197,495
沖縄3,148,762
合計170,657,757
都道府県別
都道府県名 合計
北海道6,955,363
青森県3,474,205
岩手県2,009,456
宮城県3,434,044
秋田県2,434,427
山形県1,731,273
福島県3,119,793
茨城県5,851,678
栃木県2,591,801
群馬県2,658,115
埼玉県8,786,441
千葉県7,771,386
東京都19,340,228
神奈川県13,869,070
新潟県2,925,727
富山県669,228
石川県1,214,687
福井県628,393
山梨県1,835,669
長野県4,966,329
岐阜県1,965,122
静岡県5,498,236
愛知県3,531,622
三重県1,782,455
滋賀県893,076
京都府2,668,575
大阪府10,695,636
兵庫県6,230,436
奈良県1,062,118
和歌山県1,617,923
鳥取県1,011,710
島根県1,449,189
岡山県2,582,897
広島県4,003,215
山口県1,912,257
徳島県1,077,786
香川県1,681,516
愛媛県1,461,029
高知県1,283,444
福岡県6,504,278
佐賀県1,268,398
長崎県2,300,153
熊本県3,510,892
大分県2,626,606
宮崎県1,766,430
鹿児島県2,431,065
沖縄県1,574,381
合計170,657,757
更新予告まとめ