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第66回日本腎臓学会

非ステロイド型MR拮抗薬、機序の違いは?

 ミネラルコルチコイドは副腎皮質ホルモンの1つで、代表的なものとしてアルドステロンがある。アルドステロンは過剰に産生されると腎臓のミネラルコルチコイド受容体(MR)に作用し、ナトリウムの貯留を介して血圧の上昇や浮腫を引き起こす。これまで、MR拮抗薬としてステロイド型のスピロノラクトンとエプレレノンが使用されてきたが、近年、非ステロイド型のエサキセレノン、フィネレノンが登場し、新たな選択肢として注目されている。香川大学薬理学教授の西山成氏は第66回日本腎臓学会(6月9~11日)で、エサキセレノン、フィネレノンの使用のヒントとなりうる作用機序について紹介した。...

CKD合併代謝性アシドーシスに食事療法を推奨

 今年(2023年)改訂された日本腎臓学会の『エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023』(以下、GL2023)では、慢性腎臓病(CKD)患者の電解質管理における代謝性アシドーシスのクリニカルクエスチョン(CQ)に大きな変更が加えられた。特に、食事療法に関する記載が前回(GL2018)と比べより詳細となった。同学会CKD診療ガイド・ガイドライン改訂委員会委員で新潟大学病態栄養学講座特任准教授の細島康宏氏は第66回日本腎臓学会(6月9~11日)で、代謝性アシドーシスの改善に食事性酸負荷への介入が有効である可能性があり、GL2023でアルカリ性食品による食事療法を提案するとした背景について発表した。...

HIF-PH阻害薬はESAの有望な代替薬

 現在、低酸素誘導因子(HIF)-プロリン水酸化酵素(PH)阻害薬は腎性貧血を適応症としてロキサデュスタット、ダプロデュスタット、バダデュスタット、エナロデュスタット、モリデュスタットの5剤が承認されているが、使用が推奨される患者像の検討はまだ十分でない。東京大学腎臓・内分泌内科の菅原真衣氏は、HIF-PH阻害薬の薬理作用や安全性などに関する最新の知見を紹介。赤血球造血刺激因子製剤(ESA)低反応性の患者においてHIF-PH阻害薬は代替薬として有望な可能性があると第66回日本腎臓学会(6月9~11日)で報告した。...

フィネレノン、年齢や性を問わず有効

 2型糖尿病を合併する慢性腎臓病(CKD)を適応症として、2022年3月に承認された非ステロイド型ミネラルコルチコイド受容体(MR)拮抗薬フィネレノンについて、第Ⅲ相試験の統合解析FIDELITYのサブグループ解析結果が第66回日本腎臓学会(6月9~11日)で発表された。大阪急性期・総合医療センター腎臓・高血圧内科の林晃正氏は、年齢や性にかかわらず一貫してフィネレノンの心血管(CV)イベントおよび腎イベントの抑制効果が示されたことを報告した。...

がん薬物療法時の腎障害GL、改訂点を解説

 がん患者の予後は治療薬の進歩により大きく改善したものの、薬物療法に伴う腎障害が新たな課題として浮上している。近年、新たに登場した免疫チェックポイント阻害薬(ICI)や分子標的薬の使用が増加しており、対応すべき腎障害も大きく変化していることから、日本腎臓学会、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会、日本腎臓病薬物療法学会は合同で、昨年(2022年)11月に『がん薬物療法時の腎障害診療ガイドライン』(作成委員長:京都大学腎臓内科学教授・柳田素子氏) を6年ぶりに改訂した。...

慢性腎臓病へのARNI、降圧・心腎保護に期待

 慢性腎臓病(CKD)は高血圧の合併例が多く、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬やアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)といったレニン・アンジオテンシン系(RAS)阻害薬を中心に降圧治療が行われることが多い。2020年に慢性心不全を適応症として承認されたアンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)サクビトリルバルサルタンは、2021年に高血圧の適応が追加されたことから、高血圧合併CKDに対する有用性についての検証が進められている。神戸大学大学院腎臓内科学講座准教授の藤井秀毅氏は、第66回日本腎臓学会(6月9~11日)でARNIの降圧効果について解説するとともに、心腎保護の可能性について発表した。...

CKDガイドライン、新薬の推奨を盛り込み改訂

 日本腎臓学会は、慢性腎臓病(CKD)の適切な管理を目的とした『エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023』(以下、GL2023、改訂委員会委員長=名古屋大学大学院病態内科学講座腎臓内科学教授・丸山彰一氏)を5年ぶりに改訂し、第68回同学会学術総会(6月9~11日)で公表した。主な改訂は、「糖尿病性腎臓病(DKD)」「腎性貧血」「薬物治療トピックス」を含む5つの章で、治療に関してはDKDに対する非ステロイド型選択的ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)、2型糖尿病合併CKDおよび糖尿病非合併CKDに対するSGLT2阻害薬投与に関する推奨が新たに盛り込まれた。...

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