抗精神病薬によるアカシジア対策に浮上した候補薬
3件のネットワークメタ解析から
研究の背景:現行のアカシジア対策は原因薬剤減量と抗コリン薬投与
第一世代抗精神病薬は、固縮・振戦などのパーキンソン症状(錐体外路症状)を引き起こすことが大きな問題であった。ドーパミンD2受容体を介した神経伝達を100%阻害しないように設計された第二世代抗精神病薬では、これらのパーキンソン症状はかなり改善している。第二世代抗精神病薬にも残る副作用として、問題となる症状は、体重増加・血糖上昇などの代謝異常と、アカシジア(静座不能)である。
アカシジアは、身体が落ち着かず、じっと座っていられず、身体のどこかを動かしていないといられない感覚であり、事前に説明を受けていないと患者は何が起きたかと戸惑ってしまうほどである。
このアカシジアに対して、可能な限り原因薬剤の投与量を減らすことに加え、臨床現場では、パーキンソン症状同様、抗コリン薬が用いられることも多い。
しかし、最近のネットワークメタ解析の結果により、既存薬の中で治療薬の候補が提示された(JAMA Netw Open 2024; 7: e241527)。
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加藤 忠史(かとう ただふみ)
順天堂大学精神医学講座主任教授。1988年東京大学医学部卒業、同病院で臨床研修、1989年滋賀医大精神医科大学講座助手、1994年同大学で医学博士取得、1995年米・アイオワ大学精神科に留学(10カ月間)。帰国後、1997年東京大学精神神経科助手、1999年同講師、2001年理化学研究所脳科学総合研究センター精神疾患動態研究チームリーダー、2019年理化学研究所脳神経科学研究センター副センター長を経て、2020年4月から現職。
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