薬剤詳細データ

一般名

バンコマイシン塩酸塩

製品名

バンコマイシン塩酸塩点滴静注用0.5g「サワイ」

薬効名

グリコペプチド系抗生物質製剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

バンコマイシン塩酸塩点滴静注用0.5g「サワイ」

yj-code

6113400A1090

添付文書No

6113400A1090_1_10

改定年月

2023-12

第1版

一般名

バンコマイシン塩酸塩

薬効分類名

グリコペプチド系抗生物質製剤


用法・用量

通常、成人にはバンコマイシン塩酸塩として1日2g(力価)を1回0.5g(力価)6時間ごと又は1回1g(力価)12時間ごとに分割して、それぞれ60分以上かけて点滴静注する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。高齢者には、1回0.5g(力価)12時間ごと又は1回1g(力価)24時間ごとに、それぞれ60分以上かけて点滴静注する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。小児、乳児には、1日40mg(力価)/kgを2~4回に分割して、それぞれ60分以上かけて点滴静注する。新生児には、1回投与量を10~15mg(力価)/kgとし、生後1週までの新生児に対しては12時間ごと、生後1ヵ月までの新生児に対しては8時間ごとに、それぞれ60分以上かけて点滴静注する。

効能・効果

〈適応菌種〉 バンコマイシンに感性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA) 〈適応症〉 敗血症、感染性心内膜炎、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、骨髄炎、関節炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、腹膜炎、化膿性髄膜炎 〈適応菌種〉 バンコマイシンに感性のメチシリン耐性コアグラーゼ陰性ブドウ球菌(MRCNS) 〈適応症〉 敗血症、感染性心内膜炎、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、骨髄炎、関節炎、腹膜炎、化膿性髄膜炎 〈適応菌種〉 バンコマイシンに感性のペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP) 〈適応症〉 敗血症、肺炎、化膿性髄膜炎 MRSA又はMRCNS感染が疑われる発熱性好中球減少症

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

全身麻酔薬


チオペンタール等


同時に投与すると、紅斑、ヒスタミン様潮紅、アナフィラキシー反応等の副作用が発現することがある。全身麻酔の開始1時間前には本剤の点滴静注を終了すること。


全身麻酔薬には、アナフィラキシー作用、ヒスタミン遊離作用を有するものがあり、本剤にもヒスタミン遊離作用がある。しかし、相互作用の機序は不明である。


腎毒性及び聴器毒性を有する薬剤


アミノグリコシド系抗生物質


アルベカシン硫酸塩


トブラマイシン等


白金含有抗悪性腫瘍剤


シスプラチン


ネダプラチン等


,


腎障害、聴覚障害が発現、悪化するおそれがあるので、併用は避けること。やむを得ず併用する場合は、慎重に投与すること。


機序:両剤共に腎毒性、聴器毒性を有するが、相互作用の機序は不明である。危険因子:腎障害のある患者、高齢者、長期投与の患者等


腎毒性を有する薬剤


アムホテリシンB


シクロスポリン等


,


腎障害が発現、悪化するおそれがあるので、併用は避けること。やむを得ず併用する場合は、慎重に投与すること。


機序:両剤共に腎毒性を有するが、相互作用の機序は不明である。危険因子:腎障害のある患者、高齢者、長期投与の患者等


副作用:重大な副作用

1: ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

-ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、全身潮紅、浮腫等)を起こすことがある。2: 急性腎障害、間質性腎炎(いずれも頻度不明)

-急性腎障害、間質性腎炎等の重篤な腎障害があらわれることがある。3: 汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少(いずれも頻度不明)

4: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、剥脱性皮膚炎(いずれも頻度不明)

5: 薬剤性過敏症症候群(頻度不明)

-初期症状として発疹、発熱がみられ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。6: 第8脳神経障害(頻度不明)

-眩暈、耳鳴、聴力低下、難聴等の第8脳神経障害があらわれることがある。,7: 偽膜性大腸炎(頻度不明)

-偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがあるので、腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には、直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。8: 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)

-AST、ALT、Al-P等の上昇、黄疸があらわれることがある。

副作用:その他副作用


過敏症 -発疹-発赤、顔面潮紅-そう痒、蕁麻疹、線状IgA水疱症
肝臓 -AST上昇、ALT上昇、ビリルビン上昇-Al-P上昇、LDH上昇-γ-GTP上昇、LAP上昇
腎臓 -BUN上昇-クレアチニン上昇
血液 -白血球減少、血小板減少、好酸球増多-貧血
消化器 -下痢-嘔気、嘔吐、腹痛
その他 -発熱、静脈炎、血管痛-皮膚血管炎、悪寒、注射部疼痛

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県0
群馬県0
埼玉県0
千葉県0
東京都0
神奈川県0
新潟県0
富山県0
石川県0
福井県0
山梨県0
長野県0
岐阜県0
静岡県0
愛知県0
三重県0
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京都府0
大阪府0
兵庫県0
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和歌山県0
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県0
山口県0
徳島県0
香川県0
愛媛県0
高知県0
福岡県0
佐賀県0
長崎県0
熊本県0
大分県0
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計0
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