薬剤詳細データ

一般名

ジノプロスト

製品名

ジノプロスト注射液2000μg「F」

薬効名

プロスタグランジンF2α製剤

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薬剤名

ジノプロスト注射液2000μg「F」

yj-code

2499401A3081

添付文書No

2499401A2093_1_04

改定年月

2024-03

第1版

一般名

ジノプロスト

薬効分類名

プロスタグランジンF2α製剤


用法・用量

Ⅰ.注射投与 〈妊娠末期における陣痛誘発・陣痛促進・分娩促進〉 通常1~2mLを静脈内に点滴または持続注入する。 (1)点滴静注 本剤1mLに5%ブドウ糖注射液または糖液を加えて500mLに希釈し、通常ジノプロストとして0.1μg/kg/分の割合で点滴静注する。なお、希釈する輸液の量及び種類は患者の状態に応じて適切に選択する。 (2)シリンジポンプによる静注(持続注入) 本剤1mLに生理食塩液を加えて50mLに希釈し、通常ジノプロストとして0.1μg/kg/分(0.05μg〜0.15μg/kg/分)の割合で静注する。 (3)症状により適宜増減する。 〈腸管蠕動亢進〉 (1)通常1回ジノプロストとして1000〜2000μg(本剤1〜2mL)を輸液500mLに希釈し、1〜2時間(10〜20μg/分の投与速度)で1日2回静脈内に点滴注射する。 (2)本剤の投与は、手術侵襲の程度ならびに他の処置などを考慮して慎重に行うこと。 (3)3日間投与しても効果が認められないときは直ちに投与を中止し他の療法にきりかえる。(4)症状、体重により適宜増減する。 Ⅱ.卵膜外投与 〈治療的流産〉 1.妊娠12週以降本剤1mLに生理食塩液を加え4mLに希釈し、この液を子宮壁と卵膜の間に数回に分け注入投与する。 (1)薬液注入カテーテルの固定 通常フォーリーカテーテルを用いる。カテーテルを子宮頸管を通じ挿入、カテーテルのバルーン部が子宮口を通過して、子宮下部まで到達した後、バルーン部に生理食塩液を充満、内子宮口を閉鎖し、カテーテルの脱出と腟への薬液漏出を防止する。次にカテーテルを大腿部内側ヘテープで固定する。 (2)薬液の注入 1)初回量希釈液(ジノプロスト250μg/mL)1mLを注入し、薬液がカテーテル内に残らないように引き続きカテーテルの内腔量を若干上回る生理食塩液を注入する(通例、16号カテーテルでは約3.5mL)。2)2回目以降本剤の2回目以降の注入投与は、原則として2時間ごとに希釈液3〜4mL(750〜1000μg)を反復投与するが、初回投与による子宮収縮、その他の反応が強すぎる場合には、次回の投与量を2mL(500μg)に減量または4時間後に投与する。3)本剤の投与は原則として2時間間隔で行うが、本剤による効果及びその他の反応を観察しながら適宜投与量及び投与間隔を1〜4時間の間で調節する。4)本投与法においては薬剤注入の度に、カテーテルの内腔量を若干上回る生理食塩液を引き続き注入することに注意すること。 2.妊娠12週未満胞状奇胎、合併症で全身麻酔が困難な症例、頸管拡張の困難な症例またはその場合の除去術の前処置に使用する。その際本剤の注入は、アトロピン硫酸塩水和物、鎮痛剤の投与後、前麻酔効果があらわれてから行うことが望ましい。 (1)チューブの挿入 通常F4〜5号の合成樹脂製の細いチューブを用い、使用前にチューブ内腔に生理食塩液を満たしておく。チューブを鉗子ではさみ、外子宮口より子宮腔内にゆっくりと約7cm位まで挿入する。直視下で薬液の注入を行う以外は、チューブの排出をふせぐためチューブをとりかこむようにガーゼを腟腔内につめる。注射器をチューブに接続し、また、チューブを大腿部内側にテープで固定する。 (2)薬液の注入 1)分割注入法 妊娠12週以降の場合に準じ、本剤1mLに生理食塩液を加え4mLに希釈した液を用い分割注入する。 ・初回量は希釈液1mL(ジノプロスト250μg/mL)を注入し、また薬液がチューブ内に残らないように引き続きチューブ内腔量を若干上回る生理食塩液を注入する。・2回目以降の注入は、原則として1時間ごとに希釈液3〜4mL(750〜1000μg)を反復投与するが、初回投与による子宮収縮、その他の反応が強すぎる場合には、次回の投与量を2mL(500μg)に減量または投与時間間隔をおくらせる。・本剤の投与は原則として総投与量3000μgとし、また1時間間隔で行うが、本剤による効果及びその他の反応を観察しながら適宜に投与量及び投与時間間隔を調節する。・本投与法においては薬剤注入の度にチューブの内腔量を若干上回る生理食塩液を引き続き注入することに注意する。 2)一回注入法 ・通常ジノプロスト1000μg/1mL含有注射剤を希釈しないで、一回に2000〜3000μg(2〜3mL)をゆっくり注入する。本剤による効果及びその反応を観察しながら適宜に投与量を増減する。・注入後チューブの内腔量を若干上回る生理食塩液を引き続き注入する。チューブは薬液注入が終了すれば抜きとる。

効能・効果

Ⅰ.静脈内注射投与1.妊娠末期における陣痛誘発・陣痛促進・分娩促進2.下記における腸管蠕動亢進 ・胃腸管の手術における術後腸管麻痺の回復遷延の場合・麻痺性イレウスにおいて他の保存的治療で効果が認められない場合 Ⅱ.卵膜外投与治療的流産

相互作用:併用禁忌

〈妊娠末期における陣痛誘発・陣痛促進・分娩促進〉


オキシトシン


(アトニン-O注)


ジノプロストン(PGE2)


(プロスタグランジンE2錠、プロウペス腟用剤)


,,,,,


これらの薬剤と同時併用することにより過強陣痛を起こしやすい。


本剤及びこれらの薬剤の有する子宮収縮作用が併用により増強される。


相互作用:併用注意

〈妊娠末期における陣痛誘発・陣痛促進・分娩促進〉


ジノプロストン(腟用剤)


,,,


過強陣痛を起こしやすいので、ジノプロストン(腟用剤)の投与終了後1時間以上の間隔をあけ、十分な分娩監視を行い、慎重に投与すること。


本剤及びこれらの薬剤の有する子宮収縮作用が前後して使用することにより増強される。


陣痛誘発・促進剤


オキシトシン


ジノプロストン(PGE2(経口剤))


,,,


これらの薬剤と前後して使用する場合も、過強陣痛を起こしやすいので、十分な分娩監視を行い、慎重に投与すること。特に、ジノプロストン(PGE2(経口剤))を前後して投与する場合は、前の薬剤の投与が終了した後1時間以上経過してから次の薬剤の投与を開始すること。


本剤及びこれらの薬剤の有する子宮収縮作用が前後して使用することにより増強される。


〈治療的流産〉


陣痛誘発・促進剤


オキシトシン


ゲメプロスト


これらの薬剤と前後して使用する場合は、異常収縮に注意し、観察を十分に行い慎重に投与すること。


本剤及びこれらの薬剤の有する子宮収縮作用が前後して使用することにより増強される。


副作用:重大な副作用

1: 心室細動、心停止、ショック(いずれも頻度不明)

2: 呼吸困難(頻度不明)

-喘鳴、呼吸困難等があらわれることがある。

副作用:その他副作用

〈妊娠末期における陣痛誘発・陣痛促進・分娩促進〉
循環器 -顔面潮紅-頻脈、血圧上昇、血圧下降、動悸
消化器 -嘔気・嘔吐-下痢
注射部注) -血管痛、静脈炎、発赤
その他 -頭痛・頭重、発汗、悪寒、発熱、手指のしびれ〈腸管蠕動亢進〉
循環器 -心悸亢進、顔面潮紅-血圧上昇、血圧下降、胸内苦悶、不整脈-頻脈
過敏症 -発疹等
消化器 -嘔気(15.4%)、腹痛(9.4%)、腹部膨満感-嘔吐、下痢-腹部不快感、鼓腸
注射部注) -血管痛-静脈炎、発赤
その他 -口渇、頭痛-発汗、冷汗-しびれ感、発熱〈治療的流産〉
循環器 -顔面潮紅-血圧上昇、血圧下降、動悸-胸内苦悶、四肢冷感
消化器 -嘔気・嘔吐(32.1%)-下痢
皮膚 -発疹
その他 -頭痛・頭重、発熱-全身倦怠感、耳鳴

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県0
群馬県0
埼玉県0
千葉県0
東京都0
神奈川県0
新潟県0
富山県0
石川県0
福井県0
山梨県0
長野県0
岐阜県0
静岡県0
愛知県0
三重県0
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京都府0
大阪府0
兵庫県0
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和歌山県0
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県0
山口県0
徳島県0
香川県0
愛媛県0
高知県0
福岡県0
佐賀県0
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大分県0
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計0
更新予告まとめ