薬剤詳細データ

一般名

イソニアジド

製品名

イスコチン錠100mg

薬効名

結核化学療法剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

イスコチン錠100mg

yj-code

6222001F3037

添付文書No

6222001F3037_3_03

改定年月

2023-03

第1版

一般名

イソニアジド

薬効分類名

結核化学療法剤


用法・用量

通常成人は、イソニアジドとして1日量200~500mg(4~10mg/kg)を1~3回に分けて、毎日又は週2日経口投与する。必要な場合には、1日量成人は1gまで、13歳未満は20mg/kgまで増量してもよい。年齢、症状により適宜増減する。なお、他の抗結核薬と併用することが望ましい。

効能・効果

〈適応菌種〉 本剤に感性の結核菌 〈適応症〉 肺結核及びその他の結核症

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

他の抗結核薬


リファンピシン等


重篤な肝障害があらわれることがある。


リファンピシンの肝薬物代謝酵素誘導作用により、本剤の代謝が促進され、肝毒性を有する代謝物の産生が増加すると考えられている。


クマリン系抗凝固薬


ワルファリン


ワルファリンの作用を増強し、プロトロンビン時間の延長が認められることがある。


本剤がワルファリンの肝薬物代謝を阻害し、血中濃度が上昇すると考えられている。


抗てんかん薬


フェニトインカルバマゼピン等


これらの作用を増強し、中毒症状が発現することがある。また、カルバマゼピンでは本剤の肝毒性が増強されることがある。


本剤が抗てんかん薬の肝薬物代謝を阻害し、血中濃度が上昇する。また、カルバマゼピンが肝毒性を有する本剤の代謝物の産生を促進すると考えられている。


経口糖尿病用薬インスリン


これらの血糖降下作用を減弱又は増強することがある。血糖値の観察を十分に行う。


血糖降下作用の減弱については、本剤が炭水化物代謝を阻害し、血中ブドウ糖濃度上昇及び糖耐性障害を引き起こすと考えられている。


ジスルフィラム


協調困難、情緒障害等があらわれることがある。


本剤とジスルフィラムがそれぞれカテコールアミン代謝酵素を阻害すると考えられている。


サイクロセリン


めまい、眠気等の中枢神経系の副作用を増強するとの報告がある。


機序は不明である。


シクロスポリン


シクロスポリンの作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用により、シクロスポリンの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


イトラコナゾール


イトラコナゾールの作用が減弱するおそれがある。


機序は明らかではないが、本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用により、イトラコナゾールの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


血圧降下薬交感神経興奮薬副交感神経抑制薬三環系抗うつ薬


これらの作用を増強するおそれがある。


機序は明らかではないが、MAO阻害に関連していると考えられている。


レボドパ


レボドパの作用が減弱するおそれがある。


機序は明らかではないが、本剤によりドパ脱炭酸酵素が阻害されると考えられている。


水酸化アルミニウム含有の制酸薬


本剤の効果が減弱されるおそれがある。この作用は薬剤の服用時間をずらすことにより、弱まるとの報告がある。


これらの薬剤とキレートを形成又は、吸着し、本剤の吸収が低下すると考えられている。


ペチジン塩酸塩


呼吸抑制、低血圧、昏睡、痙攣等があらわれるおそれがある。併用する場合には、定期的に臨床症状を観察し、用量に注意する。


神経系のセロトニンの取り込みを阻害するペチジン塩酸塩とMAO阻害作用をもつ本剤との併用により、中枢神経のセロトニンが蓄積すると考えられている。


ヒスチジンを多く含有する魚


マグロ等


頭痛、紅斑、嘔吐、そう痒等のヒスタミン中毒を起こすことがある。


本剤のヒスタミン代謝酵素阻害作用により、体内にヒスタミンが蓄積すると考えられている。


チラミンを多く含有する食物


チーズ等


血圧上昇、動悸があらわれることがある。


本剤のMAO阻害作用により、チラミンは不活性化されず、アドレナリン作動性神経終末部において蓄積されているカテコールアミンの遊離を促進すると考えられている。


副作用:重大な副作用

1: 劇症肝炎等の重篤な肝障害(頻度不明)

-,2: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、紅皮症(剥脱性皮膚炎)(いずれも頻度不明)

3: 薬剤性過敏症症候群(頻度不明)

-初期症状:発疹、発熱続発する所見:肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球の出現等ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。4: SLE様症状(頻度不明)

-症状:発熱、紅斑、筋肉痛、関節痛、リンパ節腫脹、胸部痛等処置方法:副腎皮質ホルモン剤投与等5: 間質性肺炎(頻度不明)

-症状:発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等処置方法:副腎皮質ホルモン剤投与等6: 腎不全、間質性腎炎、ネフローゼ症候群(いずれも頻度不明)

-症状:発熱、皮疹、乏尿、浮腫、蛋白尿、腎機能検査値異常等7: 無顆粒球症、血小板減少(いずれも頻度不明)

8: 痙攣(頻度不明)

9: 視神経炎、視神経萎縮(いずれも頻度不明)

-症状:視力低下、中心暗点等処置方法:ビタミンB6投与等10: 末梢神経炎(頻度不明)

-症状:四肢の異常感覚、しびれ感、知覚障害、腱反射低下、筋力低下、筋萎縮等処置方法:ビタミンB6投与等

副作用:その他副作用


肝臓 -AST上昇、ALT上昇-黄疸
過敏症注) -発熱、発疹
血液 -出血傾向(喀血、血痰、鼻出血、眼底出血等)-貧血、赤芽球癆、白血球減少、好酸球増多
精神神経系 -頭痛、めまい、倦怠感-精神障害(せん妄、抑うつ、記憶力低下、幻覚、感情異常、興奮等)
中枢神経系 -小脳障害(平衡障害、運動失調、企図振戦、言語障害、眼球運動障害、嚥下障害等)
消化器 -食欲不振、悪心、嘔吐、胃部膨満感、腹痛、便秘
内分泌 -女性化乳房、乳汁分泌、月経障害、インポテンス
その他 -関節痛

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
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