薬剤詳細データ

一般名

ドルテグラビルナトリウム

製品名

トリーメク配合錠

薬効名

抗ウイルス剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

トリーメク配合錠

yj-code

6250106F1021

添付文書No

6250106F1021_1_21

改定年月

2024-08

第8版

一般名

ドルテグラビルナトリウム

薬効分類名

抗ウイルス化学療法剤


用法・用量

通常、成人には1回1錠(ドルテグラビルとして50mg、アバカビルとして600mg及びラミブジンとして300mgを含有)を食事の有無にかかわらず1日1回経口投与する。

効能・効果

HIV感染症

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

ピルシカイニド塩酸塩水和物


ピルシカイニドの血漿中濃度を上昇させる可能性がある。併用により、ピルシカイニドで重大な副作用として報告されている心室頻拍、洞停止及び心室細動等の発現及び重篤化があらわれるおそれがあるので、併用中は注意深く観察すること。


ドルテグラビルのOCT2及びMATE1の阻害作用により、ピルシカイニドの排出が阻害される可能性がある。


カルバマゼピン,


ドルテグラビルの血漿中濃度をCmaxで33%、Cτで73%低下させたとの報告がある。


カルバマゼピンがCYP3A4及びUGT1A1を誘導することにより、ドルテグラビルの代謝が促進される。


フェニトイン


ホスフェニトインフェノバルビタールセイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort, セント・ジョーンズ・ワート)含有食品,


ドルテグラビルの血漿中濃度を低下させる可能性がある。


これらの薬剤並びにセイヨウオトギリソウがCYP3A4及びUGT1A1を誘導することにより、ドルテグラビルの代謝が促進される。


リファンピシン,


ドルテグラビルの血漿中濃度をCmaxで43%、Cτで72%低下させたとの報告がある。


リファンピシンがCYP3A4及びUGT1A1を誘導することにより、ドルテグラビルの代謝が促進される。


多価カチオン(Mg,Al等)含有製剤


ドルテグラビルの血漿中濃度をCmaxで72%、C24で74%低下させる。本剤は多価カチオン含有製剤の投与2時間前又は6時間後の投与が推奨される。


これらの多価カチオンと錯体を形成することにより、ドルテグラビルの吸収が阻害される。


鉄剤、カルシウム含有製剤(サプリメント等)


ドルテグラビルの血漿中濃度をCmaxで35%、C24で32%低下させる。食事と同時に摂取する場合を除き、本剤は鉄剤、カルシウム含有製剤の投与2時間前又は6時間後の投与が推奨される。


鉄、カルシウムと錯体を形成することにより、ドルテグラビルの吸収が阻害される。


メトホルミン塩酸塩


メトホルミンの血漿中濃度をドルテグラビル50mg1日1回投与時及び1日2回投与時にCmaxでそれぞれ66%及び111%上昇させる。注意深く観察し、必要に応じてメトホルミンを減量する等慎重に投与すること。


ドルテグラビルのOCT2及びMATE1の阻害作用により、メトホルミンの排出が阻害される可能性がある。


アルコール(飲酒),,


アバカビルの代謝はエタノールによる影響を受ける。アバカビルのAUCが約41%増加したが、エタノールの代謝は影響を受けなかったとの報告がある。


アバカビルがアルコールデヒドロゲナーゼの代謝基質として競合すると考えられている。


メサドン塩酸塩


メサドンのクリアランスが22%増加したことから、併用する際にはメサドンの増量が必要となる場合があると考えられる。なお、アバカビルの血中動態は臨床的意義のある影響を受けなかった(Cmaxが35%減少し、tmaxが1時間延長したが、AUCは変化しなかったとの報告がある)。


機序不明


スルファメトキサゾール・トリメトプリム


ラミブジンのAUCが43%増加し、全身クリアランスが30%、腎クリアランスが35%減少したとの報告がある。


腎臓における排泄がラミブジンとトリメトプリムで競合すると考えられている。


ソルビトール


経口ソルビトール溶液(ソルビトールとして3.2g、10.2g、13.4g)とラミブジンの併用により、ラミブジンのAUCが減少した(それぞれ18%、36%、42%減少)との報告がある。


ソルビトールによりラミブジンの吸収が抑制されると考えられている。


リオシグアト


本剤とリオシグアトの併用により、リオシグアトのAUCが増加するおそれがある。本剤との併用が必要な場合は、患者の状態に注意し、必要に応じてリオシグアトの減量を考慮すること。


アバカビルのCYP1A1阻害作用によりリオシグアトの代謝が阻害される。


副作用:重大な副作用

1: 過敏症(頻度不明)

-アバカビルの投与により発熱又は皮疹を伴う多臓器及び全身性の過敏症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、以下に示すような徴候又は症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。,,,,,,,,2: 薬剤性過敏症症候群(頻度不明)

-初期症状として発疹、発熱がみられ、さらに肝機能障害、リンパ節腫脹、好酸球増多等を伴う遅延性の重篤な過敏症状があらわれることがある。なお、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。3: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)及び皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑(頻度不明)

-発熱、眼充血、顔面の腫脹、口唇・口腔粘膜や陰部のびらん、皮膚や粘膜の水疱、紅斑、咽頭痛、そう痒、全身倦怠感等の異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。4: 重篤な血液障害(1%未満)

-赤芽球癆、汎血球減少、貧血、白血球減少、好中球減少、血小板減少5: 膵炎(頻度不明)

-血清アミラーゼ、血清リパーゼ、トリグリセリド等の検査値の上昇がみられた場合には、直ちに本剤の投与を中止すること。また、重度の腹痛、悪心・嘔吐等の症状がみられた場合にも直ちに本剤の投与を中止し、生化学的検査(血清アミラーゼ、血清リパーゼ、トリグリセリド等)及び画像診断等による観察を十分行うこと。,6: 乳酸アシドーシス及び脂肪沈着による重度の肝腫大(脂肪肝)(頻度不明)

-乳酸アシドーシス又は肝毒性が疑われる臨床症状や検査値異常が認められた場合には、本剤の投与を一時中止すること。特に、肝疾患の危険因子を有する患者においては注意すること。アバカビル及びラミブジンを含むNRTIの単独投与又はこれらの併用療法により、重篤な乳酸アシドーシス(全身倦怠、食欲不振、急な体重減少、胃腸障害、呼吸困難、頻呼吸等)、肝毒性(脂肪沈着による重度の肝腫大、脂肪肝を含む)が、女性に多く報告されている。7: 横紋筋融解症(頻度不明)

8: ニューロパチー(頻度不明)、錯乱状態(1%未満)、痙攣(頻度不明)

9: 心不全(1%未満)

10: 肝機能障害(1%未満)、黄疸(頻度不明)

-AST、ALT、ビリルビンの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。,

副作用:その他副作用


免疫系 -免疫再構築炎症反応症候群
精神・神経系 -不眠症、頭痛、浮動性めまい、異常な夢、うつ病、傾眠、睡眠障害-錯感覚、不安、嗜眠、自殺企図-末梢性ニューロパチー、感情障害、自殺念慮
消化器 -悪心、下痢、嘔吐、鼓腸、腹部膨満、消化不良、腹部不快感、胃食道逆流性疾患-上腹部痛、腹痛、胃炎-痔核、腹部硬直
肝臓 -肝炎
皮膚 -そう痒症、脱毛症-発疹、ざ瘡、多汗症、皮膚炎-湿疹、毛包炎
全身症状 -疲労、無力症-異常感、熱感、インフルエンザ様疾患、酩酊感、易刺激性、乳頭炎-発熱、体温調節障害、疼痛、倦怠感
代謝及び栄養障害 -食欲減退-体脂肪の再分布/蓄積(胸部、体幹部の脂肪増加、末梢部、顔面の脂肪減少、野牛肩、血清脂質増加、血糖増加)、アミラーゼ増加、高乳酸血症、脱水
耳及び迷路障害 -耳管炎
筋骨格 -関節痛、筋肉痛、筋痙直-筋障害、骨痛
感染症 -鼻炎-敗血症
呼吸器 -咳嗽-呼吸困難、口腔咽頭痛、肺炎、気管支炎、副鼻腔炎、呼吸障害、上気道の炎症
血液 -リンパ球減少症、リンパ節症
心臓 -心筋症
臨床検査 -ALT増加、AST増加、血中ビリルビン増加、血中クレアチニン増加、肝機能検査異常、血中ブドウ糖増加、体重増加-体重減少、血中ブドウ糖減少、総蛋白増加、総蛋白減少、血中重炭酸塩増加、血中重炭酸塩減少、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、血中トリグリセリド増加、血中コレステロール増加、血中尿酸増加、平均赤血球容積増加

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 445,590 0 0 20,203 90,145 134,727 130,033 49,905 17,776 2,801 0 0
女性 18,937 0 0 0 0 5,914 7,153 3,119 2,751 0 0 0
合計 467,843 0 0 20,203 90,145 140,641 137,186 53,024 20,527 2,801 0 0
男性 445,590 0 0 20,203 90,145 134,727 130,033 49,905 17,776 2,801 0 0
女性 18,937 0 0 0 0 5,914 7,153 3,119 2,751 0 0 0
合計 467,843 0 0 20,203 90,145 140,641 137,186 53,024 20,527 2,801 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道18,674
東北4,009
関東277,073
中部44,037
近畿72,758
中国・四国20,455
九州22,630
合計467,843
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道18,674
北東北2,584
南東北1,425
北関東17,483
南関東259,590
甲信越1,260
北陸0
東海44,977
関西70,558
中国1,050
四国19,405
北九州15,278
南九州0
沖縄14,704
合計467,843
都道府県別
都道府県名 合計
北海道18,674
青森県2,584
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県1,425
茨城県11,873
栃木県0
群馬県5,610
埼玉県4,170
千葉県14,608
東京都227,244
神奈川県13,568
新潟県0
富山県0
石川県0
福井県0
山梨県1,260
長野県0
岐阜県1,983
静岡県10,534
愛知県30,260
三重県2,200
滋賀県0
京都府2,186
大阪府30,266
兵庫県34,566
奈良県0
和歌山県3,540
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県1,050
山口県0
徳島県2,912
香川県4,050
愛媛県8,291
高知県4,152
福岡県15,278
佐賀県0
長崎県0
熊本県0
大分県0
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県7,352
合計467,843
更新予告まとめ