薬剤詳細データ

一般名

イホスファミド

製品名

注射用イホマイド1g

薬効名

抗悪性腫瘍剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

注射用イホマイド1g

yj-code

4211402D1020

添付文書No

4211402D1020_1_16

改定年月

2022-10

第1版

一般名

イホスファミド

薬効分類名

抗悪性腫瘍剤


用法・用量

(1)肺小細胞癌、前立腺癌、子宮頸癌、骨肉腫 通常、成人にはイホスファミドとして1日1.5~3g(30~60mg/kg)を3~5日間連日点滴静注又は静脈内に注射する。これを1コースとし、末梢白血球の回復を待って3~4週間ごとに反復投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 (2)再発又は難治性の胚細胞腫瘍 確立された標準的な他の抗悪性腫瘍剤との併用療法を行い、通常、成人にはイホスファミドとして1日1.2g/m2(体表面積)を5日間連日点滴静注する。これを1コースとし、末梢白血球の回復を待って3~4週間ごとに反復投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。 (3)悪性リンパ腫 1)他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、イホスファミドとして1日0.8~3g/m2(体表面積)を3~5日間連日点滴静注する。これを1コースとし、末梢白血球の回復を待って3~4週間ごとに反復投与する。なお、年齢、併用薬、患者の状態により適宜減量する。 2)総投与量はイホスファミドとして1コース10g/m2以下、小児では全治療コース80g/m2以下とする。 (4)悪性骨・軟部腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法及び本剤単独投与 1)ドキソルビシン塩酸塩との併用において、成人には、通常1コースは、イホスファミドとして1日1.5~3g/m2(体表面積)を3~5日間連日点滴静注又は静脈内に注射する。末梢白血球の回復を待って3~4週間ごとに反復投与する。総投与量は、イホスファミドとして1コース10g/m2以下とする。なお、年齢、患者の状態により適宜減量する。 2)本剤の単独投与において、成人には、1コースは、イホスファミドとして総投与量14g/m2までを点滴静注又は静脈内に注射する。末梢白血球の回復を待って反復投与する。 (5)小児悪性固形腫瘍(ユーイング肉腫ファミリー腫瘍、横紋筋肉腫、神経芽腫、網膜芽腫、肝芽腫、腎芽腫等)に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法 1)他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、イホスファミドとして1日1.5~3g/m2(体表面積)を3~5日間連日点滴静注する。これを1コースとし、末梢白血球の回復を待って3~4週間ごとに反復投与する。なお、年齢、併用薬、患者の状態により適宜減量する。 2)総投与量はイホスファミドとして1コース10g/m2以下、全治療コース80g/m2以下とする。

効能・効果

〇 下記疾患の自覚的並びに他覚的症状の寛解 肺小細胞癌、前立腺癌、子宮頸癌、骨肉腫、再発又は難治性の胚細胞腫瘍(精巣腫瘍、卵巣腫瘍、性腺外腫瘍)、悪性リンパ腫 〇 以下の悪性腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法 悪性骨・軟部腫瘍、小児悪性固形腫瘍(ユーイング肉腫ファミリー腫瘍、横紋筋肉腫、神経芽腫、網膜芽腫、肝芽腫、腎芽腫等)

相互作用:併用禁忌

ペントスタチン


コホリン


,


骨髄移植の患者で、類縁薬であるシクロホスファミド投与中にペントスタチンを単回投与したところ、錯乱、呼吸困難、低血圧、肺水腫等が認められ、心毒性により死亡したとの報告がある。また、動物試験(マウス)においてペントスタチン(臨床用量の10倍相当量)とイホスファミド(LD50前後)又はその類縁薬であるシクロホスファミド(LD50前後)を同時期に単回投与したとき、それぞれを単独投与したときに比べて死亡率の増加が認められた。


明らかな機序は不明である。本剤は用量依存性の心毒性があり、ペントスタチンは心筋細胞に影響を及ぼすATPの代謝を阻害する。両剤の併用により心毒性が増強すると考えられている。


相互作用:併用注意

他の抗悪性腫瘍剤


アロプリノール


放射線照射


骨髄抑制等の副作用が増強することがあるので、異常が認められた場合には、減量、休薬等の適切な処置を行うこと。


共に骨髄抑制作用を有する。


フェノバルビタール


本剤の作用が増強することがある。


フェノバルビタールの酵素誘導により本剤の活性型への変換が促進され、作用が増強される。


インスリン


スルフォニル尿素系製剤


これらの薬剤の血糖降下作用が増強されることがある。


本剤がインスリン抗体の生成を阻害するため、遊離のインスリン量が多くなり、血糖降下作用が増強される。


メスナ


脳症があらわれることがあるので、観察を十分に行うこと。


機序は不明である。


副作用:重大な副作用

1: 骨髄抑制(5%以上)

-汎血球減少、貧血、白血球減少、血小板減少、また、出血等があらわれる場合があるので、異常が認められた場合には、投与間隔の延長、減量、休薬等の適切な処置を行うこと。,2: 出血性膀胱炎、排尿障害(5%以上)

-,,,3: ファンコニー症候群(頻度不明)、急性腎障害(0.1%未満)

-,,,,,4: 意識障害(0.1%未満)、幻覚、錯乱、錐体外路症状(0.1~5%未満)

5: 脳症(0.1%未満)

-意識障害を伴う痙攣発作、譫妄(意識障害、幻覚及び錯乱)があらわれることがある。6: 間質性肺炎(0.1~5%未満)、肺水腫(頻度不明)

7: 心筋障害、不整脈(いずれも頻度不明)

-心不全、心室性期外収縮、心房細動、上室性期外収縮等があらわれることがある。8: 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)(頻度不明)

-低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量の増加、高張尿、痙攣、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、水分摂取の制限等適切な処置を行うこと。9: 急性膵炎(頻度不明)

-腹痛、血清アミラーゼ値の上昇等の異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

副作用:その他副作用


肝臓 -ビリルビン上昇、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇等
腎臓 -蛋白尿-浮腫、BUN上昇、血清電解質の異常(カリウム、クロール等の一過性の変動)-クレアチニン上昇、クレアチニンクリアランス低下、多尿
消化器 -悪心・嘔吐、食欲不振-口内炎、腹痛、便秘、下痢等-口渇
過敏症 -発疹
皮膚 -脱毛-色素沈着
精神神経系 -倦怠感-頭痛、頭重感、眩暈、不眠、脱力感、焦燥感、知覚異常、舌の振戦、抑うつ、精神活動低下
呼吸器 -胸内苦悶
循環器 -頻脈、不整脈、動悸
性腺 -月経異常-無精子症、卵巣機能不全
その他 -発熱、悪寒、血管痛

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
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宮城県0
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広島県0
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更新予告まとめ