薬剤詳細データ

一般名

シポニモド フマル酸錠

製品名

メーゼント錠0.25mg

薬効名

他に分類されない代謝性医薬品

添付文書(抜粋)

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薬剤名

メーゼント錠0.25mg

yj-code

3999051F1024

添付文書No

3999051F1024_1_04

改定年月

2022-01

第4版

一般名

シポニモド フマル酸錠

薬効分類名

多発性硬化症治療薬


用法・用量

通常、成人にはシポニモドとして1日0.25mgから開始し、2日目に0.25mg、3日目に0.5mg、4日目に0.75mg、5日目に1.25mg、6日目に2mgを1日1回朝に経口投与し、7日目以降は維持用量である2mgを1日1回経口投与するが、患者の状態により適宜減量する。

効能・効果

二次性進行型多発性硬化症の再発予防及び身体的障害の進行抑制

相互作用:併用禁忌

生ワクチン(乾燥弱毒性麻しんワクチン、乾燥弱毒性風しんワクチン、乾燥BCG等)


,


生ワクチンを接種すると発症するおそれがある。本剤の投与中及び投与終了後最低4週間は接種を避けること。


本剤は免疫系に抑制的に作用するため、生ワクチンを接種すると増殖し、病原性をあらわすおそれがある。


クラスⅠa抗不整脈剤


キニジン


(硫酸キニジン)


プロカインアミド


(アミサリン)


ジソピラミド


(リスモダン)


シベンゾリン


(シベノール)


ピルメノール


(ピメノール)


クラスⅢ抗不整脈剤


アミオダロン


(アンカロン)


ソタロール


(ソタコール)


ニフェカラント


(シンビット)


べプリジル塩酸塩


(ベプリコール)


Torsades de pointes等の重篤な不整脈を生じるおそれがある。


本剤の投与により心拍数が減少するため、併用により不整脈を増強するおそれがある。


相互作用:併用注意

抗腫瘍薬、免疫抑制剤


ミトキサントロン等


,


過剰な免疫系の抑制により、感染症などのリスクが増大するおそれがある。これらの薬剤と併用する場合、及びこれらの薬剤の投与中止後数週間以内に本剤を投与する場合は注意すること。


本剤の最終投与後3~4週間以内にこれらの薬剤を投与する場合も同様に注意すること。


相加的に免疫系に作用するリスクがある。なお、本剤と抗腫瘍薬又は免疫抑制剤との併用の試験は行われていない。


多発性硬化症治療剤


インターフェロンβ


グラチラマー酢酸塩


フマル酸ジメチル


フィンゴリモド塩酸塩


ナタリズマブ等


,


過剰な免疫系の抑制により、感染症などのリスクが増大するおそれがある。


インターフェロンβ又はグラチラマー酢酸塩であれば、通常、これらの薬剤の投与中止直後に本剤の投与を開始してもよい。また、他の薬剤から本剤に切り替える場合は、他の薬剤の消失半減期及び作用機序を考慮すること。


本剤の最終投与後3~4週間以内にこれらの薬剤を投与する場合も同様に注意すること。


相加的に免疫系に作用するリスクがある。なお、本剤と他の多発性硬化症治療剤との併用の試験は行われていない。


心拍数を低下させる可能性のある薬剤


ジゴキシン等


心拍数減少作用のあるカルシウムチャネル拮抗薬


ベラパミル


ジルチアゼム等


不整脈原性を有することが知られているQT延長作用のある薬剤


,,,


心拍数の減少により、徐脈、QT延長、房室ブロックなどの徐脈性不整脈が発現するおそれがある。本剤の投与開始時に、これらの薬剤と併用しないことが望ましい。


心拍数に対して潜在的な相加作用がある。


β遮断薬


アテノロール


プロプラノロール等


,,,


心拍数の減少により、徐脈、QT延長、房室ブロックなどの徐脈性不整脈が発現するおそれがある。β遮断薬を投与中の患者に、本剤の投与を開始する場合は注意すること。なお、本剤の維持用量を投与されている患者には、β遮断薬の投与を開始してもよい。


心拍数減少に相加的な作用がある。


不活化ワクチン


ワクチン接種の効果が減弱するおそれがある。本剤の投与中及び投与終了後最低4週間は不活化ワクチンの接種を避けること。


本剤は免疫系に抑制的に作用するため、ワクチン接種の効果が減弱する可能性がある。4価インフルエンザワクチン接種の1週間前から4週間後まで本剤を休薬した場合、奏効率はプラセボと比較して低下しなかったが、本剤の休薬期間を短くした場合(ワクチン接種の10日前から2週間後まで)及び本剤投与中にワクチン接種した場合、奏効率はプラセボと比較して約15~30%低下した。


中程度のCYP2C9阻害作用かつ中程度のCYP3A4阻害作用を有する薬剤


フルコナゾール等


中程度のCYP2C9阻害作用を有する薬剤と中程度以上のCYP3A4阻害作用を有する薬剤の両方を併用


,,,


本剤の曝露量が増加し、副作用が発現するおそれがあるため、併用しないことが望ましい。


本剤の代謝が阻害され曝露量が増加する。


中程度のCYP2C9阻害作用を有する薬剤


ブコローム等


,,


本剤の曝露量が増加し、副作用が発現するおそれがあるため、併用しないことが望ましい。


本剤の代謝が阻害され曝露量が増加する。


中程度のCYP2C9誘導作用かつ強力なCYP3A4誘導作用を有する薬剤


カルバマゼピン


リファンピシン等


中程度のCYP2C9誘導作用を有する薬剤と強力なCYP3A4誘導作用を有する薬剤の両方を併用


,,,


本剤の曝露量が低下し、有効性が減弱するおそれがある。これらの薬剤と併用する際には注意すること。


本剤の代謝が促進され曝露量が低下する。


中程度以上のCYP3A4誘導作用を有する薬剤


エファビレンツ等


,,,


本剤の曝露量が低下し、有効性が減弱するおそれがある。CYP2C9*1/*3又は*2/*3を保有する患者では、これらの薬剤と併用する際には注意すること。


本剤の代謝が促進され曝露量が低下する。


副作用:重大な副作用

1: 感染症

-帯状疱疹(2.6%)、クリプトコッカス性髄膜炎(頻度不明)等の感染症があらわれることがある。感染症の症状がみられた場合には、本剤の投与中断を考慮するとともに、適切な診断及び処置を行うこと。また、重篤な感染症が認められた場合には本剤を休薬又は中止し、適切な処置を行うこと。,,,,,,,,2: 黄斑浮腫(1.3%)

-異常が認められた場合には眼科学的検査を実施すること。黄斑浮腫が確認された場合には、投与を中断すること。ほとんどの黄斑浮腫が、本剤の投与開始後3~4ヵ月以内にみられたが、6ヵ月以上投与された患者でも報告されている。,,3: 徐脈性不整脈(徐脈:5.5%、房室ブロック(第1度及び第2度):1.6%)

-本剤の投与開始で一過性の心拍数減少があらわれ、房室伝導の遅延を伴うことがある。,,,,,,,,,,,,4: QT間隔延長(0.2%)

-,,,5: 悪性リンパ腫(頻度不明)

6: 末梢動脈閉塞性疾患(頻度不明)

-四肢の疼痛、しびれ等の症状があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。7: 進行性多巣性白質脳症(PML)(頻度不明)

-本剤の投与中及び投与中止後は患者の状態を十分に観察すること。意識障害、認知障害、麻痺症状(片麻痺、四肢麻痺)、言語障害等の症状があらわれた場合は、MRIによる画像診断及び脳脊髄液検査を行うとともに、投与を中止し、適切な処置を行うこと。8: 可逆性後白質脳症症候群(頻度不明)

-他のスフィンゴシン1-リン酸(S1P)受容体調節薬で、可逆性後白質脳症症候群が報告されているため、本剤の投与中及び投与中止後は患者の状態を十分に観察すること。頭痛、意識障害、痙攣、視力障害等の症状があらわれた場合は、MRI等による画像診断を行うとともに、投与を中止し、適切な処置を行うこと。

副作用:その他副作用


良性、悪性及び詳細不明の新生物(嚢胞及びポリープを含む) -―-メラノサイト性母斑-―
血液及びリンパ系障害 -リンパ球減少症-―-―
神経系障害 -―-頭痛、浮動性めまい-痙攣発作、振戦
血管障害 -高血圧-―-―
胃腸障害 -―-悪心、下痢-―
筋骨格系及び結合組織障害 -―-―-四肢痛
一般・全身障害及び投与部位の状態 -―-末梢性浮腫-無力症
臨床検査 -肝機能検査値上昇-肺機能検査値低下-―

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 49,496 0 0 0 4,200 16,239 19,257 9,800 0 0 0 0
女性 121,555 0 0 0 10,880 49,069 51,640 8,258 1,708 0 0 0
合計 173,296 0 0 0 15,080 65,308 70,897 18,058 1,708 0 0 0
男性 49,496 0 0 0 4,200 16,239 19,257 9,800 0 0 0 0
女性 121,555 0 0 0 10,880 49,069 51,640 8,258 1,708 0 0 0
合計 173,296 0 0 0 15,080 65,308 70,897 18,058 1,708 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道16,741
東北14,189
関東65,047
中部23,885
近畿23,908
中国・四国10,837
九州13,954
合計173,296
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道16,741
北東北7,479
南東北5,446
北関東5,444
南関東59,603
甲信越6,345
北陸9,132
東海11,496
関西20,820
中国6,493
四国4,344
北九州7,102
南九州5,240
沖縄3,224
合計173,296
都道府県別
都道府県名 合計
北海道16,741
青森県4,460
岩手県1,264
宮城県2,628
秋田県3,019
山形県0
福島県2,818
茨城県0
栃木県2,108
群馬県3,336
埼玉県7,892
千葉県4,360
東京都34,146
神奈川県13,205
新潟県0
富山県2,660
石川県4,156
福井県2,316
山梨県0
長野県6,345
岐阜県2,724
静岡県4,135
愛知県1,549
三重県3,088
滋賀県1,324
京都府4,060
大阪府9,418
兵庫県6,018
奈良県0
和歌山県0
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県3,448
山口県3,045
徳島県4,344
香川県0
愛媛県0
高知県0
福岡県3,326
佐賀県1,512
長崎県0
熊本県0
大分県2,264
宮崎県0
鹿児島県5,240
沖縄県1,612
合計173,296
更新予告まとめ