薬剤詳細データ

一般名

トスフロキサシントシル酸塩水和物

製品名

トスフロキサシントシル酸塩錠150mg「ニプロ」

薬効名

広範囲経口抗菌製剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

トスフロキサシントシル酸塩錠150mg「ニプロ」

yj-code

6241010F2132

添付文書No

6241010F1136_1_03

改定年月

2024-01

第1版

一般名

トスフロキサシントシル酸塩水和物

薬効分類名

広範囲経口抗菌製剤


用法・用量

〈骨髄炎、関節炎、腸チフス、パラチフス以外〉 通常、成人に対して、トスフロキサシントシル酸塩水和物として1日300~450mg(トスフロキサシンとして204~306mg)を2~3回に分割して経口投与する。 〈骨髄炎、関節炎〉 通常、成人に対して、トスフロキサシントシル酸塩水和物として1日450mg(トスフロキサシンとして306mg)を3回に分割して経口投与する。 〈腸チフス、パラチフス〉 通常、成人に対して、トスフロキサシントシル酸塩水和物として1日600mg(トスフロキサシンとして408mg)を4回に分割して14日間経口投与する。 なお、腸チフス、パラチフスを除く症例においては、感染症の種類及び症状により適宜増減するが、重症又は効果不十分と思われる症例にはトスフロキサシントシル酸塩水和物として1日600mg(トスフロキサシンとして408mg)を経口投与する。

効能・効果

〈適応菌種〉 トスフロキサシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌(ペニシリン耐性肺炎球菌を含む)、腸球菌属、淋菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、炭疽菌、大腸菌、赤痢菌、サルモネラ属、チフス菌、パラチフス菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、コレラ菌、インフルエンザ菌、緑膿菌、バークホルデリア・セパシア、ステノトロホモナス(ザントモナス)・マルトフィリア、アシネトバクター属、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属、アクネ菌、トラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス) 〈適応症〉 表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、ざ瘡(化膿性炎症を伴うもの)、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、肛門周囲膿瘍、骨髄炎、関節炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、尿道炎、胆嚢炎、胆管炎、感染性腸炎、腸チフス、パラチフス、コレラ、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、涙嚢炎、麦粒腫、瞼板腺炎、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、化膿性唾液腺炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、炭疽

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

テオフィリン


アミノフィリン水和物


健康成人にテオフィリン1日400mgと本剤1日450mgを併用したところ、テオフィリンの最高血中濃度は、併用3日目で1.13倍、5日目では1.23倍の上昇を示したとの報告がある。テオフィリンの中毒症状(消化器障害、頭痛、不整脈、痙攣等)があらわれるおそれがあるため、観察を十分に行い、血中濃度モニタリングを行うなど注意すること。


機序:テオフィリンの肝での代謝を抑制し、血中濃度を上昇させることが報告されている。


危険因子:高齢者、高度の腎障害患者


フェニル酢酸系、プロピオン酸系非ステロイド性消炎鎮痛剤


ジクロフェナクナトリウム


ロキソプロフェンナトリウム水和物





痙攣があらわれることがある。観察を十分に行い、症状があらわれた場合には両剤の投与を中止し、気道確保と抗痙攣薬の使用など痙攣に対する治療を実施すること。


機序:中枢神経におけるGABAA受容体への結合阻害作用が非ステロイド性消炎鎮痛剤により増強されることが主な機序と考えられている。


危険因子:高齢者、てんかん等痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者、高度の腎障害患者


アルミニウム又はマグネシウム含有の制酸剤、鉄剤、カルシウム含有製剤


乾燥水酸化アルミニウムゲル


酸化マグネシウム


クエン酸第一鉄ナトリウム


沈降炭酸カルシウム





本剤の効果が減弱されるおそれがある。同時投与を避けるなど注意すること。


機序:金属カチオンと難溶性の錯塩を形成し、本剤の消化管からの吸収が低下することが報告されている。


副腎皮質ホルモン剤(経口剤、注射剤)


プレドニゾロン


ヒドロコルチゾン





腱障害のリスクが増大するとの報告がある。これらの薬剤との併用は、治療上の有益性が危険性を上回る場合のみとすること。


機序不明


副作用:重大な副作用

1: ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、浮腫、発赤等)(いずれも頻度不明)

2: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)

3: 痙攣、意識障害(意識喪失等)(いずれも頻度不明)

4: 急性腎障害、間質性腎炎、腎性尿崩症(いずれも頻度不明)

-急性腎障害、間質性腎炎、腎性尿崩症等の重篤な腎障害があらわれることがある。5: 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)

6: 無顆粒球症、血小板減少(いずれも頻度不明)

-発熱、咽頭痛、皮下・粘膜出血等があらわれた場合には血液検査を行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。7: 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(頻度不明)

-腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には、直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。8: 間質性肺炎、好酸球性肺炎(いずれも頻度不明)

-発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、好酸球性肺炎等があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。9: 横紋筋融解症(頻度不明)

-急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれることがある。筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。10: 低血糖(頻度不明)

-高齢者、腎障害患者、糖尿病患者であらわれやすい。11: 大動脈瘤、大動脈解離(いずれも頻度不明)

-,12: 末梢神経障害(頻度不明)

-しびれ、筋力低下、痛み等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。13: アキレス腱炎、腱断裂等の腱障害(頻度不明)

-腱周辺の痛み、浮腫、発赤等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。14: 精神症状(頻度不明)

-幻覚、せん妄等の精神症状があらわれることがある。15: 重症筋無力症の悪化(頻度不明)

副作用:その他副作用


過敏症 -発疹-そう痒感、蕁麻疹、発熱-光線過敏症
腎臓 -―-BUN上昇、血尿-クレアチニン上昇
肝臓 -―-AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇、ビリルビン上昇-―
消化器 -胃・腹部不快感、悪心、下痢・軟便、胃・腹痛-嘔吐、腹部膨満感、食欲不振、便秘、口内炎、口渇、舌炎-―
血液 -―-―-白血球減少、好酸球増多、血小板減少、貧血
精神神経系 -―-頭痛、めまい、しびれ、不眠、振戦-幻覚
その他 -―-倦怠感-関節痛、味覚異常

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
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埼玉県0
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東京都0
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広島県0
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香川県0
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宮崎県0
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沖縄県0
合計0
更新予告まとめ