薬剤詳細データ

一般名

【般】メトトレキサートカプセル2mg

製品名

メトトレキサートカプセル2mg「サンド」

薬効名

他に分類されない代謝性医薬品

添付文書(抜粋)

添付文書の抜粋となっています。

最新の添付文書はこちらよりご参照ください

薬剤名

メトトレキサートカプセル2mg「サンド」

yj-code

3999016M1080

添付文書No

3999016M1080_1_09

改定年月

2024-02

第1版

一般名

メトトレキサートカプセル

薬効分類名

抗リウマチ剤


用法・用量

〈関節リウマチ、局所療法で効果不十分な尋常性乾癬、乾癬性関節炎、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症〉 通常、1週間単位の投与量をメトトレキサートとして6mgとし、1週間単位の投与量を1回又は2~3回に分割して経口投与する。分割して投与する場合、初日から2日目にかけて12時間間隔で投与する。1回又は2回分割投与の場合は残りの6日間、3回分割投与の場合は残りの5日間は休薬する。これを1週間ごとに繰り返す。なお、患者の年齢、症状、忍容性及び本剤に対する反応等に応じて適宜増減するが、1週間単位の投与量として16mgを超えないようにする。 〈関節症状を伴う若年性特発性関節炎〉 通常、1週間単位の投与量をメトトレキサートとして4~10mg/m2とし、1週間単位の投与量を1回又は2~3回に分割して経口投与する。分割して投与する場合、初日から2日目にかけて12時間間隔で投与する。1回又は2回分割投与の場合は残りの6日間、3回分割投与の場合は残りの5日間は休薬する。これを1週間ごとに繰り返す。なお、患者の年齢、症状、忍容性及び本剤に対する反応等に応じて適宜増減する。

効能・効果

関節リウマチ 局所療法で効果不十分な尋常性乾癬 乾癬性関節炎、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症 関節症状を伴う若年性特発性関節炎

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

サリチル酸等の非ステロイド性抗炎症剤


メトトレキサートの副作用(骨髄抑制、肝・腎・消化管障害等)が増強されることがある。頻回に臨床検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、メトトレキサートの減量、休薬等適切な処置を行うこと。また、メトトレキサートの拮抗剤であるホリナートカルシウム(ロイコボリンカルシウム)を投与すること。


主として、非ステロイド性抗炎症剤の腎におけるプロスタグランジン合成阻害作用による腎血流量の低下及びナトリウム、水分貯留傾向のためメトトレキサートの排泄が遅延するためと考えられている。


スルホンアミド系薬剤テトラサイクリンクロラムフェニコールフェニトインバルビツール酸誘導体


メトトレキサートの副作用(骨髄抑制、肝・腎・消化管障害、血液障害等)が増強されることがある。頻回に臨床検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、メトトレキサートの減量、休薬等適切な処置を行うこと。また、メトトレキサートの拮抗剤であるホリナートカルシウム(ロイコボリンカルシウム)を投与すること。


併用薬剤が血漿蛋白と結合しているメトトレキサートを競合的に置換遊離し、メトトレキサートの濃度を上昇させ、その毒性を増強させる。


スルファメトキサゾール・トリメトプリム


メトトレキサートの副作用(骨髄抑制、肝・腎・消化管障害、血液障害等)が増強されることがある。頻回に臨床検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、メトトレキサートの減量、休薬等適切な処置を行うこと。また、メトトレキサートの拮抗剤であるホリナートカルシウム(ロイコボリンカルシウム)を投与すること。


両薬剤の葉酸代謝阻害作用が協力的に作用するためと考えられている。


ペニシリン(ピペラシリン等)プロベネシド


メトトレキサートの副作用(骨髄抑制、肝・腎・消化管障害、血液障害等)が増強されることがある。頻回に臨床検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、メトトレキサートの減量、休薬等適切な処置を行うこと。また、メトトレキサートの拮抗剤であるホリナートカルシウム(ロイコボリンカルシウム)を投与すること。


併用薬剤がメトトレキサートの腎排泄を競合的に阻害するためと考えられている。


シプロフロキサシン


メトトレキサートの副作用(骨髄抑制、肝・腎・消化管障害、血液障害等)が増強されることがある。頻回に臨床検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、メトトレキサートの減量、休薬等適切な処置を行うこと。また、メトトレキサートの拮抗剤であるホリナートカルシウム(ロイコボリンカルシウム)を投与すること。


発現機序の詳細は不明であるが、メトトレキサートの腎尿細管からの排泄が阻害されるためと考えられている。


レフルノミド


メトトレキサートの副作用(骨髄抑制、肝・腎・消化管障害、血液障害等)が増強されることがある。頻回に臨床検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、メトトレキサートの減量、休薬等適切な処置を行うこと。また、メトトレキサートの拮抗剤であるホリナートカルシウム(ロイコボリンカルシウム)を投与すること。


併用により骨髄抑制等の副作用を増強するためと考えられている。


プロトンポンプ阻害剤(オメプラゾール、ラベプラゾール、ランソプラゾール等)


メトトレキサートの副作用(骨髄抑制、肝・腎・消化管障害、血液障害等)が増強されることがある。頻回に臨床検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、メトトレキサートの減量、休薬等適切な処置を行うこと。また、メトトレキサートの拮抗剤であるホリナートカルシウム(ロイコボリンカルシウム)を投与すること。


機序は不明であるが、メトトレキサートの血中濃度が上昇することがある。


ポルフィマーナトリウム


光線過敏症を起こすことがある。


ポルフィマーナトリウムは光感受性を高める作用があるため、光線過敏症を起こしやすい薬剤の作用を増強する。


副作用:重大な副作用

1: ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

-ショック、アナフィラキシー(冷感、呼吸困難、血圧低下等)があらわれることがある。2: 骨髄抑制(0.1~5%未満)

-汎血球減少、無顆粒球症(前駆症状として発熱、咽頭痛、インフルエンザ様症状等があらわれる場合がある)、白血球減少、血小板減少、貧血等の骨髄抑制、再生不良性貧血があらわれることがある。3: 感染症(0.1~5%未満)

-呼吸不全にいたるような肺炎(ニューモシスティス肺炎等を含む)、敗血症、サイトメガロウイルス感染症、帯状疱疹等の重篤な感染症(日和見感染症を含む)があらわれることがあるので、患者の状態を十分観察し、異常が認められた場合には投与を中止し、抗生剤、抗菌剤の投与等の適切な処置を行うこと。,4: 結核(頻度不明)

5: 劇症肝炎、肝不全(いずれも頻度不明)

-劇症肝炎、肝不全、肝組織の壊死・線維化、肝硬変等の重篤な肝障害(B型又はC型肝炎ウイルスによるものを含む)があらわれることがある。,,6: 急性腎障害、尿細管壊死、重症ネフロパチー(いずれも頻度不明)

-急性腎障害、尿細管壊死、重症ネフロパチー等の重篤な腎障害があらわれることがある。7: 間質性肺炎(0.1~5%未満)、肺線維症(0.1%未満)、胸水(頻度不明)

-間質性肺炎、肺線維症、胸水等があらわれ、呼吸不全にいたることがあるので、投与開始後は観察を十分に行い、発熱、咳嗽、呼吸困難等の呼吸器症状があらわれた場合には、速やかに胸部X線検査、胸部CT検査、血液ガス検査、血中KL-6測定等を行い、本剤の投与を中止するとともに、ニューモシスティス肺炎との鑑別診断(β-Dグルカンの測定等)を考慮に入れ副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。8: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)

-中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群等の重篤な皮膚障害があらわれることがある。発熱、紅斑、そう痒感、眼充血、口内炎等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。9: 出血性腸炎、壊死性腸炎(いずれも頻度不明)

-出血性腸炎、壊死性腸炎等の重篤な腸炎があらわれることがあるので、激しい腹痛、下痢等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。10: 膵炎(0.1%未満)

11: 骨粗鬆症(頻度不明)

-骨塩量減少等の異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。12: 脳症(白質脳症を含む)(頻度不明)

13: 進行性多巣性白質脳症(PML)(頻度不明)

-本剤投与中及び投与終了後は患者の状態を十分に観察すること。意識障害、認知機能障害、麻痺症状(片麻痺、四肢麻痺)、構音障害、失語等の症状があらわれた場合は、MRI による画像診断及び脳脊髄液検査を行うとともに、投与を中止し、適切な処置を行うこと。

副作用:その他副作用


過敏症 -発疹、そう痒、発熱-蕁麻疹
血液 -好酸球増多-出血-低ガンマグロブリン血症、リンパ節腫脹
肝臓 -肝機能障害(ALT、AST、AL-Pの上昇等)-LDHの上昇-黄疸、脂肪肝
腎臓 -BUN上昇、血尿、クレアチニンの上昇、蛋白尿
消化器 -嘔気、腹痛、下痢、口内炎、食欲不振、嘔吐、舌炎-口唇腫脹、消化管潰瘍・出血-メレナ、イレウス
皮膚 -脱毛-紅斑、皮下斑状出血、皮膚潰瘍-光線過敏症、色素沈着、色素脱出、ざ瘡、結節、乾癬病変局面の有痛性びらん
精神神経系 -頭痛、めまい-意識障害、眠気、目のかすみ、しびれ感、味覚異常-項部緊張、背部痛、錯感覚
呼吸器 -咳嗽、呼吸困難
生殖器 -無精子症、卵巣機能不全、月経不全、流産
その他 -倦怠感、動悸、胸部圧迫感、低蛋白血症、血清アルブミン減少、浮腫-膀胱炎、結膜炎、関節痛-耳下腺炎、悪寒

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 12,708 0 0 0 0 0 2,659 4,071 4,741 1,237 0 0
女性 37,673 0 0 0 0 4,396 8,321 9,987 10,047 4,922 0 0
合計 55,539 0 0 0 0 4,396 10,980 14,058 14,788 6,159 0 0
男性 12,708 0 0 0 0 0 2,659 4,071 4,741 1,237 0 0
女性 37,673 0 0 0 0 4,396 8,321 9,987 10,047 4,922 0 0
合計 55,539 0 0 0 0 4,396 10,980 14,058 14,788 6,159 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道1,091
東北1,298
関東16,674
中部15,211
近畿11,994
中国・四国0
九州1,239
合計55,539
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道1,091
北東北0
南東北0
北関東0
南関東16,674
甲信越0
北陸6,083
東海14,592
関西6,530
中国0
四国0
北九州1,239
南九州0
沖縄0
合計55,539
都道府県別
都道府県名 合計
北海道1,091
青森県0
岩手県1,298
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県0
群馬県0
埼玉県4,180
千葉県2,589
東京都6,913
神奈川県2,992
新潟県0
富山県2,570
石川県3,513
福井県0
山梨県0
長野県0
岐阜県1,504
静岡県1,076
愛知県6,548
三重県5,464
滋賀県0
京都府1,040
大阪府4,013
兵庫県1,477
奈良県0
和歌山県0
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県0
山口県0
徳島県0
香川県0
愛媛県0
高知県0
福岡県0
佐賀県0
長崎県1,239
熊本県0
大分県0
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計55,539
更新予告まとめ