ジェットコースター頭痛、要注意! ジェットコースター頭痛(roller coaster headache)は、ジェットコースター搭乗後に生じる頭痛や嘔気、めまいの症状を指す。この頭痛は、軽度で一過性なものだけではなく、時にくも膜下出血(SAH)や硬膜下血腫、脳脊髄液減少症など器質的病変を呈することがある。埼玉医科大学国際医療センター脳卒中内科の矢野鉄人氏は、ジェットコースター搭乗中に雷鳴頭痛で発症した可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)症例について第53回日本頭痛学会総会(11月21~22日)で報告した。・・・ 五苓散で気象病患者の頭痛が改善 気象病とは気圧、気温、湿度の変化によって現れる頭痛、めまい、気分の落ち込みといった心身の不調である。せたがや内科・神経内科クリニック(東京都)院長の久手堅司氏は、気象変化に伴う頭痛に対する五苓散の有効性を検討する後ろ向き観察研究を実施。結果について、第53回日本頭痛学会(11月21~22日)で「気象病患者の約80%で頭痛などの症状が改善した」と報告した。・・・ 思春期の片頭痛にCGRP製剤は投与可能か 現在、日本で片頭痛予防薬として使用可能なカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)関連抗体薬は、18歳以上の成人を対象に臨床試験が行われている。しかし、医薬品医療機器等法(薬機法)では15歳未満を小児としており、その年齢ギャップである15~17歳への投与は臨床現場の判断に委ねられている。15~17歳の思春期症例にCGRP関連抗体薬は投与可能か。福井愛育病院(福井県)院長の石原靖紀氏は第53回日本頭痛学会(11月21~22日)で、小児科専門医、頭痛専門医、日本睡眠学会総合専門医という稀有な立場から、15~17歳の片頭痛患者に対するCGRP関連抗体薬の処方について解説した。・・・ 2025年開催学会レポート一覧に戻る