薬剤詳細データ

一般名

デキサメタゾン錠

製品名

デカドロン錠0.5mg

薬効名

副腎ホルモン剤

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薬剤名

デカドロン錠0.5mg

yj-code

2454002F1183

添付文書No

2454002F1183_3_16

改定年月

2022-05

第3版

一般名

デキサメタゾン錠

薬効分類名

副腎皮質ホルモン製剤


用法・用量

〈抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)〉 通常、成人にはデキサメタゾンとして1日4~20mgを1~2回に分割経口投与する。ただし、1日最大20mgまでとする。 〈全身性ALアミロイドーシス〉 他の薬剤との併用において、通常、成人にはデキサメタゾンとして1日40mgを1、8、15、22日目に投与する。28日を1サイクルとして、最大6サイクルまで投与を繰り返す。 〈上記以外の効能共通〉 デキサメタゾンとして、通常成人1日0.5~8mgを1~4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

慢性副腎皮質機能不全(原発性、続発性、下垂体性、医原性)、急性副腎皮質機能不全(副腎クリーゼ)、副腎性器症候群、亜急性甲状腺炎、甲状腺中毒症〔甲状腺(中毒性)クリーゼ〕、甲状腺疾患に伴う悪性眼球突出症、ACTH単独欠損症、下垂体抑制試験 関節リウマチ、若年性関節リウマチ(スチル病を含む)、リウマチ熱(リウマチ性心炎を含む)、リウマチ性多発筋痛 エリテマトーデス(全身性及び慢性円板状)、全身性血管炎(高安動脈炎、結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症を含む)、多発性筋炎(皮膚筋炎)、強皮症 ネフローゼ及びネフローゼ症候群 うっ血性心不全 気管支喘息、喘息性気管支炎(小児喘息性気管支炎を含む)、薬剤その他の化学物質によるアレルギー・中毒(薬疹、中毒疹を含む)、血清病 重症感染症(化学療法と併用する) 溶血性貧血(免疫性又は免疫性機序の疑われるもの)、白血病(急性白血病、慢性骨髄性白血病の急性転化、慢性リンパ性白血病)(皮膚白血病を含む)、顆粒球減少症(本態性、続発性)、紫斑病(血小板減少性及び血小板非減少性)、再生不良性貧血 限局性腸炎、潰瘍性大腸炎 重症消耗性疾患の全身状態の改善(癌末期、スプルーを含む) 劇症肝炎(臨床的に重症とみなされるものを含む)、胆汁うっ滞型急性肝炎、慢性肝炎(活動型、急性再燃型、胆汁うっ滞型)(但し、一般的治療に反応せず肝機能の著しい異常が持続する難治性のものに限る)、肝硬変(活動型、難治性腹水を伴うもの、胆汁うっ滞を伴うもの) サルコイドーシス(但し、両側肺門リンパ節腫脹のみの場合を除く)、びまん性間質性肺炎(肺線維症)(放射線肺臓炎を含む) 肺結核(粟粒結核、重症結核に限る)(抗結核剤と併用する)、結核性髄膜炎(抗結核剤と併用する)、結核性胸膜炎(抗結核剤と併用する)、結核性腹膜炎(抗結核剤と併用する)、結核性心のう炎(抗結核剤と併用する) 脳脊髄炎(脳炎、脊髄炎を含む)(但し、一次性脳炎の場合は頭蓋内圧亢進症状がみられ、かつ他剤で効果が不十分なときに短期間用いること)、末梢神経炎(ギランバレー症候群を含む)、筋強直症、重症筋無力症、多発性硬化症(視束脊髄炎を含む)、小舞踏病、顔面神経麻痺、脊髄蜘網膜炎 悪性リンパ腫(リンパ肉腫症、細網肉腫症、ホジキン病、皮膚細網症、菌状息肉症)及び類似疾患(近縁疾患)、好酸性肉芽腫、乳癌の再発転移 抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐) 特発性低血糖症 原因不明の発熱 副腎摘除、臓器・組織移植、侵襲後肺水腫、副腎皮質機能不全患者に対する外科的侵襲 蛇毒・昆虫毒(重症の虫さされを含む) 強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎) 卵管整形術後の癒着防止 前立腺癌(他の療法が無効な場合)、陰茎硬結 ★湿疹・皮膚炎群(急性湿疹、亜急性湿疹、慢性湿疹、接触皮膚炎、貨幣状湿疹、自家感作性皮膚炎、アトピー皮膚炎、乳・幼・小児湿疹、ビダール苔癬、その他の神経皮膚炎、脂漏性皮膚炎、進行性指掌角皮症、その他の手指の皮膚炎、陰部あるいは肛門湿疹、耳介及び外耳道の湿疹・皮膚炎、鼻前庭及び鼻翼周辺の湿疹・皮膚炎など)(但し、重症例以外は極力投与しないこと)、★痒疹群(小児ストロフルス、蕁麻疹様苔癬、固定蕁麻疹を含む)(但し、重症例に限る。また、固定蕁麻疹は局注が望ましい)、蕁麻疹(慢性例を除く)(重症例に限る)、★乾癬及び類症〔尋常性乾癬(重症例)、乾癬性関節炎、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬、稽留性肢端皮膚炎、疱疹状膿痂疹、ライター症候群〕、★掌蹠膿疱症(重症例に限る)、★扁平苔癬(重症例に限る)、成年性浮腫性硬化症、紅斑症(★多形滲出性紅斑、結節性紅斑)(但し、多形滲出性紅斑の場合は重症例に限る)、IgA血管炎(重症例に限る)、ウェーバークリスチャン病、粘膜皮膚眼症候群〔開口部びらん性外皮症、スチブンス・ジョンソン病、皮膚口内炎、フックス症候群、ベーチェット病(眼症状のない場合)、リップシュッツ急性陰門潰瘍〕、レイノー病、★円形脱毛症(悪性型に限る)、天疱瘡群(尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、Senear-Usher症候群、増殖性天疱瘡)、デューリング疱疹状皮膚炎(類天疱瘡、妊娠性疱疹を含む)、先天性表皮水疱症、帯状疱疹(重症例に限る)、★紅皮症(ヘブラ紅色粃糠疹を含む)、顔面播種状粟粒性狼瘡(重症例に限る)、アレルギー性血管炎及びその類症(急性痘瘡様苔癬状粃糠疹を含む)、潰瘍性慢性膿皮症、新生児スクレレーマ 内眼・視神経・眼窩・眼筋の炎症性疾患の対症療法(ブドウ膜炎、網脈絡膜炎、網膜血管炎、視神経炎、眼窩炎性偽腫瘍、眼窩漏斗尖端部症候群、眼筋麻痺)、外眼部及び前眼部の炎症性疾患の対症療法で点眼が不適当又は不十分な場合(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、虹彩毛様体炎)、眼科領域の術後炎症 急性・慢性中耳炎、滲出性中耳炎・耳管狭窄症、メニエル病及びメニエル症候群、急性感音性難聴、血管運動(神経)性鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症(枯草熱)、進行性壊疽性鼻炎、喉頭炎・喉頭浮腫、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法 難治性口内炎及び舌炎(局所療法で治癒しないもの) 嗅覚障害、急性・慢性(反復性)唾液腺炎 全身性ALアミロイドーシス ★:外用剤を用いても効果が不十分な場合あるいは十分な効果を期待し得ないと推定される場合にのみ用いること

相互作用:併用禁忌

デスモプレシン酢酸塩水和物(男性における夜間多尿による夜間頻尿)


ミニリンメルト


低ナトリウム血症が発現するおそれがある。


機序不明


リルピビリン


エジュラント、リカムビス


リルピビリン塩酸塩・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩・エムトリシタビン


オデフシィ


リルピビリン塩酸塩・ドルテグラビルナトリウム


ジャルカ


これらの薬剤の血中濃度を低下させ、作用を減弱させるおそれがある。


本剤のCYP3A4誘導作用により、これらの薬剤の代謝が促進される可能性がある。


相互作用:併用注意

主にCYP3A4で代謝される薬剤


イマチニブ


エプレレノン


エレトリプタン


ドネペジル等


これらの薬剤の血中濃度を低下させ、作用を減弱させるおそれがある。


本剤のCYP3A4誘導作用により、これらの薬剤の代謝が促進される可能性がある。


カスポファンギン


カスポファンギンの血中濃度が低下するおそれがある。


本剤がカスポファンギンの取り込み輸送過程に影響し、カスポファンギンのクリアランス誘導が起きると考えられる。


CYP3A4を誘導する薬剤


バルビツール酸誘導体


フェノバルビタール


リファンピシン


カルバマゼピン等


本剤の作用が減弱することが報告されている。


これらの薬剤はチトクロームP450を誘導し、本剤の代謝が促進される。


フェニトイン


本剤の作用が減弱することが報告されている。


フェニトインがチトクロームP450を誘導し、本剤の代謝が促進される。


フェニトイン


併用により、フェニトインの血中濃度が上昇又は低下するとの報告がある。


機序不明


HIVプロテアーゼ阻害剤


リトナビル


本剤のAUCの上昇あるいはこれらの薬剤のAUCが低下するおそれがある。


チトクロームP450に対して競合する可能性がある。また、本剤がチトクロームP450を誘導することより、これらの薬剤の代謝が促進される可能性がある。


アプレピタント


本剤の作用が増強されるおそれがある。


アプレピタントの用量依存的なCYP3A4阻害作用により、本剤の代謝が阻害される。


エンシトレルビル フマル酸


本剤の作用が増強されるおそれがある。


エンシトレルビルのCYP3Aに対する阻害作用により、本剤の代謝が阻害される。


マクロライド系抗生物質


エリスロマイシン


アゾール系抗真菌剤


イトラコナゾール


副腎皮質ホルモン剤の作用が増強されるとの報告がある。


本剤の代謝が阻害されるおそれがある。


メフロキン


併用により本剤又はメフロキンの血中濃度が変動するおそれがある。


メフロキンはCYP3Aにより代謝されることが示唆されており、相互に影響を受ける可能性が考えられる。


シクロスポリン


副腎皮質ホルモン剤の大量投与により、併用したシクロスポリンの血中濃度が上昇するとの報告がある。


シクロスポリンの代謝を阻害する。


サリチル酸誘導体


アスピリン


併用時に本剤を減量すると、血清中のサリチル酸誘導体の濃度が増加し、サリチル酸中毒を起こすことが報告されている。


本剤はサリチル酸誘導体の腎排泄と肝代謝を促進し、血清中のサリチル酸誘導体の濃度が低下する。


抗凝血剤


ワルファリンカリウム


抗凝血剤の作用を減弱させることが報告されている。


本剤は血液凝固促進作用がある。


糖尿病用薬


ビグアナイド系薬剤


スルホニルウレア剤


速効型インスリン分泌促進剤


α-グルコシダーゼ阻害剤


チアゾリジン系薬剤


DPP-4阻害剤


GLP-1受容体作動薬


SGLT2阻害剤


インスリン製剤等


これらの薬剤の作用を減弱させることが報告されている。


本剤は肝臓での糖新生を促進し、末梢組織での糖利用を阻害する。


血圧降下剤


これらの薬剤の作用を減弱させるおそれがある。


機序不明


利尿剤


これらの薬剤の作用を減弱させるおそれがある。


機序不明


利尿剤(カリウム保持性利尿剤を除く)


トリクロルメチアジド


フロセミド


併用により、低カリウム血症があらわれることがある。


本剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用がある。


カルシウム受容体作動薬


エボカルセト


エテルカルセチド


シナカルセト


血清カルシウム濃度が低下するおそれがある。


これらの薬剤の血中カルシウム低下作用が増強される可能性がある。


エフェドリン


副腎皮質ホルモン剤の代謝が促進され、血中濃度が低下するとの報告がある。


機序不明


サリドマイド


血栓症と血栓塞栓症のリスクを高める危険性がある。


相互に作用を増強するおそれがある。


サリドマイド


海外において、多発性骨髄腫における本剤との併用により、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)が発現したとの報告がある。


機序不明


副作用:重大な副作用

1: 誘発感染症、感染症の増悪(いずれも頻度不明)

-B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎があらわれることがある。,,,,2: 続発性副腎皮質機能不全、糖尿病(いずれも頻度不明)

3: 消化性潰瘍、消化管穿孔、膵炎(いずれも頻度不明)

4: 精神変調、うつ状態、痙攣(いずれも頻度不明)

5: 骨粗鬆症、大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死、ミオパシー、脊椎圧迫骨折、長骨の病的骨折(いずれも頻度不明)

6: 緑内障、後嚢白内障(いずれも頻度不明)

-,7: 血栓塞栓症(頻度不明)

8: 腫瘍崩壊症候群(頻度不明)

-リンパ系腫瘍を有する患者に投与した場合、腫瘍崩壊症候群があらわれることがある。異常が認められた場合には、適切な処置(生理食塩液、高尿酸血症治療剤等の投与、透析等)を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること。

副作用:その他副作用


内分泌 -月経異常
消化器 -下痢、悪心・嘔吐、胃痛、胸やけ、腹部膨満感、口渇、食欲不振、食欲亢進、便秘
精神神経系 -多幸症、不眠、頭痛、めまい、振戦、末梢性感覚ニューロパチー、激越、傾眠
筋・骨格 -筋肉痛、関節痛、関節腫脹
脂質・蛋白質代謝 -満月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡、脂肪肝
体液・電解質 -浮腫、血圧上昇、低カリウム性アルカローシス、低ナトリウム血症、高カリウム血症
眼 -中心性漿液性網脈絡膜症等による網膜障害、眼球突出
血液 -白血球増多、好中球減少症、血小板減少症、白血球減少症
皮膚 -ざ瘡、多毛、脱毛、色素沈着、皮下いっ血、紫斑、線条、そう痒、発汗異常、顔面紅斑、紅斑、創傷治癒障害、皮膚菲薄化・脆弱化、脂肪織炎、皮膚乾燥
過敏症 -発疹
その他 -発熱、疲労感、ステロイド腎症、頻尿、体重増加、精子数及びその運動性の増減、しゃっくり、発声障害、咳嗽、動悸、耳鳴

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 5,128,909 407,283 124,793 141,748 206,306 298,055 441,042 782,984 1,483,065 1,143,542 256,285 1,581
女性 4,553,387 270,141 99,683 185,480 340,482 631,181 789,480 805,147 945,225 454,561 132,569 4,734
合計 9,945,369 677,424 224,476 327,228 546,788 929,236 1,230,522 1,588,131 2,428,290 1,598,103 388,854 6,315
男性 5,128,909 407,283 124,793 141,748 206,306 298,055 441,042 782,984 1,483,065 1,143,542 256,285 1,581
女性 4,553,387 270,141 99,683 185,480 340,482 631,181 789,480 805,147 945,225 454,561 132,569 4,734
合計 9,945,369 677,424 224,476 327,228 546,788 929,236 1,230,522 1,588,131 2,428,290 1,598,103 388,854 6,315
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道607,576
東北1,146,868
関東3,628,702
中部1,249,947
近畿1,422,974
中国・四国765,578
九州1,123,724
合計9,945,369
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道607,576
北東北457,797
南東北614,045
北関東543,201
南関東3,085,501
甲信越439,908
北陸214,527
東海670,984
関西1,347,502
中国478,498
四国287,080
北九州738,097
南九州305,978
沖縄159,298
合計9,945,369
都道府県別
都道府県名 合計
北海道607,576
青森県252,175
岩手県75,026
宮城県289,511
秋田県205,622
山形県129,616
福島県194,918
茨城県272,626
栃木県123,189
群馬県147,386
埼玉県575,266
千葉県585,743
東京都1,143,713
神奈川県780,779
新潟県234,789
富山県84,212
石川県87,247
福井県43,068
山梨県55,051
長野県150,068
岐阜県80,470
静岡県182,274
愛知県332,768
三重県75,472
滋賀県92,672
京都府178,291
大阪府568,614
兵庫県351,528
奈良県106,903
和歌山県49,494
鳥取県42,185
島根県78,786
岡山県64,484
広島県201,021
山口県92,022
徳島県69,636
香川県65,911
愛媛県105,778
高知県45,755
福岡県299,009
佐賀県63,715
長崎県172,740
熊本県123,378
大分県79,255
宮崎県238,186
鹿児島県67,792
沖縄県79,649
合計9,945,369
更新予告まとめ