薬剤詳細データ

一般名

ニルマトレルビル

製品名

パキロビッドパック

薬効名

抗ウイルス剤

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薬剤名

パキロビッドパック

yj-code

62501B5X1020

添付文書No

62501B5X1020_1_09

改定年月

2024-05

第9版

一般名

ニルマトレルビル

薬効分類名

抗ウイルス剤


用法・用量

通常、成人及び12歳以上かつ体重40kg以上の小児には、ニルマトレルビルとして1回300mg及びリトナビルとして1回100mgを同時に1日2回、5日間経口投与する。

効能・効果

SARS-CoV-2による感染症

相互作用:併用禁忌

エレトリプタン臭化水素酸塩(レルパックス)アゼルニジピン(カルブロック)オルメサルタン メドキソミル・アゼルニジピン(レザルタス配合錠)


エプレレノン(セララ)アミオダロン塩酸塩(アンカロン)ベプリジル塩酸塩水和物(ベプリコール)フレカイニド酢酸塩(タンボコール)プロパフェノン塩酸塩(プロノン)キニジン硫酸塩水和物リバーロキサバン(イグザレルト)


チカグレロル(ブリリンタ)


アナモレリン塩酸塩(エドルミズ)リファブチン(ミコブティン)ブロナンセリン(ロナセン)ルラシドン塩酸塩(ラツーダ)ピモジド


スボレキサント(ベルソムラ)エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン(クリアミン)エルゴメトリンマレイン酸塩ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩メチルエルゴメトリンマレイン酸塩(パルタン)


フィネレノン(ケレンディア)


イバブラジン塩酸塩(コララン)


シルデナフィルクエン酸塩(レバチオ)タダラフィル(アドシルカ)バルデナフィル塩酸塩水和物(レビトラ)ロミタピドメシル酸塩(ジャクスタピッド)


不整脈、血液障害、血管攣縮等、これら薬剤による重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象が起こるおそれがあるので併用しないこと。


本剤のチトクロームP450に対する競合的阻害作用により、併用した場合これらの薬剤の血中濃度が大幅に上昇することが予測される。


ベネトクラクス〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期〉(ベネクレクスタ)


ベネトクラクスの再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期に本剤を併用した場合、腫瘍崩壊症候群の発現が増強されるおそれがある。


本剤がCYP3Aにおけるベネトクラクスの代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


ジアゼパム(セルシン、ホリゾン)クロラゼプ酸二カリウム(メンドン)エスタゾラム(ユーロジン)フルラゼパム塩酸塩(ダルメート)トリアゾラム(ハルシオン)ミダゾラム(ドルミカム、ミダフレッサ),


過度の鎮静や呼吸抑制等が起こるおそれがあるので併用しないこと。


本剤のチトクロームP450に対する競合的阻害作用により、併用した場合これらの催眠鎮静薬及び抗不安薬の血中濃度が大幅に上昇することが予測される。


ボリコナゾール(ブイフェンド)


ボリコナゾールの血中濃度が低下したとの報告があるので併用しないこと。


本剤のチトクロームP450の誘導作用によるものと考えられている。


アパルタミド(アーリーダ)


アパルタミドの血中濃度が上昇し、副作用が増強されるおそれがある。また、本剤の血中濃度が減少することで、抗ウイルス作用の消失や耐性出現のおそれがある。本剤からCYP3A阻害作用のない薬剤への代替を考慮すること。やむを得ず併用する際には、アパルタミドの減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現や本剤の効果の減弱に十分注意すること。


本剤がCYP3Aによるこれらの薬剤の代謝を競合的に阻害するため。また、これらの薬剤がCYP3Aを誘導するため。


カルバマゼピン(テグレトール),


カルバマゼピンの血中濃度が上昇するおそれがある。また、本剤の血中濃度が減少することで、抗ウイルス作用の消失や耐性出現のおそれがある。


本剤がCYP3Aによるこれらの薬剤の代謝を競合的に阻害するため。また、これらの薬剤がCYP3Aを誘導するため。


フェニトイン(ヒダントール、アレビアチン)ホスフェニトインナトリウム水和物(ホストイン)


フェノバルビタール(フェノバール)


メペンゾラート臭化物・フェノバルビタール(トランコロンP配合錠)リファンピシン(リファジン)セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品


抗ウイルス作用の消失や耐性出現のおそれがある。


これらの薬剤のCYP3A誘導作用により、ニルマトレルビル及びリトナビルの濃度が低下するおそれがある。


相互作用:併用注意

フェンタニルフェンタニルクエン酸塩


オキシコドン塩酸塩水和物リドカインリドカイン塩酸塩ダサチニブ水和物ゲフィチニブニロチニブ塩酸塩水和物ビンカアルカロイド系抗悪性腫瘍薬:


ビンブラスチン硫酸塩ビンクリスチン硫酸塩等


イリノテカン塩酸塩水和物タモキシフェンクエン酸塩トレミフェンクエン酸塩エベロリムス


シロリムスケトコナゾール※イトラコナゾールミコナゾール


イサブコナゾニウム硫酸塩クラリスロマイシンエリスロマイシンクエチアピンフマル酸塩ブロモクリプチンメシル酸塩カルシウム拮抗薬:


アムロジピンベシル酸塩ジルチアゼム塩酸塩フェロジピンニカルジピン塩酸塩ニフェジピンニトレンジピンニルバジピンベラパミル塩酸塩等


ボセンタン水和物アトルバスタチンカルシウム水和物シンバスタチン


シロスタゾールコルヒチン


トファシチニブクエン酸塩


ウパダシチニブ水和物サルメテロールキシナホ酸塩シルデナフィルクエン酸塩(バイアグラ)タダラフィル(シアリス、ザルティア)アルプラゾラムデキサメタゾンキニーネ,,,


これら薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。これら薬剤の副作用が発現しやすくなるおそれがあるため、充分な観察を行いながら慎重に投与し、必要に応じて減量や休薬等の適切な措置を講ずること。


本剤がCYP3Aにおけるこれら薬剤の代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


フルチカゾンプロピオン酸エステルブデソニドトリアムシノロンアセトニド


これら薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。これら薬剤との併用において、クッシング症候群、副腎皮質機能抑制等が報告されているので、併用は治療上の有益性がこれらの症状発現の危険性を上回ると判断される場合に限ること。


本剤がCYP3Aにおけるこれら薬剤の代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


モメタゾンフランカルボン酸エステル


シクレソニド


モメタゾンフランカルボン酸エステルの血中濃度又はシクレソニドの活性代謝物である脱イソブチリル体の血中濃度が上昇し、副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様の症状があらわれる可能性がある。


本剤がCYP3Aにおけるこれら薬剤の代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


イブルチニブエンコラフェニブ


セリチニブ


これら薬剤の血中濃度が上昇し、副作用が増強されるおそれがある。本剤からCYP3A阻害作用のない薬剤への代替を考慮すること。やむを得ず併用する際には、これら薬剤の減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。


本剤がCYP3Aにおけるこれら薬剤の代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


ベネトクラクス〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の維持投与期、急性骨髄性白血病〉


ベネトクラクスの再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の維持投与期又は急性骨髄性白血病に対してベネトクラクス投与中に本剤を併用した場合、ベネトクラクスの副作用が増強されるおそれがあるので、ベネトクラクスを減量するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。


本剤がCYP3Aにおけるこれら薬剤の代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


シクロスポリンタクロリムス水和物


これら薬剤の血中濃度が上昇し、重篤な副作用が発現した症例も報告されていることから、やむを得ない場合を除きこれら薬剤との併用は避けること。やむを得ず併用する場合には、これら薬剤の減量を考慮し、本剤投与中及び投与終了後に、併用薬の血中濃度及び併用薬による副作用の十分なモニタリングを行うこと。


本剤がCYP3Aにおけるこれら薬剤の代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


ワルファリンカリウム


ワルファリンの血中濃度に影響を与えるおそれがある。頻回なINRのモニタリングを行うことが望ましい。


肝薬物代謝酵素の関与が考えられる。


テオフィリンエチニルエストラジオールエストラジオール安息香酸エステル


これら薬剤の血中濃度が減少するおそれがある。これら薬剤の増量が必要となる場合がある。


本剤がこれら薬剤の肝薬物代謝酵素を誘導するためと考えられている。


フルコナゾールホスフルコナゾール


本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。


これら薬剤がCYP3Aにおける本剤の代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


タバコ


喫煙により本剤のAUCが減少するおそれがある。


機序不明


ジドブジン


本剤との併用によりジドブジンのCmax及びAUCがそれぞれ減少するとの報告がある。


本剤がグルクロン酸抱合を促進するためと考えられている。


ラモトリギンバルプロ酸ナトリウム


これら薬剤の血中濃度が低下するおそれがある。


本剤がグルクロン酸抱合を促進するためと考えられている。


ネビラピン


本剤の血中濃度が減少するおそれがある。


ネビラピンがCYP3Aを誘導するためと考えられている。


エファビレンツ


本剤及びエファビレンツの血中濃度が上昇するおそれがある。高頻度に有害事象が発生する可能性があるので、臨床検査値等のモニタリングを行いながら慎重に投与すること。


機序不明


リオシグアト


リオシグアトの血中濃度が上昇するおそれがある。本剤との併用が必要な場合は、患者の状態に注意し、必要に応じてリオシグアトの減量を考慮すること。


本剤のCYP1A1及びCYP3A阻害によりリオシグアトのクリアランスが低下する。


ジゴキシン


ジゴキシンの血中濃度が有意に増加したとの報告がある。ジゴキシンの血中濃度モニタリングを行うなど注意すること。


本剤のP-gp阻害作用によるものと考えられている。


ロペラミド塩酸塩


ロペラミドの血中濃度が上昇するおそれがある。


本剤のP-gp阻害作用によるものと考えられている。


アファチニブマレイン酸塩


アファチニブの血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすくなるおそれがある。本剤はアファチニブと同時かアファチニブ投与後に投与すること。


本剤のP-gp阻害作用によるものと考えられている。


ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩


ダビガトランの血中濃度が上昇し、出血リスクが上昇するおそれがある。本剤と併用する場合は、ダビガトランの減量を考慮すること。


本剤のP-gp阻害作用によるものと考えられている。


ロスバスタチンカルシウム


ロスバスタチンの血中濃度が上昇するおそれがある。


本剤のBCRP阻害作用が関与している可能性がある。


グレカプレビル水和物・ピブレンタスビル


グレカプレビル及びピブレンタスビルの血中濃度が上昇するおそれがある。


本剤のP-gp又はBCRP阻害作用によるものと考えられる。


トラゾドン塩酸塩


トラゾドンの血中濃度が上昇し、悪心、めまい、低血圧、失神を起こす可能性があるので、本剤と併用する場合は、患者の状態に注意し、必要に応じてトラゾドンの減量等を考慮すること。


本剤がCYP3Aにおけるトラゾドンの代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


エトラビリン


エトラビリンの血中濃度が低下したとの報告がある。


本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用によるものと考えられている。


その他のHIVプロテアーゼ阻害薬:


アタザナビル硫酸塩


ダルナビル エタノール付加物等


これら薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。


本剤がCYP3Aによるこれら薬剤の代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


マラビロク


マラビロクの血中濃度が上昇するおそれがある。


本剤がCYP3Aによるこれら薬剤の代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


クロピドグレル硫酸塩クロピドグレル硫酸塩・アスピリン


クロピドグレルの活性代謝物の血中濃度が低下し、作用が減弱するおそれがある。


本剤のCYP3A阻害作用等による可能性が考えられる。


アピキサバン


アピキサバンの血中濃度が上昇し、出血リスクが上昇するおそれがある。本剤と併用する場合はアピキサバンの投与量に応じて減量を考慮すること。治療上の有益性と危険性を十分に考慮し、本剤との併用が適切と考えられない患者には併用しないこと。


本剤のCYP3A4及びP-gp阻害作用により、薬剤の代謝及び排出を阻害するためと考えられている。


※経口剤は国内未販売


副作用:重大な副作用

1: 肝機能障害(頻度不明)

2: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)

3: アナフィラキシー(頻度不明)

副作用:その他副作用


過敏症 -蕁麻疹、そう痒症、紅斑、咽喉絞扼感、血管性浮腫
神経系障害 -味覚不全-浮動性めまい、頭痛
血管障害 -高血圧
胃腸障害 -下痢・軟便-悪心、嘔吐、消化不良、胃食道逆流性疾患- 腹痛
肝胆道系障害 -ALT上昇、AST上昇
皮膚及び皮下組織障害 -発疹
筋骨格系及び結合組織障害 -筋肉痛
一般・全身障害及び投与部位の状態 -倦怠感

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県0
群馬県0
埼玉県0
千葉県0
東京都0
神奈川県0
新潟県0
富山県0
石川県0
福井県0
山梨県0
長野県0
岐阜県0
静岡県0
愛知県0
三重県0
滋賀県0
京都府0
大阪府0
兵庫県0
奈良県0
和歌山県0
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県0
山口県0
徳島県0
香川県0
愛媛県0
高知県0
福岡県0
佐賀県0
長崎県0
熊本県0
大分県0
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計0
更新予告まとめ