薬剤詳細データ

一般名

ペチジン塩酸塩

製品名

ペチジン塩酸塩注射液35mg「タケダ」

薬効名

フェニルピペリジン系製剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

ペチジン塩酸塩注射液35mg「タケダ」

yj-code

8211400A1049

添付文書No

8211400A1049_1_07

改定年月

2024-02

第1版

一般名

ペチジン塩酸塩

薬効分類名

フェニルピペリジン系製剤


用法・用量

激しい疼痛時における鎮痛・鎮静・鎮痙には、通常、成人には、ペチジン塩酸塩として、1回35~50mgを皮下又は筋肉内に注射する。なお、必要に応じて3~4時間ごとに追加する。特に急を要する場合には、緩徐に静脈内に注射する。 麻酔前投薬には、通常、麻酔前30~90分にペチジン塩酸塩として、50~100mgを皮下又は筋肉内に注射する。 全身麻酔の補助には、通常、5%ブドウ糖注射液又は生理食塩液で、1mL当りペチジン塩酸塩として、10mgを含有するように希釈し、ペチジン塩酸塩として、10~15mgずつ間歇的に静脈内に注射する。なお、投与量は場合によりペチジン塩酸塩として50mgまで増量することもある。 無痛分娩には、通常、子宮口二横指開大ないし全開時に、ペチジン塩酸塩として、70~100mgを皮下又は筋肉内に注射する。なお、必要に応じて3~4時間ごとに35~70mgずつ1~2回追加する。この場合、母体及び胎児の呼吸抑制を防ぐために、ペチジン塩酸塩100mgに対してレバロルファン酒石酸塩1mgの投与比率で混合注射するとよい。なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

激しい疼痛時における鎮痛・鎮静・鎮痙 麻酔前投薬、麻酔の補助、無痛分娩

相互作用:併用禁忌

モノアミン酸化酵素阻害剤


興奮、錯乱、呼吸循環不全等を起こすことがある。モノアミン酸化酵素阻害剤の投与を受けた患者に本剤を投与する場合には、少なくとも2週間の間隔をおくことが望ましい。


中枢神経系にセロトニンが蓄積することが考えられている。


ナルメフェン塩酸塩水和物


セリンクロ


本剤の離脱症状があらわれるおそれがある。また、本剤の効果が減弱するおそれがある。緊急の手術等によりやむを得ず本剤を投与する場合、患者毎に用量を漸増し、呼吸抑制等の中枢神経抑制症状を注意深く観察すること。また、手術等において本剤を投与することが事前にわかる場合には、少なくとも1週間前にナルメフェン塩酸塩水和物の投与を中断すること。


μオピオイド受容体拮抗作用により、本剤の作用が競合的に阻害される。


相互作用:併用注意

中枢神経抑制剤


フェノチアジン系薬剤


バルビツール酸系薬剤等


吸入麻酔剤


三環系抗うつ剤


β-遮断剤


プロプラノロール塩酸塩等


アルコール


呼吸抑制、低血圧及び顕著な鎮静又は昏睡が起こることがある。併用する場合には、定期的に臨床症状を観察し、用量に注意する。


相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。


クマリン系抗凝血剤


ワルファリンカリウム等


抗凝血作用が増強することがある。併用する場合には、定期的に臨床症状を観察し、用量に注意する。


機序は不明である。


抗コリン作動性薬剤


アトロピン硫酸塩水和物等


麻痺性イレウスに至る重篤な便秘又は尿貯留が起こるおそれがある。併用する場合には、定期的に臨床症状を観察し、用量に注意する。


本剤の類似化合物(モルヒネ)には腸管神経叢でのアセチルコリン遊離抑制作用、尿路平滑筋収縮作用があり、抗コリン作動性薬剤には消化管緊張、自動運動の抑制作用並びに膀胱括約筋を収縮させる傾向がある。相加的に作用(抗コリン作用)を増強させる。


イソニアジド


イソニアジドのMAO阻害作用により呼吸抑制、低血圧、昏睡、痙攣等が起こることがある。併用する場合には、定期的に臨床症状を観察し、用量に注意する。


本剤は神経系のセロトニンの取り込みを阻害する。イソニアジド併用により中枢神経のセロトニンが蓄積する。


アンフェタミン


アンフェタミンのMAO阻害作用により呼吸抑制、低血圧、昏睡、痙攣等が起こることがある。併用する場合には、定期的に臨床症状を観察し、用量に注意する。


本剤は神経系のセロトニンの取り込みを阻害する。アンフェタミン併用により中枢神経のセロトニンが蓄積する。


セロトニン作用薬


選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)


セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI)等


セロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれるおそれがあるので、観察を十分に行うこと。


本剤は神経系のセロトニンの取り込みを阻害する。併用によりセロトニン作用が増強するおそれがある。


尿アルカリ化剤


炭酸水素ナトリウム等


本剤の作用が増強することがある。


本剤の尿中排泄が減少し、作用を増強させる。


副作用:重大な副作用

1: 依存性(頻度不明)

-連用により生じることがある。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、あくび、くしゃみ、流涙、発汗、悪心、嘔吐、下痢、腹痛、散瞳、頭痛、不眠、不安、せん妄、振戦、全身の筋肉・関節痛、呼吸促迫等の退薬症候があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、1日用量を徐々に減量するなど、患者の状態を観察しながら行うこと。2: ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)

-血圧低下、呼吸困難、意識低下等があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。3: 呼吸抑制(頻度不明)

-息切れ、呼吸緩慢、不規則な呼吸、呼吸異常等があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。なお、本剤による呼吸抑制には、麻薬拮抗剤(ナロキソン、レバロルファン等)が拮抗する。4: 錯乱(頻度不明)、せん妄(頻度不明)

5: 痙攣(頻度不明)

6: 無気肺(頻度不明)、気管支痙攣(頻度不明)、喉頭浮腫(頻度不明)

7: 麻痺性イレウス(頻度不明)、中毒性巨大結腸(頻度不明)

-炎症性腸疾患の患者に投与した場合にあらわれるとの報告がある。

副作用:その他副作用


循環器 -不整脈、動悸、血圧変動、顔面潮紅
精神神経系 -眠気、めまい、不安、不穏、多幸感、振戦、幻覚、興奮、発汗
眼 -視調節障害
消化器 -口渇、悪心、嘔吐、便秘
過敏症 -発疹、そう痒感
投与部位 -静脈内投与による静脈炎・発赤
その他 -排尿障害、頭蓋内圧の亢進

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
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福島県0
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埼玉県0
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東京都0
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広島県0
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香川県0
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宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計0
更新予告まとめ