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第119回日本内科学会

臨床医の論文執筆、3つの重要ポイント

 多くの臨床医は日常診療とともに医学論文の執筆に取り組むが、その際に活用すべき手法や要点などを十分把握しているとは限らない。聖路加国際病院心血管センター医幹の水野篤氏は、論文作成の際に知っておきたい方法論や考え方を3つのポイントとして第119回日本内科学会(4月15~17日)で解説した。...

糖尿病管理に涙液中グリコアルブミンが有用

 糖尿病の合併症予防には適切な血糖管理が重要であるが、そのために実施される血糖自己測定(SMBG)は侵襲性、経済性の問題などから現状広く普及しているとは言い難い。そこで東京大学糖尿病・代謝内科の相原允一氏は、定期的なグリコアルブミン(GA)値の測定による糖尿病管理の有用性をランダム化比較試験(RCT)で検討。侵襲性の低い涙液中GA値の測定は空腹時血糖値やHbA1cの改善に寄与する可能性があることが明らかになったと...

JAK阻害薬の休薬・減薬で重要な知見を提示

 リウマチ性疾患の薬物療法においては、アンカードラッグであるメトトレキサート(MTX)を中心とし、時代とともにさまざまな機序を有する治療薬が開発され、活用されてきた。北里大学膠原病・感染内科学主任教授の山岡邦宏氏は、第119回日本内科学会(4月15~17日)でそれらの治療薬の有効性に触れながら、近年開発された関節リウマチ(RA)に対するヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬の減薬・休薬や安全性について解説。同薬の適切な使用に寄与する重要な知見を...

コロナ感染の百寿者、「未知の疫学」が存在か

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死亡率は、80歳以上で13%を超えるとする報告があるものの、年齢がどの程度死亡リスクに寄与するかはよくわかっていない。多摩南部地域病院(東京都)内科の大谷咲子氏、本城聡氏らは、同院にCOVID-19で入院した百寿者4例の患者背景や予後を第119回日本内科学会(4月15~17日)で紹介。予測死亡率が高いにもかかわらず、全例が回復しており、「未知の疫学」が存在する可能性を...

RA患者の骨代謝、分子標的治療薬の影響は?

 産業医科大学第1内科学講座の大久保直紀氏らは、同大学が運営している分子標的治療薬を導入した関節リウマチ(RA)患者のデータベースであるFIRST registryを用いて、RA患者の骨代謝に対する分子標的治療薬の影響を検証、第119回日本内科学会(4月15~17日)で報告した。分子標的薬によってもRAに合併する骨粗鬆症の進行は抑制できなかったものの、骨代謝への作用は...

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