薬剤詳細データ 一般名 【般】タクロリムス錠1mg 製品名 タクロリムス錠1mg「トーワ」 薬効名 他に分類されない代謝性医薬品 エビでやんす論文検索 添付文書(抜粋) 添付文書の抜粋となっています。 最新の添付文書はこちらよりご参照ください 薬剤名 タクロリムス錠1mg「トーワ」 yj-code 3999014F2020 添付文書No 3999014F1023_1_22 改定年月 2023-12 版 第2版 一般名 タクロリムス錠 薬効分類名 免疫抑制剤 用法・用量 〈腎移植の場合〉 通常、初期にはタクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与し、以後、徐々に減量する。維持量は1回0.06mg/kg、1日2回経口投与を標準とするが、症状に応じて適宜増減する。 〈肝移植の場合〉 通常、初期にはタクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与する。以後、徐々に減量し、維持量は1日量0.10mg/kgを標準とするが、症状に応じて適宜増減する。 〈心移植の場合〉 通常、初期にはタクロリムスとして1回0.03~0.15mg/kgを1日2回経口投与する。また、拒絶反応発現後に本剤の投与を開始する場合には、通常、タクロリムスとして1回0.075~0.15mg/kgを1日2回経口投与する。以後、症状に応じて適宜増減し、安定した状態が得られた後には、徐々に減量して有効最少量で維持する。 〈肺移植の場合〉 通常、初期にはタクロリムスとして1回0.05~0.15mg/kgを1日2回経口投与する。以後、症状に応じて適宜増減し、安定した状態が得られた後には、徐々に減量して有効最少量で維持する。 〈膵移植の場合〉 通常、初期にはタクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与する。以後、徐々に減量して有効最少量で維持する。 〈小腸移植の場合〉 通常、初期にはタクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与する。以後、徐々に減量して有効最少量で維持する。 〈骨髄移植の場合〉 通常、移植1日前よりタクロリムスとして1回0.06mg/kgを1日2回経口投与する。移植初期にはタクロリムスとして1回0.06mg/kgを1日2回経口投与し、以後、徐々に減量する。また、移植片対宿主病発現後に本剤の投与を開始する場合には、通常、タクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与する。なお、症状に応じて適宜増減する。 なお、本剤の経口投与時の吸収は一定しておらず、患者により個人差があるので、血中濃度の高い場合の副作用並びに血中濃度が低い場合の拒絶反応及び移植片対宿主病の発現を防ぐため、患者の状況に応じて血中濃度を測定し、トラフレベル(trough level)の血中濃度を参考にして投与量を調節すること。特に移植直後あるいは投与開始直後は頻回に血中濃度測定を行うことが望ましい。なお、血中トラフ濃度が20ng/mLを超える期間が長い場合、副作用が発現しやすくなるので注意すること。 〈重症筋無力症の場合〉 通常、成人にはタクロリムスとして3mgを1日1回夕食後に経口投与する。 〈関節リウマチの場合〉 通常、成人にはタクロリムスとして3mgを1日1回夕食後に経口投与する。なお、高齢者には1.5mgを1日1回夕食後経口投与から開始し、症状により1日1回3mgまで増量できる。 〈ループス腎炎の場合〉 通常、成人にはタクロリムスとして3mgを1日1回夕食後に経口投与する。 〈潰瘍性大腸炎の場合〉 通常、成人には、初期にはタクロリムスとして1回0.025mg/kgを1日2回朝食後及び夕食後に経口投与する。以後2週間、目標血中トラフ濃度を10~15ng/mLとし、血中トラフ濃度をモニタリングしながら投与量を調節する。投与開始後2週以降は、目標血中トラフ濃度を5~10ng/mLとし投与量を調節する。 〈多発性筋炎・皮膚筋炎に合併する間質性肺炎の場合〉 通常、成人には、初期にはタクロリムスとして1回0.0375mg/kgを1日2回朝食後及び夕食後に経口投与する。以後、目標血中トラフ濃度を5~10ng/mLとし、血中トラフ濃度をモニタリングしながら投与量を調節する。 効能・効果 下記の臓器移植における拒絶反応の抑制 腎移植、肝移植、心移植、肺移植、膵移植、小腸移植 骨髄移植における拒絶反応及び移植片対宿主病の抑制 重症筋無力症 関節リウマチ(既存治療で効果不十分な場合に限る) ループス腎炎(ステロイド剤の投与が効果不十分、又は副作用により困難な場合) 難治性(ステロイド抵抗性、ステロイド依存性)の活動期潰瘍性大腸炎(中等症~重症に限る) 多発性筋炎・皮膚筋炎に合併する間質性肺炎 相互作用:併用禁忌 生ワクチン乾燥弱毒生麻しんワクチン乾燥弱毒生風しんワクチン経口生ポリオワクチン等類薬による免疫抑制下で、生ワクチン接種により発症したとの報告がある。免疫抑制作用により発症の可能性が増加する。シクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル)副作用が増強されたとの報告がある。なお、シクロスポリンより本剤に切り換える場合はシクロスポリンの最終投与から24時間以上経過後に本剤の投与を開始することが望ましい。本剤との併用によりシクロスポリンの血中濃度が上昇したとの報告がある。シクロスポリンはCYP3A4で代謝されるため、併用した場合、競合的に拮抗しシクロスポリンの代謝が阻害される。ボセンタン(トラクリア)ボセンタンの副作用が発現する可能性がある。本剤との併用によりボセンタンの血中濃度が上昇する可能性がある。また、ボセンタンはCYP3A4で代謝されるとともにCYP3A4誘導作用も有するため、併用により本剤の血中濃度が変動する可能性がある。カリウム保持性利尿剤スピロノラクトン(アルダクトンA)カンレノ酸カリウム(ソルダクトン)トリアムテレン(トリテレン),高カリウム血症が発現することがある。本剤と相手薬の副作用が相互に増強される。 相互作用:併用注意 抗生物質エリスロマイシンジョサマイシンクラリスロマイシンアゾール系抗真菌剤イトラコナゾールフルコナゾールボリコナゾール等カルシウム拮抗剤ニフェジピンニルバジピン※ニカルジピンジルチアゼム等HIVプロテアーゼ阻害剤リトナビルその他の薬剤ブロモクリプチンダナゾールエチニルエストラジオールオメプラゾールランソプラゾールトフィソパムアミオダロン飲食物グレープフルーツジュース腎障害、不整脈等の副作用が発現することがある。併用開始後数日以内に本剤血中濃度が上昇し、副作用が発現した症例も報告されていることから、患者の状態を十分に観察するとともに、本剤血中濃度のモニターを行い、必要に応じ減量・休薬等の処置を行う。CYP3A4で代謝される薬剤又はCYP3A4の阻害作用を有する薬剤や飲食物との併用により、本剤の代謝が阻害され、本剤の血中濃度が上昇する。レテルモビル腎障害、不整脈等の副作用が発現することがある。併用開始後数日以内に本剤血中濃度が上昇し、副作用が発現した症例も報告されていることから、患者の状態を十分に観察するとともに、本剤血中濃度のモニターを行い、必要に応じ減量・休薬等の処置を行う。CYP3A阻害作用により、本剤の代謝が阻害され、本剤の血中濃度が上昇する。抗てんかん剤カルバマゼピンフェノバルビタールフェニトイン※※抗生物質リファンピシンリファブチン拒絶反応出現の可能性がある。本剤血中濃度のモニターを行い、必要に応じ増量等の処置を行う。薬物代謝酵素が誘導され、本剤の代謝が促進されるため、本剤の血中濃度が低下する。飲食物セイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品本剤投与時はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないよう注意すること。CYP3A4が誘導され、本剤の代謝が促進されるため、本剤の血中濃度が低下するおそれがある。腎毒性のある薬剤アムホテリシンBアミノ糖系抗生物質スルファメトキサゾール・トリメトプリム非ステロイド性抗炎症剤等腎障害が発現することがある。併用が必要な場合には、腎機能と本剤の血中濃度を継続的にモニターし、必要に応じ減量・休薬等の処置を行う。本剤と相手薬の腎毒性が相互に増強される。カスポファンギン本剤の血中濃度が低下したとの報告がある。本剤血中濃度のモニターを行い、必要に応じ用量調節等の処置を行う。機序不明mTOR阻害剤移植患者において、mTOR阻害剤との併用は、血栓性微小血管障害の発現リスクを高める可能性があるとの報告がある。機序不明不活化ワクチンインフルエンザHAワクチン等ワクチンの効果を減弱させることがある。本剤の免疫抑制作用により、接種されたワクチンに対する抗体産生が抑制される。免疫抑制作用を有する薬剤免疫抑制剤副腎皮質ホルモン剤等抗リウマチ薬(DMARD)メトトレキサート等過度の免疫抑制が起こることがある。ともに免疫抑制作用を有する。エプレレノン血清カリウム値が上昇する可能性があるので、血清カリウム値を定期的に観察するなど十分に注意すること。本剤と相手薬の副作用が相互に増強される。※ 併用により相互に代謝が阻害され、ニルバジピンの血中濃度も上昇する可能性がある。※※ 併用によりフェニトインの血中濃度が上昇したとの報告がある(機序不明)。 副作用:重大な副作用 1: 急性腎障害(0.1~5%未満)、ネフローゼ症候群(0.1%未満)-,,2: 心不全、不整脈、心筋梗塞、狭心症、心膜液貯留、心筋障害(各0.1~5%未満)-心筋障害(ST-T変化、心機能低下、心内腔拡大、壁肥厚等)、心不全、心室性あるいは上室性の不整脈、心筋梗塞、狭心症、心膜液貯留があらわれることがある。3: 中枢神経系障害(0.1~5%未満)-可逆性後白質脳症症候群、高血圧性脳症等の中枢神経系障害があらわれることがあるので、全身痙攣、意識障害、錯乱、言語障害、視覚障害、麻痺等の症状があらわれた場合には、神経学的検査やCT、MRIによる画像診断を行うとともに、本剤を減量又は中止し、血圧のコントロール、抗痙攣薬の投与等適切な処置を行うこと。4: 脳血管障害(0.1~5%未満)-脳梗塞、脳出血等の脳血管障害があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、神経学的検査やCT、MRIによる画像診断を行うこと。5: 血栓性微小血管障害(0.1~5%未満)-溶血性尿毒症症候群、血栓性血小板減少性紫斑病等の血栓性微小血管障害があらわれることがある。6: 汎血球減少症、血小板減少性紫斑病(各0.1~5%未満)、無顆粒球症、溶血性貧血、赤芽球癆(いずれも頻度不明)7: イレウス(0.1~5%未満)8: 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)9: 呼吸困難、急性呼吸窮迫症候群(各0.1~5%未満)10: 感染症(15%以上)-細菌性、ウイルス性、真菌性あるいは原虫性感染症が発現又は増悪することがある。また、B型肝炎ウイルスの再活性化による肝炎やC型肝炎の悪化があらわれることがある。異常が認められた場合には、減量・休薬、抗生物質の投与等を行うこと。,,11: 進行性多巣性白質脳症(PML)(頻度不明)-本剤の治療期間中及び治療終了後は患者の状態を十分に観察し、意識障害、認知障害、麻痺症状(片麻痺、四肢麻痺)、言語障害等の症状があらわれた場合は、MRIによる画像診断及び脳脊髄液検査を行うとともに、投与を中止し、適切な処置を行うこと。12: BKウイルス腎症(頻度不明)13: リンパ腫等の悪性腫瘍(0.1~5%未満)-Epstein-Barrウイルスに関連したリンパ増殖性疾患あるいはリンパ腫(初期症状:発熱、リンパ節腫大等)があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、減量・休薬等の適切な処置を行うこと。特に抗リンパ球抗体の併用例において、発現の可能性が高い。また、過度の免疫抑制により、悪性腫瘍発現の可能性が高まることがある。,14: 膵炎(0.1~5%未満)15: 糖尿病及び糖尿病の悪化(0.1~5%未満)、高血糖(15%以上)16: 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)-AST、ALT、γ-GTP、Al-P、LDHの著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。 副作用:その他副作用 腎臓 -腎障害(BUN上昇、クレアチニン上昇、クレアチニンクリアランス低下、尿蛋白)(23.1%)-尿量減少、血尿、多尿-頻尿、残尿感代謝異常 -高カリウム血症、高尿酸血症、低マグネシウム血症-アシドーシス、高コレステロール血症、高リン酸血症、低リン酸血症、高クロール血症、高カルシウム血症、低カルシウム血症、低蛋白血症、低ナトリウム血症、低カリウム血症、高トリグリセリド血症、尿糖-CK上昇循環器 -血圧上昇-浮腫、頻脈、動悸、心電図異常、血圧低下-徐脈精神神経系 -振戦-しびれ、不眠、失見当識、せん妄、不安、頭痛、感覚異常-めまい、眼振、外転神経麻痺、四肢硬直、傾眠、意識混濁、うつ病、興奮-運動失調、幻覚消化器 -腸管運動障害、食欲不振、下痢、腹痛、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、大腸炎、口内炎、悪心、嘔吐、腹部膨満感-下血-胸やけ、消化管出血膵臓 -アミラーゼ上昇肝臓 -肝機能異常(AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇)血液 -貧血、血小板増多、血小板減少、白血球増多、白血球減少-リンパ球減少-好中球減少皮膚 -発疹、紅斑、そう痒、脱毛その他 -胸水、腹水、喘息、発熱、全身倦怠感、体重減少、ほてり、月経過多-咽喉頭異和感、筋肉痛、関節痛、味覚異常-疼痛、発赤、眼痛、多汗、口渇、冷感、胸痛 年代別 ※令和4年度データ 性別・年代別 区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~ 男性 1,891,772 1,239 16,881 46,566 74,403 167,201 288,623 450,976 586,516 237,308 23,298 0 女性 4,933,544 0 32,716 160,601 367,220 532,477 768,869 939,128 1,273,628 771,402 87,503 0 合計 6,828,328 1,239 49,597 207,167 441,623 699,678 1,057,492 1,390,104 1,860,144 1,008,710 110,801 0 男性 1,891,772 1,239 16,881 46,566 74,403 167,201 288,623 450,976 586,516 237,308 23,298 0 女性 4,933,544 0 32,716 160,601 367,220 532,477 768,869 939,128 1,273,628 771,402 87,503 0 合計 6,828,328 1,239 49,597 207,167 441,623 699,678 1,057,492 1,390,104 1,860,144 1,008,710 110,801 0 単位:錠 性別・年代別グラフ 単位:錠 都道府県別 ※令和4年度データ 地方区分別(7) 地方区分名 合計 北海道225,948東北313,061関東2,413,135中部1,420,702近畿1,102,185中国・四国517,881九州835,417合計6,828,328 単位:錠 地方区分別(14) 地方区分名 合計 北海道225,948北東北42,334南東北241,224北関東414,847南関東1,998,288甲信越596,901北陸164,588東海707,437関西1,053,961中国235,569四国282,312北九州616,623南九州90,450沖縄256,688合計6,828,328 単位:錠 都道府県別 都道府県名 合計 北海道225,948青森県31,643岩手県29,503宮城県116,776秋田県10,691山形県78,948福島県45,500茨城県137,201栃木県191,232群馬県86,414埼玉県335,238千葉県281,040東京都916,857神奈川県465,153新潟県167,692富山県89,358石川県64,256福井県10,974山梨県322,495長野県106,714岐阜県112,614静岡県148,856愛知県397,743三重県48,224滋賀県130,907京都府134,618大阪府364,522兵庫県280,476奈良県52,382和歌山県91,056鳥取県5,539島根県36,012岡山県53,326広島県106,546山口県34,146徳島県126,157香川県69,576愛媛県71,799高知県14,780福岡県362,346佐賀県69,485長崎県77,346熊本県52,208大分県55,238宮崎県21,412鹿児島県69,038沖縄県128,344合計6,828,328 単位:錠