感染症の治療期間または業界の「常識」を疑え!
研究の背景:治療期間は感染症学のテへペロ領域
感染症診療には当然、学理がある。どの菌によるどの感染症に、どういう抗菌薬を何グラム、何時間置きに投与するか。・・・そこには細菌学的学理があり、薬理学的な学理があり、臨床医学的な学理がある。決して、思いつきや思い込みで治療方針を選んでいるわけではない。
わけではない・・・のだけれど、1つだけちょっとあやふや、フワフワな領域がある。まあ、理路や経験則はあるので、必ずしも全面的に「思いつき」や「思い込み」ではないけれども、かといって科学的根拠と呼ぶのはおこがましいかな?というテヘペロな領域である。
それが、治療期間。
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岩田 健太郎(いわた けんたろう)

1971年、島根県生まれ。島根医科大学卒業後、沖縄県立中部病院、コロンビア大学セントルークス・ルーズベルト病院、アルバートアインシュタイン医科大学ベスイスラエル・メディカルセンター、北京インターナショナルSOSクリニック、亀田総合病院を経て、2008年より神戸大学大学院医学研究科教授(微生物感染症学講座感染治療学分野)・神戸大学医学部付属病院感染症内科診療科長。 著書に『悪魔の味方 — 米国医療の現場から』『感染症は実在しない — 構造構成的感染症学』など、編著に『診断のゲシュタルトとデギュスタシオン』『医療につける薬 — 内田樹・鷲田清一に聞く』など多数。
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