薬剤詳細データ

一般名

アスピリン・ランソプラゾール配合錠

製品名

タケルダ配合錠

薬効名

その他の血液・体液用薬

添付文書(抜粋)

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薬剤名

タケルダ配合錠

yj-code

3399102F1026

添付文書No

3399102F1026_2_05

改定年月

2024-08

第4版

一般名

アスピリン・ランソプラゾール配合錠

薬効分類名

アスピリン/ランソプラゾール配合剤


用法・用量

通常、成人には1日1回1錠(アスピリン/ランソプラゾールとして100mg/15mg)を経口投与する。

効能・効果

下記疾患又は術後における血栓・塞栓形成の抑制(胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の既往がある患者に限る) 狭心症(慢性安定狭心症、不安定狭心症)、心筋梗塞、虚血性脳血管障害(一過性脳虚血発作(TIA)、脳梗塞) 冠動脈バイパス術(CABG)あるいは経皮経管冠動脈形成術(PTCA)施行後

相互作用:併用禁忌

アタザナビル硫酸塩


レイアタッツ


アタザナビル硫酸塩の作用を減弱するおそれがある。


ランソプラゾールの胃酸分泌抑制作用によりアタザナビル硫酸塩の溶解性が低下し、アタザナビルの血中濃度が低下することがある。


リルピビリン塩酸塩


エジュラント


リルピビリン塩酸塩の作用を減弱するおそれがある。


ランソプラゾールの胃酸分泌抑制作用によりリルピビリン塩酸塩の吸収が低下し、リルピビリンの血中濃度が低下することがある。


相互作用:併用注意

テオフィリン


テオフィリンの血中濃度が低下することがある。


ランソプラゾールが肝薬物代謝酵素を誘導し、テオフィリンの代謝を促進することが考えられている。


タクロリムス水和物


タクロリムスの血中濃度が上昇することがある。また、腎障害が発現することがある。


ランソプラゾールが肝薬物代謝酵素におけるタクロリムスの代謝を競合的に阻害するためと考えられている。アスピリンと腎障害の副作用を相互に増強すると考えられている。


ジゴキシン


メチルジゴキシン


左記薬剤の作用を増強する可能性がある。


ランソプラゾールの胃酸分泌抑制作用によりジゴキシンの加水分解が抑制され、ジゴキシンの血中濃度が上昇する可能性がある。


イトラコナゾール


チロシンキナーゼ阻害剤


ゲフィチニブ


ボスチニブ水和物


ニロチニブ塩酸塩水和物


エルロチニブ塩酸塩


アカラブルチニブ


セリチニブ


ダサチニブ水和物


ダコミチニブ水和物


ラパチニブトシル酸塩水和物


カプマチニブ塩酸塩水和物


左記薬剤の作用を減弱する可能性がある。ボスチニブ水和物との併用は可能な限り避けること。


ランソプラゾールの胃酸分泌抑制作用により左記薬剤の血中濃度が低下する可能性がある。


酸化マグネシウム


酸化マグネシウムの緩下作用が減弱するおそれがある。


ランソプラゾールの胃酸分泌抑制作用による胃内pH上昇により酸化マグネシウムの溶解度が低下するためと考えられる。


ベルモスジルメシル酸塩


ベルモスジルメシル酸塩の血中濃度が低下する可能性がある。


ランソプラゾールの胃酸分泌抑制作用による胃内pH上昇によりベルモスジルメシル酸塩の吸収が抑制されるおそれがある。


メトトレキサート


メトトレキサートの血中濃度が上昇することがある。高用量のメトトレキサートを投与する場合は、本剤から他のアスピリン製剤への一時的な変更を考慮すること。また、メトトレキサートの副作用(骨髄抑制、肝・腎・消化器障害等)が増強されることがある。


ランソプラゾールによるメトトレキサートの血中濃度上昇の機序は不明である。アスピリン(高用量投与時)は血漿蛋白に結合したメトトレキサートと置換し、遊離させる。また、アスピリンはメトトレキサートの腎排泄を阻害すると考えられている。


抗凝固剤


クマリン系抗凝固剤


ワルファリンカリウム


,


クマリン系抗凝固剤の作用を増強し、出血時間の延長、消化管出血等を起こすことがあるので、クマリン系抗凝固剤を減量するなど慎重に投与すること。


アスピリンは血漿蛋白に結合したクマリン系抗凝固剤と置換し、遊離させる。また、アスピリンは血小板凝集抑制作用、消化管刺激による出血作用を有する。


抗凝固剤


血液凝固阻止剤


ヘパリン製剤


ダナパロイドナトリウム


第Xa因子阻害剤


リバーロキサバン等


抗トロンビン剤


ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩等


トロンボモデュリン アルファ等


,


左記薬剤との併用により、出血の危険性が増大するおそれがあるので、観察を十分に行い、注意すること。


アスピリンは血小板凝集抑制作用を有するため、左記薬剤との併用により出血傾向が増強されるおそれがある。


血小板凝集抑制作用を有する薬剤


チクロピジン塩酸塩


シロスタゾール


クロピドグレル硫酸塩


トロンボキサン合成酵素阻害剤


オザグレルナトリウム


プロスタグランジンE1製剤、E1及びI2誘導体製剤


ベラプロストナトリウム等


サルポグレラート塩酸塩


イコサペント酸エチル等


,


左記薬剤との併用により、出血の危険性が増大するおそれがあるので、観察を十分に行い、注意すること。


アスピリンは血小板凝集抑制作用を有するため、左記薬剤との併用により出血傾向が増強されるおそれがある。


血栓溶解剤


ウロキナーゼ


t-PA製剤等


,


左記薬剤との併用により、出血の危険性が増大するおそれがあるので、観察を十分に行い、注意すること。


アスピリンは血小板凝集抑制作用を有するため、左記薬剤との併用により出血傾向が増強されるおそれがある。


糖尿病用剤


ヒトインスリン


トルブタミド等


糖尿病用剤の作用を増強し、低血糖を起こすことがあるので、糖尿病用剤を減量するなど慎重に投与すること。


アスピリン(高用量投与時)は血漿蛋白に結合した糖尿病用剤と置換し、遊離させる。また、アスピリンは大量で血糖降下作用を有する。


バルプロ酸ナトリウム


バルプロ酸ナトリウムの作用を増強し、振戦等を起こすことがある。


アスピリン(高用量投与時)は血漿蛋白に結合したバルプロ酸ナトリウムと置換し、遊離させる。


フェニトイン


総フェニトイン濃度を低下させるが、非結合型フェニトイン濃度を低下させないとの報告があるので、総フェニトイン濃度に基づいて増量する際には臨床症状等を慎重に観察すること。


アスピリン(高用量投与時)は血漿蛋白に結合したフェニトインと置換し、遊離させる。


フェニトイン


フェニトインの作用を増強する可能性がある。


フェニトインの代謝、排泄が遅延することがランソプラゾールの類薬(オメプラゾール)で報告されている。


副腎皮質ホルモン剤


ベタメタゾン


プレドニゾロン


メチルプレドニゾロン等


アスピリン(高用量投与時)との併用時に副腎皮質ホルモン剤を減量すると、サリチル酸中毒を起こすことが報告されている。また、消化管出血を増強させることが考えられている。


機序は不明。


リチウム製剤


リチウム中毒を起こすことが報告されている。


アスピリン(高用量投与時)は腎のプロスタグランジンの生合成を抑制し、腎血流量を減少させることにより、リチウムの腎排泄を低下させることが考えられている。


チアジド系利尿剤


ヒドロクロロチアジド等


ループ利尿剤


フロセミド


左記薬剤の作用を減弱させることが報告されている。


アスピリンは腎のプロスタグランジンの生合成を抑制して、水、塩類の体内貯留が生じ、利尿剤の水、塩類排泄作用に拮抗するためと考えられている。


β遮断剤


プロプラノロール塩酸塩


ピンドロール等


ACE阻害剤


エナラプリルマレイン酸塩等


左記薬剤の作用を減弱させることが報告されている。


アスピリンは血管拡張作用を有する腎プロスタグランジンの生合成、遊離を抑制し、血圧を上昇させることが考えられている。


ニトログリセリン製剤


ニトログリセリンの作用を減弱させることがある。


アスピリンはプロスタグランジンの生合成を抑制することにより、冠動脈を収縮させ、ニトログリセリンの作用を減弱させることが考えられている。


尿酸排泄促進剤


プロベネシド


ベンズブロマロン


左記薬剤の作用を減弱させることがある。


アスピリン(高用量投与時)は左記薬剤の尿酸排泄に拮抗する。


非ステロイド性解熱鎮痛消炎剤


インドメタシン


ジクロフェナクナトリウム等


,


アスピリンとの併用により出血及び腎機能の低下を起こすことがある。


機序は不明。


イブプロフェン


ナプロキセン


ピロキシカム


スルピリン


アスピリンの血小板凝集抑制作用を減弱するとの報告がある。


血小板のシクロオキシゲナーゼ-1(COX-1)とアスピリンの結合を阻害するためと考えられている。


炭酸脱水酵素阻害剤


アセタゾラミド等


アセタゾラミドの副作用を増強し、嗜眠、錯乱等の中枢神経系症状、代謝性アシドーシス等を起こすことが報告されている。


アスピリンは血漿蛋白に結合したアセタゾラミドと置換し、遊離させる。


ドネペジル塩酸塩


アスピリンとの併用により消化性潰瘍を起こすことがある。


コリン系が賦活され胃酸分泌が促進される。


シクロスポリン


腎障害が発現することがある。


アスピリンと腎障害の副作用を相互に増強すると考えられている。


ザフィルルカスト


アスピリンとの併用によりザフィルルカストの血漿中濃度が上昇することがある。


機序は不明。


プロスタグランジンD2、トロンボキサンA2受容体拮抗剤


ラマトロバン


セラトロダスト


ヒト血漿蛋白結合に対する相互作用の検討(in vitro)において、アスピリンにより左記薬剤の非結合型分率が上昇することがある。


左記薬剤がアスピリンと血漿蛋白結合部位で置換し、遊離型血中濃度が上昇すると考えられている。


選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)


フルボキサミンマレイン酸塩


塩酸セルトラリン等


,


皮膚の異常出血(斑状出血、紫斑等)、出血症状(胃腸出血等)が報告されている。


SSRIの投与により血小板凝集が阻害され、アスピリンとの併用により出血傾向が増強すると考えられている。


アルコール


,


消化管出血が増強されるおそれがある。


アルコールによる胃粘膜障害とアスピリンのプロスタグランジン合成阻害作用により、相加的に消化管出血が増強すると考えられている。


ジアゼパム


ジアゼパムの作用を増強する可能性がある。


ジアゼパムの代謝、排泄が遅延することがランソプラゾールの類薬(オメプラゾール)で報告されている。


副作用:重大な副作用

1: ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等)(いずれも頻度不明)

2: 汎血球減少、無顆粒球症、再生不良性貧血、溶血性貧血、顆粒球減少、血小板減少、貧血(いずれも頻度不明)

3: 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)

-AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う重篤な肝機能障害があらわれることがある。4: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、剝脱性皮膚炎(いずれも頻度不明)

5: 間質性肺炎(頻度不明)

-発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等があらわれた場合には、速やかに胸部X線等の検査を実施し、本剤の投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。6: 尿細管間質性腎炎(頻度不明)

-急性腎障害に至ることもあるので、腎機能検査値(BUN、クレアチニン上昇等)に注意すること。7: 出血(頻度不明)

-脳出血等の頭蓋内出血(初期症状:頭痛、悪心・嘔吐、意識障害、片麻痺等)、肺出血、消化管出血、鼻出血、眼底出血等があらわれることがある。,,,,8: 喘息発作(頻度不明)

-,9: 消化性潰瘍、小腸・大腸潰瘍(いずれも頻度不明)

-アスピリンにより下血(メレナ)を伴う胃潰瘍・十二指腸潰瘍等の消化性潰瘍があらわれることがある。また、消化管出血、腸管穿孔、狭窄・閉塞を伴う小腸・大腸潰瘍があらわれることがある。,10: 視力障害(頻度不明)

副作用:その他副作用


過敏症 -蕁麻疹、発疹、そう痒-浮腫、多形紅斑
皮膚 -亜急性皮膚エリテマトーデス
肝臓 -AST、ALT、Al-P、γ-GTPの上昇-LDHの上昇
血液 -好酸球増多-貧血、血小板機能低下(出血時間延長)
消化器 -便秘、下痢、腹部膨満感、口内炎、悪心#、大腸炎(collagenous colitis等注2)を含む)#-口渇#、腹痛#、胃部不快感#-嘔吐、胸やけ、食欲不振、カンジダ症、味覚異常、舌炎、口唇腫脹、胃腸障害、吐血、食道炎
精神神経系 -頭痛、めまい-眠気、うつ状態、不眠、振戦、興奮
循環器 -血圧低下、血管炎、心窩部痛
呼吸器 -気管支炎、鼻炎
その他 -結膜炎-腎障害#、舌・口唇のしびれ感#、難聴#-発汗、発熱、女性化乳房、倦怠感注3)、脱力感、四肢のしびれ感、角膜炎、かすみ目、耳鳴、筋肉痛、関節痛、脱毛、過呼吸注3)、代謝性アシドーシス注3)、低血糖注3)、低ナトリウム血症、低マグネシウム血症、低カリウム血症、低カルシウム血症、総コレステロール、尿酸の上昇

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 54,536,607 0 9,579 38,581 164,790 1,510,381 5,606,265 10,904,288 19,988,742 13,889,601 2,398,216 26,164
女性 29,558,817 0 4,634 40,576 85,738 374,379 1,235,823 2,938,146 8,921,139 11,590,681 4,227,292 140,409
合計 84,096,054 0 14,213 79,157 250,528 1,884,760 6,842,088 13,842,434 28,909,881 25,480,282 6,625,508 166,573
男性 54,536,607 0 9,579 38,581 164,790 1,510,381 5,606,265 10,904,288 19,988,742 13,889,601 2,398,216 26,164
女性 29,558,817 0 4,634 40,576 85,738 374,379 1,235,823 2,938,146 8,921,139 11,590,681 4,227,292 140,409
合計 84,096,054 0 14,213 79,157 250,528 1,884,760 6,842,088 13,842,434 28,909,881 25,480,282 6,625,508 166,573
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道3,136,320
東北5,450,387
関東34,351,078
中部14,055,449
近畿15,333,782
中国・四国5,083,599
九州6,685,439
合計84,096,054
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道3,136,320
北東北1,662,754
南東北3,367,579
北関東6,861,711
南関東27,489,367
甲信越2,599,524
北陸1,033,275
東海12,138,871
関西13,617,561
中国2,904,238
四国2,179,361
北九州3,886,078
南九州1,671,119
沖縄2,256,484
合計84,096,054
都道府県別
都道府県名 合計
北海道3,136,320
青森県1,040,718
岩手県420,054
宮城県1,142,668
秋田県622,036
山形県333,427
福島県1,891,484
茨城県4,157,637
栃木県1,716,870
群馬県987,204
埼玉県3,654,503
千葉県4,645,433
東京都11,990,849
神奈川県7,198,582
新潟県1,110,287
富山県343,012
石川県482,441
福井県207,822
山梨県569,775
長野県919,462
岐阜県1,729,327
静岡県3,363,512
愛知県5,329,811
三重県1,716,221
滋賀県1,323,329
京都府1,147,074
大阪府5,486,784
兵庫県4,755,415
奈良県556,569
和歌山県348,390
鳥取県96,740
島根県233,131
岡山県533,284
広島県1,574,800
山口県466,283
徳島県466,126
香川県541,562
愛媛県564,062
高知県607,611
福岡県1,504,199
佐賀県115,773
長崎県799,729
熊本県709,688
大分県756,689
宮崎県906,082
鹿児島県765,037
沖縄県1,128,242
合計84,096,054
更新予告まとめ