薬剤詳細データ

一般名

シスプラチン製剤

製品名

動注用アイエーコール50mg

薬効名

抗悪性腫瘍剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

動注用アイエーコール50mg

yj-code

4291401D2022

添付文書No

4291401D1026_1_10

改定年月

2021-04

第1版

一般名

シスプラチン製剤

薬効分類名

抗悪性腫瘍剤


用法・用量

シスプラチン100mgあたり70mLの生理食塩液を加えて溶解し、65mg/m2(体表面積)を肝動脈内に挿入されたカテーテルから、1日1回肝動脈内に20~40分間で投与し、4~6週間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。なお、投与量は症状等により適宜減量する。本剤の投与時には腎毒性を軽減するために下記の処置を行うこと。 本剤投与前、1,000~2,000mLの適当な輸液を4時間以上かけて投与する。 本剤投与時から投与終了後、1,500~3,000mLの適当な輸液を6時間以上かけて投与する。 本剤投与中は、尿量確保に注意し、必要に応じてマンニトール及びフロセミド等の利尿剤を投与すること。

効能・効果

肝細胞癌

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

抗悪性腫瘍剤放射線照射


骨髄抑制を増強することがある。患者の状態を観察しながら、減量するなど用量に注意すること。


骨髄抑制作用を有する。


パクリタキセル


本剤をパクリタキセルの前に投与した場合、逆の順序で投与した場合より骨髄抑制が増強するおそれがある。本剤をパクリタキセルの後に投与すること。


本剤をパクリタキセルの前に投与した場合、パクリタキセルのクリアランスが低下し、パクリタキセルの血中濃度が上昇する。


パクリタキセル


末梢神経障害が増強するおそれがある。患者の状態を観察しながら、減量するか又は投与間隔を延長すること。


末梢神経障害を有する。


アミノグリコシド系抗生物質


ストレプトマイシン


ゲンタマイシン


アミカシン 等


バンコマイシンフロセミド


腎障害及び聴器障害が増強されることがある。


腎障害及び聴覚障害を有する。


アムホテリシンB(注射剤)


腎障害が増強されることがある。


腎障害を有する。


頭蓋内放射線照射


聴器障害が増強することがある。


機序不明


ピレタニド


聴器障害が増強することがある。


聴覚障害を有する。


フェニトイン


フェニトインの血漿中濃度が低下したとの報告がある。


機序不明


副作用:重大な副作用

1: 急性腎障害(頻度不明)

-急性腎障害等の重篤な腎障害があらわれることがある。BUN、血清クレアチニン、クレアチニン・クリアランス値等に異常が認められた場合は投与を中止すること。その他、血尿、尿蛋白、乏尿、無尿があらわれることがある。2: 骨髄抑制

-汎血球減少(頻度不明)、貧血(頻度不明)、白血球減少(77.9%)、好中球減少(78.3%)、血小板減少(76.8%)等があらわれることがある。3: 血小板減少(頻度不明)

-本剤投与1~4日後に急激な血小板減少があらわれることがある。4: ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)

-顔面浮腫、気管支痙攣、チアノーゼ、呼吸困難、胸痛、血圧低下等の症状があらわれた場合には投与を中止すること。5: 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸(すべて頻度不明)

-AST、ALT、Al-P、LDH、γ-GTP、血清ビリルビン値上昇等を伴う重篤な劇症肝炎、肝機能障害、黄疸があらわれることがある。その他、血清アルブミン、血清総蛋白、ICG値等に異常があらわれることがある。また、本剤の反復投与等により胆汁うっ滞があらわれるおそれがある。6: 肝・胆道障害(頻度不明)

-胆嚢炎、胆汁性嚢胞、肝膿瘍等の肝・胆道障害があらわれることがある。7: 心筋梗塞(1.1%)、狭心症(頻度不明)、うっ血性心不全(頻度不明)、不整脈(1.1%)

-心筋梗塞、狭心症(異型狭心症を含む)、うっ血性心不全、不整脈(心室細動、心停止、心房細動、徐脈等)があらわれることがあるので、胸痛、失神、息切れ、動悸、心電図異常等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。8: 肺結核(1.1%)

-肺結核等の重大な感染症があらわれることがある。9: 聴覚障害(4.2%)

-高音域の聴力低下、難聴、耳鳴等があらわれることがある。10: 乳頭浮腫、球後視神経炎、皮質盲(すべて頻度不明)

-うっ血乳頭、球後視神経炎、皮質盲等の視覚障害があらわれることがある。11: 脳梗塞(頻度不明)

12: 溶血性尿毒症症候群(頻度不明)

-血小板減少、溶血性貧血、腎不全を主徴とする溶血性尿毒症症候群があらわれるおそれがある。13: 溶血性貧血(頻度不明)

-クームス試験陽性の溶血性貧血があらわれるおそれがある。14: 間質性肺炎(頻度不明)

-発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等を伴う間質性肺炎があらわれるおそれがある。異常が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。15: 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(頻度不明)

-低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量の増加、高張尿、痙攣、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)があらわれるおそれがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、水分摂取の制限等の適切な処置を行うこと。16: 消化管出血、消化性潰瘍、消化管穿孔(すべて頻度不明)

17: 急性膵炎(頻度不明)

-血清アミラーゼ値、血清リパーゼ値等に異常が認められた場合には投与を中止すること。18: 高血糖(頻度不明)、糖尿病の悪化(頻度不明)

-昏睡、ケトアシドーシスを伴う重篤な症例も報告されている。19: 横紋筋融解症(頻度不明)

-CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

副作用:その他副作用


消化器 -食欲不振(79.8%)、悪心・嘔吐(76.0%)、下痢、便秘-上腹部痛、口内炎、腹痛、胃不快感、腹部不快感、腹部膨満、しゃっくり、十二指腸潰瘍-麻痺性イレウス、口角炎
全身症状 -発熱(63.5%)、倦怠感(26.9%)、頭痛-腹水
過敏症 -発疹-ほてり、発赤
皮膚 -脱毛症-色素沈着障害、そう痒症
筋・骨格系 -背部痛
精神神経系 -不眠症、浮動性めまい、血圧上昇、味覚異常、失見当識-末梢神経障害(感覚減退、麻痺等)、表出性言語障害、意識レベルの低下、痙攣、レルミット徴候
呼吸器 -鼻咽頭炎、咽頭炎、鼻出血、呼吸困難
循環器 -動悸、頻脈、心電図異常、レイノー現象、血圧低下
電解質 -血中ナトリウム異常(20.2%)、血中カリウム異常(23.1%)-血中塩化物異常-血中カルシウム異常、血中リン酸塩異常、血中マグネシウム異常、テタニー
泌尿器 -尿中蛋白陽性(21.8%)、尿糖陽性-高尿酸血症
線溶系 -フィブリン分解産物増加-プロトロンビン量増加
その他 -総蛋白減少(29.8%)-疼痛、全身浮腫、胸痛、脱水

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
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群馬県0
埼玉県0
千葉県0
東京都0
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新潟県0
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広島県0
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香川県0
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宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計0
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