維持できない体重減量はしない方がましか
リバウンドのリスクと対策
研究の背景:ヨーヨー・ダイエットが真に不健康かはまだ不明
昨今の世界的な肥満の増加の中で、肥満手術をはじめ体重減量の意義が示される一方で問題になりつつあるのが、リバウンドである。これが単に"一時的にがんばった成果(体重減量)が無駄になった(元の体重に戻った)"だけならまだしも、実は、減量後のリバウンドは、そもそも減量しないで肥満のままであるよりも不健康だとの考え方が出てきているのである。
しかし、Weight cyclingともヨーヨー・ダイエットとも呼ばれるこのリバウンド現象が真に不健康かはまだ不明であり、肥満者には継続して減量を呼びかけ続けるべきだとの考え方もある(Obes Rev 2014;15:870-881、Obes Res Clin Pract 2016年10月20日オンライン版)。
そんな中、冠動脈疾患の既往のある患者へのスタチン投与による心血管疾患再発予防試験の参加者を用いて、体重の変動と予後についての検証をした研究結果がN Engl J Med(2017;376:1332-1340)に報告された。この10年、質の良い血糖管理(血糖変動を小さくして平均血糖を低下させること)が言われているが(Int J Obes Relat Metab Disord 2002, 26;suppl3:S9-17)、質の良い体重管理というものを考えてみるべくご紹介したい。
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