薬剤詳細データ

一般名

ミコナゾール

製品名

フロリードF注200mg

薬効名

深在性真菌症治療剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

フロリードF注200mg

yj-code

6290400A1060

添付文書No

6290400A1060_1_16

改定年月

2021-06

第1版

一般名

ミコナゾール

薬効分類名

深在性真菌症治療剤


用法・用量

本剤の用法・用量は通常次の通りであるが、年齢・症状により適宜増減する。 〈点滴静注〉 本剤を、ミコナゾールとして200mgあたり200mL以上の生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液で希釈し、通常、成人にはミコナゾールとして初回200mgより開始し、以後1回200~400mgを1日1~3回、30~60分以上かけて点滴静注する。ただし、輸液量が制限される場合には、ミコナゾールとして200mgあたり50mL以上の生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液で希釈し、30~60分以上かけて点滴静注する。また、髄膜炎の場合は髄腔内注入を併用する。 〈髄腔内注入〉 通常、成人にはミコナゾールとして1日1回5~20mgを1~7日毎に髄腔内に注入する。

効能・効果

クリプトコックス、カンジダ、アスペルギルス、コクシジオイデスのうち本剤感性菌による下記感染症 真菌血症、肺真菌症、消化管真菌症、尿路真菌症、真菌髄膜炎

相互作用:併用禁忌

ワルファリンカリウム


ワーファリン


ワルファリンの作用が増強し、重篤な出血あるいは著しいINR上昇があらわれることがある。また、ミコナゾールゲル経口用とワルファリンとの併用において、併用中止後も、ワルファリンの作用が遷延し重篤な出血を来したとの報告もある。患者がワルファリンの治療を必要とする場合は、ワルファリンの治療を優先し、本剤を投与しないこと。


ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。


ピモジド


オーラップ


ピモジドによるQT延長、心室性不整脈(torsades de pointesを含む)等の重篤な心臓血管系の副作用があらわれるおそれがある。


ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。


キニジン硫酸塩水和物


キニジン硫酸塩


キニジンによるQT延長等があらわれるおそれがある。


ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。


トリアゾラム


ハルシオン


トリアゾラムの作用の増強及び作用時間の延長があらわれるおそれがある。


ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。


シンバスタチン


リポバス


シンバスタチンによる横紋筋融解症があらわれるおそれがある。


ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。


アゼルニジピン


カルブロック


オルメサルタン メドキソミル・アゼルニジピン


レザルタス配合錠


ニソルジピン


ブロナンセリン


ロナセン


これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。


ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。


エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン


クリアミン配合錠


ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩


これらの薬剤の血中濃度が上昇し、血管攣縮等の重篤な副作用があらわれるおそれがある。


ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。


リバーロキサバン


イグザレルト


リバーロキサバンの血中濃度が上昇し、抗凝固作用が増強されることにより、出血の危険性が増大するおそれがある。


ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。


アスナプレビル


スンベプラ


アスナプレビルの血中濃度が上昇し、肝胆道系の副作用が発現又は重症化するおそれがある。


ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。


ロミタピドメシル酸塩


ジャクスタピッド


ロミタピドメシル酸塩の血中濃度が著しく上昇するおそれがある。


ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。


ルラシドン塩酸塩


ラツーダ


ルラシドン塩酸塩の血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。


ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。


相互作用:併用注意

経口血糖降下剤


グリベンクラミド


グリクラジド


アセトヘキサミド 等


これらの薬剤の作用を増強することがある。


ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。


フェニトイン


カルバマゼピン


これらの薬剤の作用を増強することがある。


ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。


ドセタキセル


パクリタキセル


イリノテカン塩酸塩水和物


これらの薬剤による骨髄抑制等の副作用が増強するおそれがある。


ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。


シクロスポリン


シクロスポリンの血中濃度が上昇することがある。


ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。


タクロリムス水和物


アトルバスタチン


ビンカアルカロイド系抗悪性腫瘍剤


ビンクリスチン硫酸塩


ビノレルビン酒石酸塩


ビンブラスチン硫酸塩 等


ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗剤


ニフェジピン


アムロジピンベシル酸塩


シルニジピン 等


ベラパミル塩酸塩


シルデナフィルクエン酸塩


アルプラゾラム


ミダゾラム


ブロチゾラム


メチルプレドニゾロン


セレギリン塩酸塩


エバスチン


イマチニブメシル酸塩


ジソピラミド


シロスタゾール


これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。


ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。


HIVプロテアーゼ阻害剤


リトナビル


ロピナビル・リトナビル


ダルナビル エタノール付加物 等


ミコナゾール又はこれらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。


ミコナゾールとこれらの薬剤との、代謝における競合的阻害作用によると考えられる。


リファンピシン


他のアゾール系抗真菌剤(イトラコナゾール、フルコナゾール)の血中濃度の低下及び血中濃度半減期の減少が報告されている。


リファンピシンがアゾール系抗真菌剤の代謝酵素であるCYPを誘導するためと考えられる。


副作用:重大な副作用

1: ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)

-悪心・嘔吐、血圧降下、胸内苦悶、呼吸困難、チアノーゼ、意識低下等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。2: 肝機能障害(5%未満)、黄疸(頻度不明)

-,3: 急性腎障害(頻度不明)

-,4: QT延長(頻度不明)、心室性不整脈(心室性期外収縮、torsades de pointesを含む心室頻拍等)(頻度不明)

5: 汎血球減少、白血球減少、血小板減少(いずれも頻度不明)

副作用:その他副作用


循環器 -血圧低下、期外収縮-頻脈等
過敏症 -発疹、そう痒感等
血液 -貧血、白血球減少、血小板減少等
消化器 -悪心、嘔吐、食欲不振、下痢等
精神神経系 -頭痛・頭重感、めまい・ふらつき、振戦等
肝臓 -AST・ALT・総ビリルビンの上昇等
腎臓 -BUN・クレアチニンの上昇等
その他 -発熱・悪寒、倦怠感、静脈炎、血管痛、低ナトリウム血症、トリグリセライド・総コレステロールの上昇

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県0
群馬県0
埼玉県0
千葉県0
東京都0
神奈川県0
新潟県0
富山県0
石川県0
福井県0
山梨県0
長野県0
岐阜県0
静岡県0
愛知県0
三重県0
滋賀県0
京都府0
大阪府0
兵庫県0
奈良県0
和歌山県0
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県0
山口県0
徳島県0
香川県0
愛媛県0
高知県0
福岡県0
佐賀県0
長崎県0
熊本県0
大分県0
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計0
更新予告まとめ