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第93回日本胃癌学会

胃がん個別化医療の今後を展望

 分子生物学の進展により、腫瘍細胞の悪性形質獲得に関連する複数の遺伝子が同定されるようになった。胃がんにおいては、HER2陽性や高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)症例に対する個別化医療が進んでいる。第93回日本胃癌学会(3月3〜5日、ウェブ開催)で近畿大学内科学腫瘍内科/同大学病院ゲノム医療センター講師の武田真幸氏は、胃がん領域における遺伝子異常を解説...

進行胃がん初回治療、ニボ+化学療法の可能性

 進行胃がんに対する免疫チェックポイント阻害薬については、三次治療以降における抗PD-1抗体ニボルマブの単剤投与が2017年に承認され、その後、抗PD-1/PD-L1抗体の前方ラインにおける投与に関する複数の臨床試験が進んでいる。第93回日本胃癌学会(3月3〜5日、ウェブ開催)で国立がん研究センター東病院消化管内科医長/先端医療開発センター新薬臨床開発分野の設樂紘平氏は、代表的な3件をはじ..

胃癌治療GL、外科領域の変更点は?

 『胃癌治療ガイドライン』が間もなく3年ぶりに改訂され、第6版として発刊予定である。第93回日本胃癌学会(3月3~5日、ウェブ開催)では、獨協医科大学第一外科主任教授の小嶋一幸氏が第6版最終案(以下、第6版)の外科治療における主な変更ポイントを概説した。同氏は昨年(2020年)7月に開催された第92回同学会で第6版の外科領域の概要を報告しており、Medical Tribuneではその内容を「胃癌治療GL第6版、外科治療の推奨」で紹介している。...

胃癌治療GL化学療法の改訂ポイントは?

 胃癌治療ガイドライン第6版が間もなく発刊される見込みとなっている。2018年1月に第5版が発刊されて以降、化学療法については新薬の承認や新たなエビデンスが創出されたことにより幾つかのウェブ速報版が発表された。今回の改訂ではそれらを含めたアップデートが行われる。国立がん研究センター中央病院副院長/消化管内科長の朴成和氏は、第93回日本胃癌学会(3月3~5日、ウェブ開催)において、第6版最終案(以下、第6版)の化学療法に関する主な改訂ポイントを概...

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