NOACは消化管出血を増やすのか―その対策は?
研究の背景:NOACにも付きまとう消化管出血リスクの懸念
心房細動(AF)に伴う心原性脳塞栓症や下肢静脈血栓症に対する抗凝固療法としてワルファリン(ビタミンK阻害型薬;VKA)が長らく使われてきたが,近年は新たに登場した非ビタミンK阻害経口抗凝固薬(NOAC)に主流が移りつつある。しかしNOACであっても出血リスクの懸念はある。大出血リスクの1つが消化管出血であり,抗凝固療法を受けている患者に共通する合併症である。NOACも,臨床的に問題となる消化管出血のリスクに関与していると考えられるが,重篤な事象に関しての知見の詳細については現時点では明確でない。そこで,Caldeiraらが行ったメタ解析を基にしたシステマチックレビューを紹介する(Aliment Pharmacol Ther 2015; 42: 1239-1249)。
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