薬剤詳細データ

一般名

酸化マグネシウム

製品名

重質酸化マグネシウム「三恵」

薬効名

制酸剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

重質酸化マグネシウム「三恵」

yj-code

2344002X1071

添付文書No

2344002X1071_1_07

改定年月

2023-06

1

一般名

酸化マグネシウム

薬効分類名

制酸・緩下剤


用法・用量

〈制酸剤として使用する場合〉酸化マグネシウムとして、通常成人1日0.5~1.0gを数回に分割経口投与する。〈緩下剤として使用する場合〉酸化マグネシウムとして、通常成人1日2gを食前又は食後の3回に分割経口投与するか、または就寝前に1回投与する。〈尿路蓚酸カルシウム結石の発生予防に使用する場合〉酸化マグネシウムとして、通常成人1日0.2~0.6gを多量の水とともに経口投与する。なお、いずれの場合も年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

○下記疾患における制酸作用と症状の改善胃・十二指腸潰瘍、胃炎(急・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)○便秘症○尿路蓚酸カルシウム結石の発生予防

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

本剤は吸着作用、制酸作用等を有しているので、他の薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがある。


テトラサイクリン系抗生物質


(テトラサイクリン、ミノサイクリン等)


ニューキノロン系抗菌剤


(シプロフロキサシン、トスフロキサシン等)


ビスホスホン酸塩系骨代謝改善剤


(エチドロン酸二ナトリウム、リセドロン酸ナトリウム等)


抗ウイルス剤


(ラルテグラビル、エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩等)


これらの薬剤の吸収が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、同時に服用させないなど注意すること。


マグネシウムと難溶性のキレートを形成し、薬剤の吸収が阻害される。


セフジニル


セフポドキシム プロキセチル


ミコフェノール酸 モフェチル


ペニシラミン


これらの薬剤の吸収が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、同時に服用させないなど注意すること。


機序不明


アジスロマイシン


セレコキシブ


ロスバスタチン


ラベプラゾール


ガバペンチン


これらの薬剤の血中濃度が低下するおそれがある。


機序不明


ジギタリス製剤


(ジゴキシン、ジギトキシン等)


鉄剤


フェキソフェナジン


これらの薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、服用間隔をあけるなど注意すること。


マグネシウムの吸着作用または消化管内・体液のpH上昇によると考えられる。


ポリカルボフィルカルシウム


ポリカルボフィルカルシウムの作用が減弱するおそれがある。


ポリカルボフィルカルシウムは酸性条件下でカルシウムが脱離して薬効を発揮するが、本剤の胃内pH上昇作用によりカルシウムの脱離が抑制される。


高カリウム血症改善イオン交換樹脂製剤


(ポリスチレンスルホン酸カルシウム、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム)


これらの薬剤の効果が減弱するおそれがある。また、併用によりアルカローシスがあらわれたとの報告がある。


マグネシウムがこれらの薬剤の陽イオンと交換するためと考えられる。


活性型ビタミンD3製剤


(アルファカルシドール、カルシトリオール等)


高マグネシウム血症を起こすおそれがある。


マグネシウムの消化管吸収及び腎尿細管からの再吸収が促進するためと考えられる。


活性型ビタミンD3製剤


(アルファカルシドール、カルシトリオール等)


大量の牛乳、カルシウム製剤


milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には投与を中止すること。


機序:代謝性アルカローシスが持続することにより、尿細管でのカルシウム再吸収が増大する。危険因子:高カルシウム血症、代謝性アルカローシス、腎機能障害のある患者。


リオシグアト


本剤との併用によりリオシグアトの血中濃度が低下するおそれがある。本剤はリオシグアト投与後1時間以上経過してから服用させること。


消化管内pHの上昇によりリオシグアトのバイオアベイラビリティが低下する。


ロキサデュスタット


バダデュスタット


これらの薬剤と併用した場合、これらの薬剤の作用が減弱するおそれがある。


機序不明


炭酸リチウム


高マグネシウム血症を起こすおそれがある。


機序不明


H2受容体拮抗薬


(ファモチジン、ラニチジン、ラフチジン等)


プロトンポンプインヒビター


(オメプラゾール、ランソプラゾール、エソメプラゾール等)


本剤の緩下作用が減弱するおそれがある。


胃内のpH上昇により本剤の溶解度が低下するためと考えられる。


ミソプロストール


下痢が発現しやすくなる。


ミソプロストールは小腸の蠕動運動を亢進させ、小腸からの水・Naの吸収を阻害し、下痢を生じさせる。本剤には緩下作用があるので、両者の併用で下痢が発現しやすくなる。


副作用:重大な副作用

1: 高マグネシウム血症(頻度不明)

-呼吸抑制、意識障害、不整脈、心停止に至ることがある。悪心・嘔吐、口渇、血圧低下、徐脈、皮膚潮紅、筋力低下、傾眠等の症状の発現に注意するとともに、血清マグネシウムの濃度の測定を行うこと。,,,,,

副作用:その他副作用


消化器 -下痢等
電解質 -血清マグネシウム値の上昇

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 328,054 13,885 3,933 0 4,254 13,169 19,177 38,363 97,523 110,465 31,918 1,366
女性 629,149 19,105 2,754 4,817 9,727 19,451 38,056 56,385 122,496 224,301 131,437 9,135
合計 973,102 32,990 6,687 4,817 13,981 32,620 57,233 94,748 220,019 334,766 163,355 10,501
男性 328,054 13,885 3,933 0 4,254 13,169 19,177 38,363 97,523 110,465 31,918 1,366
女性 629,149 19,105 2,754 4,817 9,727 19,451 38,056 56,385 122,496 224,301 131,437 9,135
合計 973,102 32,990 6,687 4,817 13,981 32,620 57,233 94,748 220,019 334,766 163,355 10,501
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道60,630
東北20,294
関東5,142
中部569,220
近畿132,446
中国・四国135,254
九州49,286
合計973,102
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道60,630
北東北2,648
南東北1,383
北関東1,360
南関東3,782
甲信越11,543
北陸10,899
東海562,618
関西116,606
中国52,657
四国82,597
北九州32,649
南九州16,637
沖縄0
合計973,102
都道府県別
都道府県名 合計
北海道60,630
青森県1,540
岩手県16,263
宮城県1,383
秋田県1,108
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県1,360
群馬県0
埼玉県2,314
千葉県0
東京都1,468
神奈川県0
新潟県0
富山県7,156
石川県3,743
福井県0
山梨県0
長野県11,543
岐阜県238,171
静岡県2,603
愛知県306,004
三重県15,840
滋賀県2,715
京都府0
大阪府13,172
兵庫県7,802
奈良県42,527
和歌山県50,390
鳥取県1,506
島根県20,258
岡山県7,732
広島県23,161
山口県0
徳島県19,521
香川県12,719
愛媛県38,549
高知県11,808
福岡県26,090
佐賀県0
長崎県1,543
熊本県2,544
大分県2,472
宮崎県1,000
鹿児島県15,637
沖縄県0
合計973,102
更新予告まとめ