薬剤詳細データ

一般名

インスリン グラルギン(遺伝子組換え)

製品名

ランタス注100単位/mL

薬効名

持効型溶解インスリンアナログ製剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

ランタス注100単位/mL

yj-code

2492416A3036

添付文書No

2492416A3036_1_13

改定年月

2021-10

第2版

一般名

インスリン グラルギン(遺伝子組換え)

薬効分類名

持効型溶解インスリンアナログ製剤


用法・用量

通常、成人では、初期は1日1回4~20単位を皮下注射するが、ときに他のインスリン製剤を併用することがある。注射時刻は朝食前又は就寝前のいずれでもよいが、毎日一定とする。投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて増減する。なお、その他のインスリン製剤の投与量を含めた維持量は、通常1日4~80単位である。ただし、必要により上記用量を超えて使用することがある。

効能・効果

インスリン療法が適応となる糖尿病

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

糖尿病用薬


ビグアナイド系薬剤


スルホニルウレア系薬剤


速効型インスリン分泌促進剤


α-グルコシダーゼ阻害剤


チアゾリジン系薬剤


DPP-4阻害薬


GLP-1受容体作動薬


SGLT2阻害剤 等


血糖降下作用の増強による低血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


血糖降下作用が増強される。


モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤


血糖降下作用の増強による低血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


インスリン分泌促進、糖新生抑制作用による血糖降下作用を有する。


三環系抗うつ剤


ノルトリプチリン塩酸塩 等


血糖降下作用の増強による低血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


機序は不明であるが、インスリン感受性を増強するなどの報告がある。


サリチル酸誘導体


アスピリン


エテンザミド


血糖降下作用の増強による低血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


糖に対するβ細胞の感受性の亢進やインスリン利用率の増加等による血糖降下作用を有する。また、末梢で弱いインスリン様作用を有する。


抗腫瘍剤


シクロホスファミド水和物


血糖降下作用の増強による低血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


インスリンが結合する抗体の生成を抑制し、その結合部位からインスリンを遊離させる可能性がある。


クマリン系薬剤


ワルファリンカリウム


血糖降下作用の増強による低血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


機序不明


クロラムフェニコール


血糖降下作用の増強による低血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


機序不明


サルファ剤


血糖降下作用の増強による低血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


膵臓でのインスリン分泌を増加させることにより、低血糖を起こすと考えられている。腎機能低下、空腹状態の遷延、栄養不良、過量投与が危険因子となる。


シベンゾリンコハク酸塩ジソピラミド


ピルメノール塩酸塩水和物


血糖降下作用の増強による低血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


インスリン分泌作用を認めたとの報告がある。


フィブラート系薬剤


血糖降下作用の増強による低血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


インスリン感受性増強等の作用により、本剤の作用を増強する。


レセルピン


血糖降下作用の増強による低血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


低血糖に対する交感神経系の症状(振戦、動悸等)をマスクし、低血糖を遷延させる可能性がある。


チアジド系利尿剤


トリクロルメチアジド


ループ利尿剤


フロセミド


血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


カリウム喪失が関与すると考えられている。カリウム欠乏時には、血糖上昇反応に対するβ細胞のインスリン分泌能が低下する可能性がある。


副腎皮質ステロイド


プレドニゾロン


トリアムシノロン


血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


糖新生亢進、筋肉組織・脂肪組織からのアミノ酸や脂肪酸の遊離促進、末梢組織でのインスリン感受性低下等による血糖上昇作用を有する。


ACTH


テトラコサクチド酢酸塩


血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


副腎皮質刺激作用により糖質コルチコイドの分泌が増加する。糖質コルチコイドは、糖新生亢進、筋肉組織・脂肪組織からのアミノ酸や脂肪酸の遊離促進、末梢組織でのインスリン感受性低下等による血糖上昇作用を有する。


アドレナリン


血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


糖新生亢進、末梢での糖利用抑制、インスリン分泌抑制による血糖上昇作用を有する。


グルカゴン


血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


糖新生亢進、肝グリコーゲン分解促進による血糖上昇作用を有する。


甲状腺ホルモン


レボチロキシンナトリウム水和物


乾燥甲状腺


血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


糖新生亢進、肝グリコーゲン分解促進による血糖上昇作用を有する。


成長ホルモン


ソマトロピン


血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


抗インスリン様作用による血糖上昇作用を有する。


卵胞ホルモン


エチニルエストラジオール


結合型エストロゲン


血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


末梢組織でインスリンの作用に拮抗する。


経口避妊薬


血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


末梢組織でインスリンの作用に拮抗する。


ニコチン酸


血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


末梢組織でのインスリン感受性を低下させるため耐糖能障害を起こす。


濃グリセリン


血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


代謝されて糖になるため、血糖値が上昇する。


イソニアジド


血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


炭水化物代謝を阻害することによる血糖上昇作用を有する。


ダナゾール


血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


インスリン抵抗性を増強するおそれがある。


フェニトイン


血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


インスリン分泌抑制作用を有する。


ブセレリン酢酸塩


血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


機序不明耐糖能を悪化させることがある。


フェノチアジン誘導体


血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


機序不明であるが、動物実験(ラット)において、インスリン分泌が低下したとの報告がある。


蛋白同化ステロイド


メスタノロン


血糖降下作用の増強による低血糖症状、又は減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


機序不明


ソマトスタチンアナログ製剤


オクトレオチド酢酸塩 等


血糖降下作用の増強による低血糖症状、又は減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


インスリン、グルカゴン及び成長ホルモン等互いに拮抗的に調節作用をもつホルモン間のバランスが変化することがある。


ペンタミジンイセチオン酸塩


血糖降下作用の増強による低血糖症状、又は減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


膵臓のβ細胞に作用し、初期に低血糖、それに引き続いて高血糖を起こすことがある。


β-遮断剤


プロプラノロール塩酸塩


アテノロール


ピンドロール


セリプロロール塩酸塩 等


血糖降下作用の増強による低血糖症状、又は減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


アドレナリンによる低血糖からの回復反応を抑制する。また、低血糖に対する交感神経系の症状(振戦、動悸等)をマスクし、低血糖を遷延させる可能性がある。また、インスリン感受性は薬剤により増強あるいは減弱することが報告されている。


炭酸リチウム


血糖降下作用の増強による低血糖症状、又は減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


機序不明インスリン分泌が減少したとの報告、逆に低血糖が発現したとの報告がある。


クロニジン


血糖降下作用の増強による低血糖症状、又は減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


機序不明血糖値が低下したとの報告、逆に血糖値を上昇させたとの報告がある。また、低血糖に対する交感神経系の症状(振戦、動悸等)をマスクし、低血糖を遷延させる可能性がある。


副作用:重大な副作用

1: 低血糖(0.7%)

-脱力感、倦怠感、高度の空腹感、冷汗、顔面蒼白、動悸、振戦、頭痛、めまい、嘔気、視覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、痙攣、意識障害(意識混濁、昏睡)等があらわれることがある。無処置の状態が続くと低血糖昏睡等を起こし、重篤な転帰(中枢神経系の不可逆的障害、死亡等)をとるおそれがある。長期にわたる糖尿病、糖尿病性神経障害、β-遮断剤投与あるいは強化インスリン療法が行われている場合では、低血糖の初期の自覚症状(冷汗、振戦等)が通常と異なる場合や、自覚症状があらわれないまま、低血糖あるいは低血糖性昏睡に陥ることがある。症状が認められた場合には糖質を含む食品を摂取する等、適切な処置を行うこと。α-グルコシダーゼ阻害剤との併用時にはブドウ糖を投与すること。経口摂取が不可能な場合は、ブドウ糖の静脈内投与やグルカゴンの筋肉内投与等、適切な処置を行うこと。低血糖は臨床的に回復した場合にも、再発することがあるので継続的に観察すること。,,,,,,,,2: ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

-全身性皮膚反応、血管神経性浮腫、気管支痙攣、低血圧等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

副作用:その他副作用


過敏症 -発疹、蕁麻疹、そう痒感
肝臓 -肝機能異常(AST、ALTの上昇等)
眼 -糖尿病網膜症の顕在化又は増悪
注射部位 -浮腫、疼痛、そう痒感、硬結-発赤、蕁麻疹、腫脹、炎症、リポジストロフィー(皮下脂肪の萎縮・肥厚等)、皮膚アミロイドーシス
その他 -ナトリウム貯留、浮腫

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県0
群馬県0
埼玉県0
千葉県0
東京都0
神奈川県0
新潟県0
富山県0
石川県0
福井県0
山梨県0
長野県0
岐阜県0
静岡県0
愛知県0
三重県0
滋賀県0
京都府0
大阪府0
兵庫県0
奈良県0
和歌山県0
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県0
山口県0
徳島県0
香川県0
愛媛県0
高知県0
福岡県0
佐賀県0
長崎県0
熊本県0
大分県0
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計0
更新予告まとめ