薬剤詳細データ

一般名

トリメトプリム・スルファメトキサゾール

製品名

バクトラミン配合顆粒

薬効名

その他の化学療法剤

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薬剤名

バクトラミン配合顆粒

yj-code

6290100D1096

添付文書No

6290100D1096_2_05

改定年月

2024-07

第3版

一般名

トリメトプリム・スルファメトキサゾール

薬効分類名

合成抗菌剤


用法・用量

〈一般感染症〉 通常、成人には1日量4錠(顆粒の場合は4g)を2回に分割し、経口投与する。ただし、年齢、症状に応じて適宜増減する。 〈ニューモシスチス肺炎の治療及び発症抑制〉 (1)治療に用いる場合 通常、成人には1日量9~12錠(顆粒の場合は9~12g)を3~4回に分割し、経口投与する。通常、小児にはトリメトプリムとして1日量15~20mg/kgを3~4回に分割し、経口投与する。ただし、年齢、症状に応じて適宜増減する。 (2)発症抑制に用いる場合 通常、成人には1日1回1~2錠(顆粒の場合は1~2g)を連日又は週3日経口投与する。通常、小児にはトリメトプリムとして1日量4~8mg/kgを2回に分割し、連日又は週3日経口投与する。

効能・効果

一般感染症 〈適応菌種〉 スルファメトキサゾール/トリメトプリムに感性の腸球菌属、大腸菌、赤痢菌、チフス菌、パラチフス菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア・レットゲリ、インフルエンザ菌 〈適応症〉 肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、複雑性膀胱炎、腎盂腎炎、感染性腸炎、腸チフス、パラチフス ニューモシスチス肺炎の治療及び発症抑制 〈適応菌種〉 ニューモシスチス・イロベチー 〈適応症〉 ニューモシスチス肺炎、ニューモシスチス肺炎の発症抑制

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

葉酸代謝阻害作用を有する薬剤


メトトレキサート


メトトレキサートの作用を増強し、汎血球減少等があらわれることがある。


共に葉酸代謝阻害作用を有するためと考えられている。


葉酸代謝阻害作用を有する薬剤


スルファドキシン・ピリメタミン


ピリメタミンとの併用により、巨赤芽球性貧血があらわれることがある。


共に葉酸代謝阻害作用を有するためと考えられている。


葉酸代謝阻害作用を有する薬剤


ジアフェニルスルホン


,


ジアフェニルスルホンとの併用により、血液障害(巨赤芽球性貧血、汎血球減少等)があらわれることがある。


共に葉酸代謝阻害作用を有するため、また、トリメトプリムがCYP2C8を阻害するためと考えられている。


レパグリニド


レパグリニドの血中濃度が上昇することがある。


トリメトプリムがCYP2C8を阻害するためと考えられている。


スルホニルウレア系経口糖尿病用剤


グリクラジド、グリベンクラミド等


これらの薬剤の血糖降下作用を増強し、低血糖症状があらわれることがある。


本剤がこれらの薬剤の肝臓での代謝を抑制する。


クマリン系抗凝血剤


ワルファリンカリウム


クマリン系抗凝血剤の作用を増強し、出血があらわれることがある。


本剤がこれらの薬剤の肝臓での代謝を抑制する。


フェニトイン


フェニトインの作用を増強することがある。


本剤がフェニトインの肝臓での代謝を抑制するためと考えられている。


シクロスポリン


腎機能障害が増強されることがある。


共に腎毒性を有するためと考えられている。


危険因子:特に腎移植後の患者


タクロリムス水和物


腎機能障害が増強されることがある。


共に腎毒性を有するためと考えられている。


ジドブジン


ジドブジンの毒性を増強し、顆粒球減少等があらわれることがある。


機序は不明である。


ガンシクロビル、バルガンシクロビル塩酸塩


ガンシクロビルの腎クリアランスが12.9%減少し、消失半減期が18.1%延長し、トリメトプリムのCminが12.7%増加したとの報告がある。


機序は不明である。


ラミブジン含有製剤


ラミブジンのAUCが43%増加し、全身クリアランスが30%、腎クリアランスが35%減少したとの報告がある。


本剤の成分であるトリメトプリムがこれらの薬剤の尿細管分泌を低下させるためと考えられている。


ジゴキシン製剤


ジゴキシンの血中濃度が上昇することがある。


本剤の成分であるトリメトプリムがこれらの薬剤の尿細管分泌を低下させるためと考えられている。


三環系抗うつ剤等


クロミプラミン塩酸塩、イミプラミン塩酸塩、アミトリプチリン塩酸塩等


三環系抗うつ剤等の効果が減弱することがある。


機序は不明である。


アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤


オルメサルタン メドキソミル等


アンジオテンシン変換酵素阻害剤


エナラプリルマレイン酸塩等


抗アルドステロン剤・カリウム保持性利尿剤


スピロノラクトン等


これらの薬剤との併用により、高カリウム血症があらわれることがある。


共に血清カリウムを上昇させるためと考えられている。


副作用:重大な副作用

1: 再生不良性貧血、溶血性貧血、巨赤芽球性貧血、メトヘモグロビン血症、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少症(以上頻度不明)

-,,,,2: 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、溶血性尿毒症症候群(HUS)(以上頻度不明)

-TTP(主徴:血小板減少、破砕赤血球の出現を認める溶血性貧血、精神神経症状、発熱、腎機能障害)、HUS(主徴:血小板減少、破砕赤血球の出現を認める溶血性貧血、急性腎障害)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、血漿交換等の適切な処置を行うこと。3: ショック、アナフィラキシー(以上頻度不明)

-初期症状:不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗、浮腫等,4: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑(以上頻度不明)

5: 薬剤性過敏症症候群(頻度不明)

-初期症状として発疹、発熱がみられ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。6: 急性膵炎(頻度不明)

7: 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(頻度不明)

-腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。8: 重度の肝障害(頻度不明)

-,9: 急性腎障害、間質性腎炎(以上頻度不明)

-,10: 無菌性髄膜炎、末梢神経炎(以上頻度不明)

11: 間質性肺炎、PIE症候群(以上頻度不明)

-発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等12: 低血糖発作(頻度不明)

-,13: 高カリウム血症、低ナトリウム血症(以上頻度不明)

-これらの電解質異常があらわれることがある。異常が認められた場合には投与を中止し、電解質補正等の適切な処置を行うこと。特に本剤を高用量で投与する場合(ニューモシスチス肺炎の治療)は、十分に注意すること。,14: 横紋筋融解症(頻度不明)

-筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがある。これに伴い急激に腎機能が悪化し、急性腎障害等の重篤な症状に至ることがある。

副作用:その他副作用


血液 -顆粒球減少-血小板減少
過敏症 -発疹、そう痒感-紅斑-水疱、蕁麻疹、光線過敏症
皮膚 -皮膚血管炎(白血球破砕性血管炎、IgA血管炎等)
消化器 -食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、便秘、腹痛、胃不快感、舌炎、口角炎・口内炎-口渇-血便
肝臓 -AST上昇、ALT上昇-黄疸、Al-P上昇
腎臓 -腎障害(BUNの上昇、血尿等)
精神神経系 -頭痛-めまい・ふらふら感、しびれ感-ふるえ、脱力・倦怠感、うとうと状態
その他 -発熱・熱感-血圧下降、胸内苦悶、発汗、血色素尿-関節痛、筋(肉)痛、ぶどう膜炎、血圧上昇、動悸、顔面潮紅、浮腫

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 140,165 35,660 9,138 5,642 4,148 5,419 10,657 17,212 35,191 26,901 2,827 0
女性 173,432 22,892 13,634 6,130 4,246 11,310 11,647 16,949 38,014 39,827 18,319 0
合計 337,786 58,552 22,772 11,772 8,394 16,729 22,304 34,161 73,205 66,728 21,146 0
男性 140,165 35,660 9,138 5,642 4,148 5,419 10,657 17,212 35,191 26,901 2,827 0
女性 173,432 22,892 13,634 6,130 4,246 11,310 11,647 16,949 38,014 39,827 18,319 0
合計 337,786 58,552 22,772 11,772 8,394 16,729 22,304 34,161 73,205 66,728 21,146 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道7,976
東北121,309
関東64,826
中部42,181
近畿33,296
中国・四国23,344
九州38,279
合計337,786
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道7,976
北東北20,807
南東北28,691
北関東6,132
南関東58,694
甲信越11,918
北陸0
東海35,953
関西27,606
中国10,138
四国13,206
北九州32,997
南九州0
沖縄10,564
合計337,786
都道府県別
都道府県名 合計
北海道7,976
青森県12,349
岩手県71,811
宮城県16,898
秋田県8,458
山形県0
福島県11,793
茨城県1,259
栃木県0
群馬県4,873
埼玉県5,877
千葉県6,877
東京都13,482
神奈川県32,458
新潟県7,016
富山県0
石川県0
福井県0
山梨県0
長野県4,902
岐阜県4,201
静岡県10,245
愛知県15,817
三重県5,690
滋賀県2,437
京都府9,379
大阪府10,445
兵庫県5,345
奈良県0
和歌山県0
鳥取県1,734
島根県0
岡山県0
広島県1,760
山口県6,644
徳島県8,411
香川県0
愛媛県4,795
高知県0
福岡県19,467
佐賀県0
長崎県0
熊本県8,487
大分県5,043
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県5,282
合計337,786
更新予告まとめ