薬剤詳細データ

一般名

コルチゾン酢酸エステル錠

製品名

コートン錠25mg

薬効名

副腎ホルモン剤

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薬剤名

コートン錠25mg

yj-code

2452001F1036

添付文書No

2452001F1036_3_06

改定年月

2021-07

第1版

一般名

コルチゾン酢酸エステル錠

薬効分類名

副腎皮質ホルモン製剤


用法・用量

コルチゾン酢酸エステルとして、通常成人1日12.5~150mgを1~4回に分割して経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

慢性副腎皮質機能不全(原発性、続発性、下垂体性、医原性)、急性副腎皮質機能不全(副腎クリーゼ)、副腎性器症候群、亜急性甲状腺炎、甲状腺疾患に伴う悪性眼球突出症、ACTH単独欠損症、関節リウマチ、若年性関節リウマチ(スチル病を含む)、リウマチ熱(リウマチ性心炎を含む) エリテマトーデス(全身性及び慢性円板状) ネフローゼ及びネフローゼ症候群 気管支喘息、薬剤その他の化学物質によるアレルギー・中毒(薬疹、中毒疹を含む)、血清病 重症感染症(化学療法と併用する) 溶血性貧血(免疫性又は免疫性機序の疑われるもの)、白血病(急性白血病、慢性骨髄性白血病の急性転化、慢性リンパ性白血病)(皮膚白血病を含む)、顆粒球減少症(本態性、続発性)、紫斑病(血小板減少性及び血小板非減少性)、再生不良性貧血 限局性腸炎、潰瘍性大腸炎 重症消耗性疾患の全身状態の改善(癌末期、スプルーを含む) 慢性肝炎(活動型、急性再燃型、胆汁うっ滞型)(但し、一般的治療に反応せず肝機能の著しい異常が持続する難治性のものに限る)、肝硬変(活動型、難治性腹水を伴うもの、胆汁うっ滞を伴うもの) サルコイドーシス(但し、両側肺門リンパ節腫脹のみの場合を除く)、びまん性間質性肺炎(肺線維症)(放射線肺臓炎を含む) 肺結核(粟粒結核、重症結核に限る)(抗結核剤と併用する)、結核性髄膜炎(抗結核剤と併用する) 脳脊髄炎(脳炎、脊髄炎を含む)(但し、一次性脳炎の場合は頭蓋内圧亢進症状がみられ、かつ他剤で効果が不十分なときに短期間用いること)、末梢神経炎(ギランバレー症候群を含む)、小舞踏病、顔面神経麻痺 悪性リンパ腫(リンパ肉腫症、細網肉腫症、ホジキン病、皮膚細網症、菌状息肉症)及び類似疾患(近縁疾患) 特発性低血糖症 副腎摘除、副腎皮質機能不全患者に対する外科的侵襲 ★湿疹・皮膚炎群(急性湿疹、亜急性湿疹、慢性湿疹、接触皮膚炎、貨幣状湿疹、自家感作性皮膚炎、アトピー皮膚炎、乳・幼・小児湿疹、ビダール苔癬、その他の神経皮膚炎、脂漏性皮膚炎、進行性指掌角皮症、その他の手指の皮膚炎、陰部あるいは肛門湿疹、耳介及び外耳道の湿疹・皮膚炎、鼻前庭及び鼻翼周辺の湿疹・皮膚炎など)(但し、重症例以外は極力投与しないこと)、蕁麻疹(慢性例を除く)(重症例に限る)、★乾癬及び類症〔尋常性乾癬(重症例)、乾癬性関節炎、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬、稽留性肢端皮膚炎、疱疹状膿痂疹、ライター症候群〕、紅斑症(★多形滲出性紅斑、結節性紅斑)(但し、多形滲出性紅斑の場合は重症例に限る)、粘膜皮膚眼症候群〔開口部びらん性外皮症、スチブンス・ジョンソン病、皮膚口内炎、フックス症候群、ベーチェット病(眼症状のない場合)、リップシュッツ急性陰門潰瘍〕、天疱瘡群(尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、Senear-Usher症候群、増殖性天疱瘡)、デューリング疱疹状皮膚炎(類天疱瘡、妊娠性疱疹を含む)、★紅皮症(ヘブラ紅色粃糠疹を含む) 内眼・視神経・眼窩・眼筋の炎症性疾患の対症療法(ブドウ膜炎、網脈絡膜炎、網膜血管炎、視神経炎、眼窩炎性偽腫瘍、眼窩漏斗尖端部症候群、眼筋麻痺)、外眼部及び前眼部の炎症性疾患の対症療法で点眼が不適当又は不十分な場合(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、虹彩毛様体炎) アレルギー性鼻炎、花粉症(枯草熱) ★印 外用剤を用いても効果が不十分な場合あるいは十分な効果を期待し得ないと推定される場合にのみ用いること

相互作用:併用禁忌

デスモプレシン酢酸塩水和物(ミニリンメルト)(男性における夜間多尿による夜間頻尿)


低ナトリウム血症が発現するおそれがある。


機序不明。


相互作用:併用注意

バルビツール酸誘導体


フェノバルビタール


フェニトイン


リファンピシン


本剤の作用が減弱することが報告されている。


これらの薬剤はチトクロームP450を誘導し、本剤の代謝が促進される。


ソマトロピン(遺伝子組換え)


血清コルチゾール濃度が低下することがある。


成長ホルモンが11β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ1型(11β-HSD-1)を抑制することにより、コルチゾンからコルチゾールへの変換を減少させるため。


サリチル酸誘導体


アスピリン


併用時に本剤を減量すると、血清中のサリチル酸誘導体の濃度が増加し、サリチル酸中毒を起こすことが報告されている。


本剤はサリチル酸誘導体の腎排泄と肝代謝を促進し、血清中のサリチル酸誘導体の濃度が低下する。


抗凝血剤


ワルファリンカリウム


抗凝血剤の作用を減弱させることが報告されている。


本剤は血液凝固促進作用がある。


糖尿病用薬


ビグアナイド系薬剤


スルホニルウレア剤


速効型インスリン分泌促進剤


α-グルコシダーゼ阻害剤


チアゾリジン系薬剤


DPP-4阻害剤


GLP-1受容体作動薬


SGLT2阻害剤


インスリン製剤等


これらの薬剤の作用を減弱させることが報告されている。


本剤は肝臓での糖新生を促進し、末梢組織での糖利用を阻害する。


利尿剤(カリウム保持性利尿剤を除く)


トリクロルメチアジド


フロセミド等


β2-刺激剤


クレンブテロール塩酸塩


ツロブテロール塩酸塩


プロカテロール塩酸塩水和物等


アムホテリシンB


併用により、低カリウム血症があらわれることがある。


本剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用がある。


ジゴキシン


ジゴキシン中毒があらわれるおそれがある。


本剤の尿細管でのカリウム排泄促進作用により、血中カリウム値が低下し、ジゴキシンの作用が増強する。


シナカルセト


血清カルシウム濃度が低下するおそれがある。


シナカルセトの血中カルシウム低下作用が増強される可能性がある。


シクロスポリン


副腎皮質ホルモン剤の大量投与により、併用したシクロスポリンの血中濃度が上昇するとの報告がある。


シクロスポリンの代謝を阻害する。


マクロライド系抗生物質


エリスロマイシン


エストロゲン(経口避妊薬を含む)


副腎皮質ホルモン剤の作用が増強されるとの報告がある。


本剤の代謝が阻害されるおそれがある。


エフェドリン


副腎皮質ホルモン剤の代謝が促進され、血中濃度が低下するとの報告がある。


機序不明


ジクロフェナク


消化器系の副作用(消化性潰瘍、消化管出血等)を起こすおそれが高くなる。


ともに消化器系の副作用を起こすおそれがある。


副作用:重大な副作用

1: 誘発感染症、感染症の増悪(いずれも頻度不明)

-B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎があらわれることがある。,,,,2: 続発性副腎皮質機能不全、糖尿病(いずれも頻度不明)

3: 消化性潰瘍、膵炎(いずれも頻度不明)

4: 精神変調、うつ状態、痙攣(いずれも頻度不明)

5: 骨粗鬆症、大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死、ミオパシー(いずれも頻度不明)

6: 緑内障、後嚢白内障(いずれも頻度不明)

-,7: 血栓症(頻度不明)

8: 腫瘍崩壊症候群(頻度不明)

-リンパ系腫瘍を有する患者に投与した場合、腫瘍崩壊症候群があらわれることがある。異常が認められた場合には、適切な処置(生理食塩液、高尿酸血症治療剤等の投与、透析等)を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること。

副作用:その他副作用


内分泌 -月経異常
消化器 -下痢、悪心・嘔吐、胃痛、胸やけ、腹部膨満感、口渇、食欲不振、食欲亢進
精神神経系 -多幸症、不眠、頭痛、めまい
筋・骨格 -筋肉痛、関節痛
脂質・蛋白質代謝 -満月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡、脂肪肝
体液・電解質 -浮腫、血圧上昇、低カリウム性アルカローシス
眼 -中心性漿液性網脈絡膜症等による網膜障害、眼球突出
血液 -白血球増多
皮膚 -ざ瘡、多毛、脱毛、色素沈着、皮下いっ血、紫斑、線条、そう痒、発汗異常、顔面紅斑、創傷治癒障害、皮膚菲薄化・脆弱化、脂肪織炎
過敏症 -発疹
その他 -発熱、疲労感、ステロイド腎症、体重増加、精子数及びその運動性の増減

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 176,924 0 0 5,647 13,750 34,784 21,621 22,927 43,634 29,385 5,176 0
女性 143,059 0 0 5,003 7,904 13,643 20,031 25,358 33,954 30,586 6,580 0
合計 322,350 0 0 10,650 21,654 48,427 41,652 48,285 77,588 59,971 11,756 0
男性 176,924 0 0 5,647 13,750 34,784 21,621 22,927 43,634 29,385 5,176 0
女性 143,059 0 0 5,003 7,904 13,643 20,031 25,358 33,954 30,586 6,580 0
合計 322,350 0 0 10,650 21,654 48,427 41,652 48,285 77,588 59,971 11,756 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道1,955
東北11,925
関東103,276
中部42,498
近畿92,566
中国・四国43,904
九州21,473
合計322,350
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道1,955
北東北5,639
南東北6,286
北関東5,845
南関東97,431
甲信越7,270
北陸3,752
東海32,573
関西91,469
中国37,077
四国6,827
北九州18,869
南九州2,604
沖縄0
合計322,350
都道府県別
都道府県名 合計
北海道1,955
青森県1,681
岩手県0
宮城県1,988
秋田県3,958
山形県0
福島県4,298
茨城県1,681
栃木県1,469
群馬県2,695
埼玉県12,864
千葉県17,311
東京都50,254
神奈川県17,002
新潟県4,038
富山県0
石川県0
福井県3,752
山梨県1,564
長野県1,668
岐阜県12,446
静岡県1,449
愛知県17,581
三重県1,097
滋賀県14,668
京都府6,944
大阪府19,604
兵庫県42,771
奈良県1,480
和歌山県6,002
鳥取県0
島根県0
岡山県2,031
広島県31,834
山口県3,212
徳島県0
香川県0
愛媛県6,827
高知県0
福岡県4,613
佐賀県5,110
長崎県5,418
熊本県3,728
大分県0
宮崎県0
鹿児島県2,604
沖縄県0
合計322,350
更新予告まとめ