朝食のレシピ提案だけで血糖値が改善! いまこそ食品交換表を考え直そう 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 研究の背景1:どんな食事療法も毎食遵守することは難しい 糖尿病の食事療法として糖質制限食や地中海食が有名であるが(Diabetes Care 2019; 42: 731-754、 Diabetologia 2022; 65: 1925-1966)、それ以外にもDASH食やノルディック食が提唱されている(Diabetes Care 2018; 41: 2669-2701、Diabetologia 2023; 66: 965-985)。 しかし、どんな食事療法であっても、さまざまな社会環境の中、毎食それを遵守できる人は少なかろう。そのような状況の中、最も社会環境の影響を受けにくい(自宅で食べる機会がほとんどである)朝食だけについて、糖質制限食にするようレシピブックを提供した場合の血糖管理に与える影響を検討した研究結果が米国の臨床栄養学雑誌に掲載された(Am J Clin Nutr 2023; 118: 209-217)。 あくまでも、医師や管理栄養士による栄養教育ではなく、8~10種のメニューを提案するだけの指導法である。糖尿病患者にとっては、朝食だけを渡されたメニュー通りにするだけで済み、負担感は少ないであろう。また、日本でも多くの家庭で朝食メニューのレパートリーは乏しい(少ない定番メニューをローテーションさせていることが多い)と私は思っている。その意味では、極めて実践的な介入法であると考え、ご紹介したい。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×