薬剤詳細データ

一般名

パズフロキサシンメシル酸塩

製品名

パシル点滴静注液500mg

薬効名

注射用ニューキノロン系抗菌製剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

パシル点滴静注液500mg

yj-code

6241401G2026

添付文書No

6241401G1020_2_10

改定年月

2024-05

第2版

一般名

パズフロキサシンメシル酸塩

薬効分類名

注射用ニューキノロン系抗菌製剤


用法・用量

〈敗血症、肺炎球菌による肺炎、重症・難治性の呼吸器感染症(肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染に限る)以外〉 通常、成人にはパズフロキサシンとして1日1000mgを2回に分けて点滴静注する。なお、年齢、症状に応じ、1日600mgを2回に分けて点滴静注するなど、減量すること。点滴静注に際しては、30分~1時間かけて投与すること。 〈敗血症、肺炎球菌による肺炎、重症・難治性の呼吸器感染症(肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染に限る)〉 通常、成人にはパズフロキサシンとして1日2000mgを2回に分けて点滴静注する。点滴静注に際しては、1時間かけて投与すること。

効能・効果

〈適応菌種〉 パズフロキサシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、緑膿菌、アシネトバクター属、レジオネラ属、バクテロイデス属、プレボテラ属 〈適応症〉 敗血症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、複雑性膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

テオフィリン


アミノフィリン水和物


テオフィリンの中毒症状(消化器障害、頭痛、不整脈、痙攣等)があらわれるおそれがある。観察を十分に行い、血中濃度モニタリングを行うなど注意すること。


機序:テオフィリンの主代謝酵素であるCYP1A2を阻害することにより、血中濃度を上昇させることが考えられる。危険因子:高齢者、高度の腎障害患者


フェニル酢酸系、プロピオン酸系非ステロイド性消炎鎮痛剤


ジクロフェナクナトリウム


ロキソプロフェンナトリウム水和物等


痙攣があらわれるおそれがある。観察を十分に行い、症状があらわれた場合には両剤の投与を中止し、気道確保と抗痙攣薬の使用など痙攣に対する治療を実施すること。


機序:中枢神経におけるGABAAの受容体への結合阻害作用が非ステロイド性消炎鎮痛剤により増強されることが主な機序と考えられている。危険因子:高齢者、てんかん等痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者、高度の腎障害患者


ワルファリン


ワルファリンの作用を増強し、出血、プロトロンビン時間の延長等があらわれることがある。観察を十分に行い、血液凝固能検査を行うなど注意すること。


機序不明


副腎皮質ホルモン剤(経口剤、注射剤)


プレドニゾロン


ヒドロコルチゾン等


腱障害のリスクが増大するとの報告がある。これらの薬剤との併用は、治療上の有益性が危険性を上回る場合のみとすること。


機序不明


副作用:重大な副作用

1: 急性腎障害(頻度不明)

2: 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)

3: 偽膜性大腸炎(頻度不明)

-偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがあるので、腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。4: 無顆粒球症、血小板減少(いずれも頻度不明)

5: 横紋筋融解症(頻度不明)

-筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。6: 錯乱、幻覚等の精神症状(頻度不明)

7: 痙攣(頻度不明)

8: ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

-ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、浮腫、発赤等)があらわれることがある。9: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)

10: 間質性肺炎、PIE症候群(いずれも頻度不明)

-発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、PIE症候群があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。11: 低血糖(頻度不明)

-重篤な低血糖があらわれることがある。高齢者、腎障害患者であらわれやすい。12: アキレス腱炎、腱断裂等の腱障害(頻度不明)

-腱周辺の痛み、浮腫、発赤等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。13: 大動脈瘤、大動脈解離(いずれも頻度不明)

-,14: 重症筋無力症の悪化(頻度不明)

副作用:その他副作用


過敏症 -発疹、浮腫、蕁麻疹、発熱-そう痒症、潮紅、紅斑-発赤
腎臓 -BUN増加、尿中赤血球陽性、尿中蛋白陽性、尿中ウロビリン陽性、尿円柱陽性-頻尿、血中クレアチニン増加-―
肝臓 -ALT増加(7.0%)、AST増加(5.3%)、γ-GTP増加、ALP増加、LAP上昇、LDH増加、血中ビリルビン増加-―-―
血液 -好酸球数増加、白血球数減少、血小板数減少、貧血-―-―
消化器 -下痢、悪心、嘔吐、腹部膨満-心窩部不快感、変色便、メレナ-―
精神神経系 -頭痛、精神障害、浮動性めまい、感覚鈍麻-意識変容状態、譫妄-―
投与部位 -注射部位反応(疼痛、紅斑、腫脹、硬結、静脈炎等)-―-―
その他 -CK増加、電解質失調、異常感(気分不良、違和感、浮遊感)、口内乾燥、舌炎-灼熱感、関節痛、口内炎-―

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
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宮崎県0
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沖縄県0
合計0
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