薬剤詳細データ

一般名

エルロチニブ塩酸塩

製品名

タルセバ錠150mg

薬効名

抗悪性腫瘍剤 上皮増殖因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼ阻害剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

タルセバ錠150mg

yj-code

4291016F3023

添付文書No

4291016F3023_1_12

改定年月

2022-01

第4版

一般名

エルロチニブ塩酸塩

薬効分類名

抗悪性腫瘍剤


上皮増殖因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼ阻害剤


用法・用量

通常、成人にはエルロチニブとして150mgを食事の1時間以上前又は食後2時間以降に1日1回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

効能・効果

切除不能な再発・進行性で、がん化学療法施行後に増悪した非小細胞肺癌 EGFR遺伝子変異陽性の切除不能な再発・進行性で、がん化学療法未治療の非小細胞肺癌

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

CYP3A4阻害剤


ケトコナゾールイトラコナゾールクラリスロマイシンテリスロマイシンインジナビルネルフィナビルリトナビルサキナビル等


グレープフルーツジュース


ケトコナゾールと本剤を併用すると、エルロチニブのAUC(中央値)が86%、Cmax(中央値)が69%上昇した。


CYP3A4阻害剤との併用により、エルロチニブの代謝が阻害され血漿中濃度が増加する可能性がある。


CYP3A4誘導剤


リファンピシンフェニトインカルバマゼピンフェノバルビタールセイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品等


リファンピシンと本剤を併用すると、エルロチニブのAUC(中央値)が69%低下した。


CYP3A4誘導剤等との併用により、エルロチニブの代謝が亢進し血漿中濃度が低下する可能性がある。


塩酸シプロフロキサシン


塩酸シプロフロキサシンと本剤を併用すると、エルロチニブのAUC(幾何平均値)が39%、Cmax(幾何平均値)が17%上昇した。


CYP1A2及びCYP3A4を阻害する薬剤との併用により、エルロチニブの代謝が阻害され血漿中濃度が増加する可能性がある。


プロトンポンプ阻害剤


オメプラゾール等


オメプラゾールと本剤を併用すると、エルロチニブのAUC(幾何平均値)が46%低下した。


持続的な胃内pHの上昇により、本剤の溶解度が低下し吸収が低下する可能性がある。


H2受容体拮抗剤


ラニチジン等


ラニチジンと本剤を併用すると、エルロチニブのAUC(幾何平均値)が33%低下した。


胃内pHの上昇により、本剤の溶解度が低下し吸収が低下する可能性がある。


抗凝血薬


ワルファリン等


INR増加や胃腸出血等があらわれたとの報告がある。本剤とワルファリンを併用中の患者では、定期的に血液凝固能検査(プロトロンビン時間又はINR等)を行うこと。


機序不明


タバコ(喫煙)


喫煙によりエルロチニブのAUC(平均値)が64%低下した。


喫煙によるCYP1A2の誘導により、エルロチニブの代謝が亢進し血漿中濃度が低下する可能性がある。


副作用:重大な副作用

1: 間質性肺疾患(4.4%)注1)

-間質性肺疾患(間質性肺炎、肺臓炎、放射線性肺臓炎、器質化肺炎、肺線維症、急性呼吸窮迫症候群、肺浸潤、胞隔炎等)があらわれることがあり、死亡に至った症例も報告されている。異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、ステロイド治療等の適切な処置を行うこと。,,,2: 肝炎(0.1%未満)、肝不全(0.1%未満)、肝機能障害(1.6%)注1)

-ALT、AST、ビリルビンの上昇等を伴う重篤な肝機能障害があらわれることがあり、肝炎、肝不全により死亡に至った症例も報告されている。,3: 重度の下痢(1.1%)注1)

-重度の下痢、悪心、嘔吐、食欲不振により脱水症状をきたし、腎不全に至った症例が報告されている。必要に応じて電解質や腎機能検査を行い、患者状態により止瀉薬(ロペラミド等)の投与、補液等の適切な処置を行うとともに、本剤の減量又は休薬を考慮すること。4: 急性腎障害(0.1%未満)注1)

-急性腎障害等の重篤な腎機能障害があらわれることがある。5: 重度の皮膚障害注1)

-ざ瘡様皮疹等の発疹(6.3%)、爪囲炎等の爪の障害(0.8%)、皮膚乾燥・皮膚亀裂(0.3%)、皮膚潰瘍(0.2%)、そう痒症(0.1%)等があらわれることがある。また、重度の皮膚障害発現後に、蜂巣炎、敗血症等の感染症を合併した症例も報告されている。6: 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(0.1%未満)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、多形紅斑(0.1%未満)注1)

-皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、多形紅斑等の重篤な水疱性・剥脱性の皮膚障害があらわれることがある。7: 消化管穿孔(0.1%未満)、消化管潰瘍(0.4%)、消化管出血(0.3%)注1)

-異常が認められた場合には、内視鏡、腹部X線、CT等の必要な検査を行い、本剤の投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。,8: 角膜穿孔(0.1%未満)、角膜潰瘍(0.1%未満)注1)

-眼痛等の異常が認められた場合には本剤の投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。

副作用:その他副作用


皮膚注1),注2) -ざ瘡様皮疹等の発疹(61.6%)、皮膚乾燥・皮膚亀裂(9.3%)、爪囲炎等の爪の障害(8.8%)-そう痒症、紅斑-皮膚剥脱、脱毛、皮膚潰瘍、皮下出血、皮膚色素沈着、皮膚血管炎(IgA血管炎等)、光線過敏症-男性型多毛症
眼注1),注3) -結膜炎-眼乾燥、角膜炎、眼瞼炎、睫毛/眉毛の異常、眼そう痒症、角膜びらん、眼脂、霧視、流涙増加、ぶどう膜炎
肝臓注1) -ビリルビン上昇、ALT上昇、AST上昇-Al-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇
腎臓注1) -クレアチニン上昇、BUN上昇、血尿、尿沈渣異常
血液注1) -貧血-血小板減少、白血球増加、白血球減少、好中球減少、リンパ球減少、好中球増加、INR上昇
消化器注1) -下痢(22.8%)、口内炎(9.6%)、食欲不振(7.0%)-悪心、嘔吐、口唇炎、腹痛、便秘-胃炎、口内乾燥、消化不良、腸炎、アミラーゼ増加、食道炎
呼吸器注1) -鼻出血、呼吸困難、咳嗽、喀血、口腔咽頭痛
精神神経系注1) -味覚異常-不眠症、頭痛、浮動性めまい、末梢性ニューロパチー、意識障害
その他注1) -感染症(皮膚感染、肺感染、上気道感染等)、倦怠感、発熱、疲労-電解質異常、体重減少、血中アルブミン減少、CRP上昇、浮腫、血圧上昇、筋肉痛、筋痙縮・筋痙攣、血糖値上昇、総蛋白減少、脱水、血栓・塞栓

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
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更新予告まとめ